日頃よりお世話になっております。文学部3年でOHを務めております、玉島弘之と申します。
8月も半ばとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。先日行われた大阪遠征では、冷房のない体育館でたまった疲労を回復すべく、毎晩緒方(環3/L)とホテルから徒歩5分の温泉に行っておりました。暑い日が続いておりますが、風呂上がりに感じた夜の風は心地よく、夏も終わりに近づいているように感じます。
あなたは自分の終わりを意識したことがあるでしょうか。それは学生生活でも、仕事でも、はたまた最終的に帰結する人生でも何でも構いません。塾バレー部でも、自分がこの先どんな選手になっていたいのか、という事を議題にしばしばMTGが開催されておりますが、今一度心の中で考えてみてください。私は先日宗雲さんが送ってくださった「インカレまであと3カ月半。100日ちょっと。」というLINEのメッセージを見て、自分の選手としての残り時間を不意に意識しました。今回はそのことについて書こうと思います。
とはいったものの、私はまだ3年生です。上級生とはいえ、4年生と比べてそこまでセンチメンタルになる必要もないのかもしれません。しかし、気づけば春リーグは次でラスト、秋リーグは残り2回、3年間を共にしてきた4年生と過ごせる期間は90日程で、それが過ぎれば私たちの代になります。以前中島(経2/MB)がチーム山口で挑む全日本インカレ初戦まであと3274時間しか残されていないと言っていましたが、今はどれほどなのでしょうか。
時間は気づかぬうちに過ぎ去っていき、1年生の時に思い描いた理想の姿になるためのデッドラインはどんどん近づいてきています。当時の4年生や同期と自主練に夢中になり、練習すればするだけ上手くなれた1年生の頃。成長度合いを実感でき、高いレベルのバレーボールに慣れてきた2年生の頃。そして今。あと約1年半という限られた時間。就職活動等により制約される脳内や日常。さらに成長するために必要な思考や練習への意識。短い時間で新たなことに挑戦する勇気。バレーボールだけをするのではなく、上級生として仲間を導くための責任と覚悟。1、2年次ほど自由かつ簡単な状況ではないでしょう。ただ、こうした自分の選手としての終わりを意識することで、残された1日1日の貴重さを実感し、最適な手段を選ぶべく行動しようとする意識が芽生えてきました。
何度か活動日誌でも挙げられていますが、私たち3年生は毎週金曜日に同期MTGを行い、週ごとの3年生としての課題やリーダーシップの取り方などについて話し合っています。リーダーシップをとるということには正解がありません。最近はそれゆえの難しさを実感し奮闘する日々です。例えば、後輩にアドバイスをする時、同時に私の中にはその姿になれているのか?という自問自答が必ず生じたり、チームをまとめようと仲間に気を配る中で、自身のプレーにずれや迷いが生まれ、結果両方中途半端になって総合練習が終わってしまったり。こうした中で、あの時言い方をこう変えればよかった、メンタルに余裕がなくなってしまったと反省することも多くありますが、それを活かしてまた次の練習で実践してみる。プレーと一緒でメンタルもリーダーシップも練習が必要なのではないでしょうか。この過程を通して自身のチームをまとめようとする意識が少しずつ変わってきているようにも思えます。
前述したバレーボール選手としての終わりやリーダーシップを考えていく中で、私はもはや「与えられる側」ではなく誰かに「与える側」であることを意識するようになりました。もちろん1年生の時から、チームに貢献するという気持ちはあったものの、与えられた練習の中で周りに追いつくのに必死で、自分のことの二の次であったように感じます。しかし、現在は後輩が成長しやすいような関係づくりや、練習の質を向上させようとアクションを起こすことができており、まさにチームに対して「俺がやる」という意識を持つことができていると思います。
残りの塾バレー部を過ごす中で1つ、絶対に残していきたいものがあります。それは「自主練文化」です。私が入部した時の4年生は最上級生ながら居残りでほぼ毎日自主練習をする人達でした。中でも、大昭さん(25卒)、克弥さん(25卒)、陽大さん(25卒)とはたくさんの時間を過ごし、その中でいろいろなことを学ばせていただきました。克弥さんとは三浦(経3/AS)とともに朝9時から夜の9時まで12時間練習するという無謀な挑戦をしたこともありました。年齢やバレーボールのスキルもはるか遠くにいる先輩方といつもより親密に、それでいて近くにいるように感じられる自主練習の時間は、私にとって特別な時間でした。この時間はかけがえのないものであり、後輩にも受け継いでいきたい私の原点です。
賢治(経3/OH)の愛読書であり私の愛読書でもある『ひゃくえむ。』より、財津という男は偉大な結果を残しながらも挑戦を続ける理由として、
「私は生物です。いずれ死ぬ。そして二度と生まれてこない。」
と語りました。大げさな表現ではありますが、あと1年半ほどで、玉島弘之というバレーボーラーは一生を終えます。最近では2年間練習してきたジャンプサーブを手放し、ハイブリッドサーブに変えました。宗雲さんや凛さん(商4/AS)と相談し、自分で決断したこの挑戦を残りのバレーボール人生で正解にしてやろうと思っています。限られた時間の中で、今まで以上に挑戦し続けながら、塾バレー部の誰かに私が得てきた「何か」を残せるような姿になる。抽象的ではありますが、この両軸のもとで今日も明日も記念館に向かいます。
末筆にはなりますが、早いもので秋リーグ開幕まではあと20日ほどです。春リーグで何とかつかみ取った関東1部という舞台に意地でもしがみつき、定着を果たします。そのために、1本のボールに対してしぶとく、手のひら1枚でさえ滑り込ませ、毎日常に紙1枚を積み重ねて成長していく所存です。今後ともよろしくお願いいたします。
長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。
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