日頃よりお世話になっております。商学部4年、学生コーチ兼中等部コーチの熊谷健太です。
先日、中等部バレー部の夏合宿がありました。中学生と数日間ずっと一緒にいると、凄まじい成長速度に驚かされます。昨日できなかったことが今日できていることもザラです。しかも本人たちはそれに気づいておらず、ただひたむきにバレーを楽しんでいます。その姿を見ているのは素敵な時間でしたし、自分の刺激にもなりました。これからも引き続き見届けさせていただきます。
さて今回は、「責任と覚悟」について話させていただきます。
実は昨年末、誰に共有するでもなく、自分がこの一年で大事にする言葉を「責任と覚悟」にしていました。そんな中、一個下の代のLINEグループの名前が、まったく同じ「責任と覚悟」だと知りました。こんな偶然もあるのかと驚いたとともに、自分が大切にしている言葉や気持ちが後輩とリンクしていることを知って、嬉しくなりました。
責任という言葉は、あまりいいイメージを持たれていないでしょう。やらなければいけないこと、取らされるもの。どこか重たい印象もあります。
英語には、責任を表す言葉が二つあります。それはレスポンシビリティとアカウンタビリティです。前者は、任されたことを最後までやり切る責任。後者は、その成果に対する責任、そして説明する責任です。
レスポンシビリティは決められた本数をこなした、任された役割を全うしたのようなもの。それ自体は大事ですし、まずここができないと何も始まりません。ただ、そこで終わると「やることはやったんだから文句ないでしょ」になってしまいます。このスタンスでいるのは責任を果たしているようで、一番大事なところを手放している気がしてしまいます。
そうではなく、最後まで逃げるな、ということだと思っています。「やることはやった」はサボったわけではないので誰にも責められず、だからこそ一番よくできた逃げ場になります。うまくいかなかった時に「もうできることはなかった」で終わらせず、まだやれたんじゃないかと考えて言葉にするところまでが、責任なのだと思います。
とはいえ、成果まで引き受けるのは怖いことです。「自信がないので」「不安で」という言葉を聞くこともありますし、その気持ちはよく分かります。
ただ自分は、順番が逆ではないかと思います。自信は、やり切った後についてくるものであって、始める前に用意できるものではありません。先に必要なのは覚悟の方です。覚悟さえ決まっていれば、自信がなくてもやり切ることはできます。自信なんていらない。覚悟を決めよう。そう自分に言い聞かせ、最近はより一層部の活動に取り組んでいます。
9月には秋リーグが開幕します。前回の活動日誌で、私は一部に行きたい理由を「慶應バレーがどこまで通用するのかを証明したいから」と書きました。そしてこの春、我々は一部復帰を果たしました。書いていた場所に、実際に立てることになったわけです。
嬉しさよりも先に来たのは、これで言い訳ができなくなったな、という感覚でした。行きたいと言っていた場所に行けた以上、あとは何を残せるかがすべてです。やり切りました、では済まない。この一部リーグという場所を、後輩と、まだ見ぬさらに後輩が戦っていけるように死守することが私の責任であり覚悟です。少し大げさかもしれませんが、要はそういうことだと思っています。
まずはこの1ヶ月。先を見すぎても仕方がないので、目の前の一日を積み上げていきます。慶應バレーがどこまで通用するのか、その答えが気になって仕方がないという気持ちは、あの頃から何も変わっていません。
引き続き、慶應義塾体育会バレーボール部への応援を、何卒よろしくお願い申し上げます。
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