男子

モチベーションは都合良く使い分けろ

総合政策学部卒業生  大槻 晟己

こんにちは。
総合政策学部4年、副将の大槻晟己です。

進学、就職、進級など、各々が節目を迎えた4月も終わろうとしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私たちが参戦している春季リーグ戦も中盤に差し掛かりろうとしています。
環境変化もひと段落し、少しずつ冷静になる中で悩み事が増えた人も多いでしょう。
ということで今回は読んでいただいている皆様と一緒に、モチベーションについて考えていこうと思います。

突然ですが、バレーボールに取り組む理由は何でしょうか。
私はモチベーションに関して、「願望」と「実益」の二つの側面を自覚しています。

願望とは「バレーボールが好き」「日本一になりたい」「もっと上手くなりたい」といった純粋なバレーボールに対する欲求です。

実益は「戦績以外の成果を求める義務感」と言っておきましょう(少し無理矢理ですが)。
例えば「バレー選手として生きていくため(生計を立てるため)」「より良い大学(高校)にスポーツ推薦で進学するため」「精神的に成長するため」などの思考が当てはまるかと思います。

願望は純粋であるため、ポジティブなモチベーションにできているときは大きな満足感・充足感を与えてくれます。しかしそれと引き換えに波も大きく、たとえば敗北や技術の伸び悩みがあると苦しくなってしまうかもしれません。
一方で実益は将来への打算的な考えも伴ってくるため、不純と言えば不純なのかもしれません。ただ、だからこそ安定したモチベーションになりやすいのも確かだと思います。

バレーボール以外でもモチベーションの源泉は大体同じような構成になっているのではないでしょうか。皆さんはどちらの方がしっくりくるでしょうか?そして、普段どんな「願望」と「実益」を考えていますか?

さて、ここからは今回の活動日誌の締めとして、私が普段行っているモチベーションの使い分けを簡単にご紹介します。
最初に書いた通り、私はバレーボールに取り組む理由として「願望」と「実益」の両方を持っており、自分の状態に合わせて考え方を変えています。

調子の悪い期間は無理にバレーボールを楽しまず、「実益」のことを考えながらじっと耐えますし、逆に調子が良いときは「実益」なんて気にせず、「願望」を念頭に置きながら純粋にバレーボールを楽しみます。
大切なのは自分の頭と心に嘘をつかないことです。楽しくないときは楽しくないと割り切って、打算的に頑張っちゃいましょう。楽しい時期と苦しい時期は交互に訪れるので、今、苦しいのなら、もうすぐ「願望」で動ける楽しい時期が来ます。
(ただどちらのモチベーションで動いていても、同じレベルの努力をできることはとっても大事です。「実益」を考えている苦しい時期は雑にやり過ごして良い、という意味ではありません。)

ということで、この活動日誌で、「楽しめよ」と言われて逆に苦しくなってしまっている誰かを少し助けられたら嬉しいです。
最後になりましたが、現在行われているリーグ戦を含め、いつも応援をいただき本当にありがとうございます。
残りの試合ではリーグ戦を経てさらに成長した姿を見せられるよう、精進いたします。
今後とも宜しくお願いいたします。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このページをシェアする

当サイトは、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。
セキュリティを向上させるため、またウェブサイトを快適に閲覧するため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。
このままご覧いただく方は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。

閉じる