本日梅雨入りが発表され、雨の季節が始まりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
文学部2年田中奏絵です。
本日6月7日、早稲田アリーナにて第90回早慶バレーボール定期戦が開催されました。
結果は以下の通りとなっております。
vs早稲田大学
①8-25
②11-25
③9-25
セットカウント0-3で本塾の負けとなっております。
早慶戦開催にあたって、温かいご支援を賜りました OBOG の皆様、また本日お越しいただいた皆様、そして早慶戦に携わってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。
特に今回、この90回という節目の年に参加できたことを大変嬉しく思っています。結果や自身のプレーには悔しさが残りましたが、友人や先輩方にもお会いすることができ、今後のモチベーションにもつながる一日となりました。また、男子の試合において本塾が12年ぶりに勝利した場面は非常に印象的であり、その姿からはチームとして戦う強さや一体感、しぶとさを感じ、大きな刺激を受けました。さらに今回、2年連続で早慶戦の日に活動日誌を書くことになるとは思ってもいませんでした。そのことに不思議な縁を感じる一方で、昨年の早慶戦から一年が経ったことには驚きを隠せません。
今日までのこの上半期は、チームとしても個人としても非常に苦しかった期間だったと感じています。チームに何を貢献できるのかを考え続け、一人ひとりが自分の役割に悩み、その役割を果たせているのか自問自答を繰り返してきました。早慶戦という日を無事に迎え、終えることはできましたが、チーム内で怪我が続出したり、思うような結果が残せなかったりするなど、それぞれが歯痒さを抱えながらもがき苦しんだ期間でした。
私は今年に入ってから怪我が重なり、合わせて約3ヶ月もの間バレーボールから遠ざかる状況が続きました。しかし、そんな状況が続く中で、バレーができない日々に、いつしか慣れてしまった自分がいました。外からチームを見てサポートに回る日々に、いつの間にか適応しようとしていたのだと思います。そして、「今はこういう役割なんだ、しょうがないよな」と自分に言い聞かせ、コートに立てない悔しさに蓋をし、思い通りにいかない現実からこれ以上傷つかないように、自分自身に期待することを無意識のうちに避けていたのだと、今になって感じています。頭では現状を受け入れようとしても、「先が見えず苦しい」「チームに何も貢献できていない」「こんな状況が続くならいっそやめた方がいいのではないか、やめたいな」といった思いが何度も頭をよぎりました。この部に入ってから、このように思ったのはこれが初めてでした。なりたい姿があって、そこに近づきたいと思っている時に限って、なぜ足止めを食らわなければならないのか。プレーしている仲間を見て、ただただ羨ましく、悔しさを感じる日々でした。
その後、復帰すれば全てが解決すると思っていましたが、現実はそう甘くありませんでした。バレーができる喜びと感謝を噛み締めながらも、思うようにはいかない日々が続きました。現状を打破できない弱さと、自分自身を信じ切れない不甲斐なさから、何度も涙が出て止まらなくなることもありました。それでも、私の気持ちに寄り添い、一緒にバレーがしたいと伝えてくれるチームメイト、可能性を信じて励ましてくださった方々、そして応援し続けてくれる友人たちがいました。こんなにも温かい人たちが周りにいてくれるからこそ、もう一度前を向こうと思えました。特に、他人と比べ、自分自身を否定したくなったり、否定してしまっていたりしたときも、他者と比較せず、怯まずにそのままでいいんだよ、と励ましてくださった方々の言葉には何度も救われました。自分では見失いかけていた自分の価値を、誰かが信じ続けてくれていたからこそ、もう一度前を向くことができたのだと思います。
いただいた言葉や想いを噛み締めていた時、この苦しい上半期を支えてくれた、あるバンドの歌詞が、その時自分の中で一つに繋がりました。
「自分に期待しないなんて 自分を信じないなんて 虚しくてつまらない」
「悔しさは糧にしないと ただ悔しいだけで終わる それほど悔しいことないよな」
「高鳴りを信じて 駆け出す勇気を なるんだろう 憧れに」
「最高の光景を抱きしめたいな 良かったと 諦めなくて良かったと」
傷つきたくないからと自分への期待を下げ、信じることをやめてしまっては、虚しくて何も残りません。思い通りにいかない現実にただ落ち込んで終わるのではなく、この悔しさをしっかりと「糧」にすること。自分自身に期待し、格好悪くても自分の弱さと向き合い続ける姿勢こそが、いつか「憧れ」へと駆け出す力になり、最後に「諦めなくて良かった」と思える光景に繋がるのだと気づかされました。
このことは、私個人だけでなく、私たちのチームにも当てはまるのではないかと感じています。
思い通りにいかない現実や不甲斐なさから目を背けず、一人ひとりが自分の弱さと直接向き合い、泥臭くもがき続けたこの上半期。たくさん悩み抜き、行動し続けたことこそが、このチームにしなやかな強さをもたらしてくれるはずです。降格という結果にはなってしまいましたが、3部という舞台で戦うことができたこと、上に行くために足りていないものを痛いほど知れたことは、チームにとって本当に大きな財産です。決して逃げずに変化を生み出そうとしたこの経験は、確実に私たちの強みとなるものであり、今後のさらなる飛躍を生み出す原動力になると信じています。
そして個人的には、この半年間を通して、他人との比較やミスへの恐れに囚われていては、自分本来の力は発揮できないのだと痛感しました。そう考えた時、自然と一年前の自分のことを思い出しました。一年前の早慶戦の日に活動日誌を書いた自分。あの頃の私は、怪我でバレーができない苦しさも、目標を追い続ける辛さも、思うようなプレーができない怖さも全く知りませんでした。去年の私はただひたすら前だけを向いて、怖いもの知らずで、ただ純粋に目標に向かってバレーを楽しんでいました。おそらく本来は、それがバレーをする選手としての理想の姿なのだと思います。しかし、逃げ出したくなるような自分の弱さから目を背けず、それでももう一度自分に期待しようともがいている今の私は、一年前の私よりも、少しだけ強くなれているのではないかと思います。
また、先日友人が私に「柔無き剣に強さなどない」という言葉をくれました。
「他人と比較したり、自分の弱みを知って萎えたりしてしまうかもしれないけど、それがあなたの強さなんだから」と言ってくれました。絶えず自分の弱みを直視し続けられること。それこそが私の強みなのだと気付かせてくれました。思い通りにいかない現実と向き合うことになったとき、失敗を恐れて逃げていてはやはり変化は生まれないし、成長することはありません。ここで立ち止まることなく、どんなに上手くいかなかったとしても、自分に期待し、自分を信じて、弱さと向き合い続けていきます。上手くいかない理由を外に探すのではなく、自分軸で考える。悩んでいるこの状況が、自分だけの「柔らかさ」も生んでくれるのだと信じ抜きたいです。
オフを挟んで始まる下半期、私たちが目指すのは秋リーグでの3部昇格です。
秋リーグのコートで、二度と同じ悔しさを味わうことなく3部昇格を掴み取れるよう、日々努力してまいりますので、今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
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