日頃よりお世話になっております。
慶應義塾体育会バレーボール部2年渉外副務の山田香凜です。
梅雨明けが待ち遠しく感じられる今日この頃でございますが、いかがお過ごしでしょうか。
まず初めに、一部復帰、そして12年ぶりの早慶戦勝利を心から嬉しく思います。
このような結果を残すことができたのも、日頃から支えてくださっているOBOGの方々、保護者の皆様、ファンの皆様、そして応援してくださった応援指導部の皆様など、たくさんの方々の応援や支えがあってこそです。そして何より、選手・スタッフ一人ひとりの努力の賜物だと思います。
リーグ戦では勝利後に集合写真を撮るのが恒例となっており、私がその写真を撮ることも何度かありました。勝利を喜ぶ部員たちの表情を、レンズ越しではありますが特等席で見ることができたのではないかと思います。
また、早慶戦では広報、パンフレットやグッズの制作、選手入場動画の作成など、幅広く運営に関わらせていただきました。初めてのことばかりで、常にぎりぎりのスケジュールの中で動いていたため、良かった点よりも反省点の方が多いのですが、大きなトラブルなく終えることができたこと、そして早慶戦運営に携われたことを嬉しく思っています。
さらに、同じ授業の友人や他部活の友人から「一部復帰おめでとう」「早慶戦勝利おめでとう」と声をかけてもらうことが多く、人と人をつなぐスポーツの力を改めて感じました。また、そのきっかけの一つとしてSNSが機能していることを知り、SNS運営という試合結果には直接表れない仕事にも確かな影響力があることを実感し、密かにモチベーションが上がりました。
さて、前置きが長いと井上(経2)、松田(商2)に怒られてしまいそうなので、そろそろ本題に入りたいと思います。
私の好きな映画の一つに、『プラダを着た悪魔』があります。以下、多少のネタバレを含みますのでご注意ください。
『プラダを着た悪魔』は、ジャーナリストを目指す主人公アンディが、一流ファッション誌の編集長ミランダのアシスタントとして働くことになる物語です。ファッションに興味のなかったアンディは、ミランダの怒涛の無茶振りや厳しい要求に苦しみながらも、徐々に成長し、周囲から認められる存在となっていきます。しかし、目の前の成功に気を取られるあまり、自分が本当に大切にしたいものを見失ってしまいます。恋人との関係に亀裂が入り、最終的にはジャーナリズムの道を選ぶという結末を迎えます。
先日、『プラダを着た悪魔2』が公開されました。ファッション誌を辞めたアンディが、ある出来事をきっかけに再びミランダのもとで働くことになるのです。
私が特に印象に残ったのは、アンディが頑張って書き上げた記事をミランダに冷たくあしらわれ、その不満を上司であるナイジェルにこぼす場面です。
“I need constructive feedback.”(建設的なフィードバックが必要なの)
と愚痴るアンディに対して、ナイジェルは
“And a lollipop or just feedback?”(キャンディも必要? それともフィードバックだけ?)
と言い放ちます。
アンディが本当に求めていたのは仕事の改善点ではなく、自分の努力を認めてもらうことだったのではないか。この言葉は、その本質を鋭く突いています。
このセリフを聞いたとき、まるで自分自身の心を見透かされたような気がしました。
生きている以上、必ずしも努力と結果が比例するとは限りません。しかし、最終的に評価されるのは頑張りそのものではなく、結果や能力です。
そんな時、「もっと認めてほしい」と思ってしまうのが私たち人間です。しかし、このナイジェルの言葉は、「結果が出ないことへの不満」と「認められないことへの不満」を混同するな、という問いかけでもあるように感じます。
思うようにプレーができない。仕事で結果が出ない。人間関係がうまくいかない。
体育会活動では、このような不満や葛藤を抱える場面が少なくないのではないでしょうか。
そんな時に本当に重要なのは、自分がチームのために何ができるのかを考え、目の前の役割をただ全うすることなのだと思います。
承認されることよりも、自分の役割を全うできたことに価値を見出せた時、「俺がやる」というスローガンのもとに最高のチームが出来上がるのではないでしょうか。
今週から東日本インカレが開幕します。
私は帯同いたしませんが、記念館で自分にできることを全うしたいと思います。
追伸
もしまだ『プラダを着た悪魔』を見たことがない方で、興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、是非”字幕版”でご覧ください。
乱文失礼いたしました。
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