男子

4年だから

経済学部2年  猿渡 健

日頃よりお世話になっております。
経済学部2年の猿渡健です。
駅まで歩くだけで汗をかく日は少なくなりましたが、松葉杖で並木の坂をあがり依然として汗をだらだらかいている同期もいます。皆様はいかがお過ごしでしょうか。最近は友達と秋学期の履修登録を考えながら、無限だと思っていた夏休みが終わりを迎えることに時の流れの早さを実感しております。

さて、あっという間に過ぎていった夏休みですが、私個人としては悔しさの残る期間となりました。膝の怪我を繰り返し、満足に飛ぶことができたのは1週間ほどでした。スポーツ選手に怪我はつきものです。塾バレー部でも身体のどこも痛くない選手はほとんどいないのではないでしょうか。だからこそ、怪我をしたという事実だけではなく、その怪我とどう向き合うかが大切なのだと感じています。正直に言うと今回の自分の向き合い方には後悔が残っています。

当たり前ですが、誰よりも早く復帰したいと思っているのは怪我をしている本人です。しかし、その気持ちが裏目に出ることもあります。十分に回復していないのに復帰を急ぎ、再び痛めてかえって長い時間がかかってしまう。文章にすると「それなら治るまで待てばいい」と簡単に思えますし、自分でもそう思います。それでも「もういけるかもしれない」という期待と、自分以外の選手が日々成長していくのをただ見ているという歯痒さが重なると冷静に判断することが難しくなります。私もその繰り返しでした。先を見据えて、バレーをしたいという気持ちを抑えることも復帰のために必要な努力だったのだと思います。

一方で、この期間に成長できた部分もありました。最も力を入れたのは守備です。これまではスパイカーとしてどこかでアタックが主で、守備は二の次だと考えていました。しかし、ジャンプを伴う練習ができなくなり、改めて守備と向き合うようになりました。サーブキャッチを一から見直して、よしくん(重枝・経2)と練習前の時間をできるだけ使って、練習量を重ねるうちに夏前と比べて返球の質が良くなったと感じています。ディグでも相手のトスの長さやネットとの距離、ブロックの位置からコースを考え、狙って上げられる場面が増えました。たまたま腕に当たって上がるのではなく、自分で判断して一本をあげる。思うように練習ができない中で、少しずつしぶとくなっていくこのような変化がモチベーションを繋ぎ止めてくれました。

もちろん、怪我をしてよかったとは到底思えません。それでもいつか振り返ったときに「あの期間にも意味があった」と思えるように、今できることを積み重ねたいと考えるようになりました。

そんな中で心に残っている4年生の言葉があります。怪我している自分に鼓太郎さん(松山・商4)は「GRIT!!諦めずにやり続けろ」、真幸さん(野口・商4)は「俺も2年だったらやってない。でも4年だからやるねん。でかい背中みとけ」とノリだとは思いますが声をかけてくれました。(物理的には小さいですが…)

「4年だから」という言葉には、まだ2年生の私にはわからない重みがあります。引退が迫る中で、怪我の回復が思うように進まなくてもやり続ける姿に、自分は「まだ先がある」と甘えていたのではないかと考えさせられます。一緒にバレーができるのはもう60日足らず。4年生になってその気持ちを理解しても今のチームには戻れません。その背中から学べる今、自分の行動に繋げたいと思います。

そのために、まず自分との約束を守りたいと思います。決めた日に決まった量のトレーニングやリハビリに取り組み、休まないといけない日はしっかり休む。当たり前でも気分に左右されず続けるのは難しいものです。どんな人に裏切られるよりも自分に裏切られるのが1番辛いです。復帰を焦らず、必要なことから逃げずに日々の約束を果たす。それが今の私にとっての「諦めずにやり続ける」ことだと思います。

4年生になった時に自分も「でかい背中みとけ」と言えるように、彼女ではなくボディビルダーを募集している悠斗さんと一緒に、筋トレを頑張りたいと思います。

秋リーグ残り5戦、塾バレー部に今後ともご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。

乱文失礼いたしました。

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