日頃よりお世話になっております。
看護医療学部3年の小栁ここです。
我々のチームは、4.5月に行われた春季リーグにおいて、4部降格という現実に直面しました。
1勝すれば残留できるという機会は、ある意味ラッキーであり、同時に残酷でもありました。たった1勝を掴む難しさ、3セットを取り切る難しさに悔し涙が溢れました。
私たちの秋季リーグでの目標は、他でもなく「3部昇格」であります。
私が1年生の時、女子チームは4部に在籍していました。当時も3部昇格を目標に掲げていましたが、それは叶いませんでした。特に印象に残っているのは、勝ち数が並び、セット率に泣かされたことでした。
「あの時ストレートで勝っていれば」「あのセットを取っていれば」「あの1点を取っていれば」
悔やんでも、悔やみきれない結果でした。
この時、私は試合における1点の重みを強く心に刻みました。たかが1点、されど1点。バレーボールは点を取り合う競技ですが、勝敗を分けるのは「どう点を取るか」だけでなく、「いかに点を取られないか」でもあります。
特に4部では、試合数が限られるからこそ、1つのセット、1点の重みはより大きくなります。元春高出場選手のような圧倒的な力ではなく、相手の穴を突く粘り強いプレーで1点を積み重ねるチームが多くあります。だからこそ、「1点の重み」を理解し、その1点を取り切る、取られないために考え続けることが必要なのだと思います。
4部では、考え続けるプレーが必要です。そして、そのためには考え続ける練習が必要です。私は、慶應女子ならそれができると思います。
そこで私が思い出したのは「Thinking Baseball」という言葉でした。
これは皆さんもご存知の、慶應義塾高等学校硬式野球部を甲子園優勝へ導いた森林監督の言葉です。
私は3年前、小学校のクラスメートが出場するということで甲子園球場へ足を運び、その決勝戦を目にしました。あの熱戦、選手の気迫、そして日本一の裏にはどのような思考と実践があったのか。副将としてチーム作りに携わる今、その考え方にとても興味を持ち、森林監督が執筆した『Thinking Baseball』を手に取りました。
その中で、春季リーグを終えた今の私たちと重なる一節がありました。
ある春の選抜初戦で逆転負けを喫した夜、森林監督はベンチ入りした選手全員に話をさせました。そして監督が感じたことは、「選手全員が自信を持って試合に臨めていなかった」ということでした。
これを読んだ時、舞台の規模は異なりますが、格上の相手が並ぶ3部リーグにおいて、私たちは本当の意味で自信を持って試合に臨めていたのだろうか、と考えました。
答えは、ノーだと思います。
上半期を振り返ってみても、私たちのチームには自信が足りていませんでした。自分自身を信じきれなければ、チームメイトのことも信じて戦うことはできません。
では、その自信はどこから生まれるのでしょうか。
森林監督は、ただ練習をするのではなく、「いい練習」をすることが必要だと述べています。そして、「いい練習」とは、「その日の練習を自分が納得できるまでやり切ること」だと言います。
それを積み重ねた先に、自信を持って試合に臨むことができる。自信を持ってプレーできる人は、信頼できる人でもあります。
もちろん、その信頼できる人になるためには、自信に見合う努力を重ねる必要があります。そして、その積み重ねによって互いを信頼し、「3部昇格できる」という自信を持った姿で秋季リーグに臨みたいと思います。
ここまで、偉そうにチーム全体でやるべきことを語ってしまいましたが、まずは自分からです。
自信を持つに値する日々の努力を重ね、その努力が自分のものとなるように考えて練習し続ける。そして、仲間の努力にも気づける人でありたい。秋リーグに向けた今を、そんな期間にしたいと思います。
考え続けることが、自信につながる。そして、その自信が信頼につながる。私はそんな「Thinking Volleyball」を、このチームで体現していきたいと思います。
そしてただ勝つだけではなく、「このチームなら3部で戦える」と全員が自信を持って言えるチームとなり、来年再び上の舞台で戦うにふさわしいチームへ成長していきます。
今後とも、ご指導ご声援のほどよろしくお願いいたします。
最後にはなりますが、蒸し暑さに加え、台風の猛攻を受け不安定な天候が続く時期です。皆様どうぞご自愛ください。
長文乱文失礼いたしました。
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