女子 #日記

スポーツ観戦

法学部法律学科3年  久保田幸来

日頃よりお世話になっております。法学部法律学科3年の久保田幸来です。

梅雨が明け、蝉の声が本格的に聞こえ始めるこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。じりじりと照りつける夏の日差しに、もう夏本番だと実感させられる今日この頃です。汗ばむ陽気の中にも、どこか夏休みを予感させるような、わくわくした空気が漂っているように感じます。

皆さんは、スポーツを「見る」ことが好きですか。
私は、選手たちが繰り広げる一瞬一瞬の駆け引き、諦めずにボールを追いかける姿、逆転劇が生まれる瞬間の会場の熱気に、画面越しでも、あるいは実際にその場にいても、心が震えるような感覚を何度も味わってきました。スポーツ観戦の良さは、単に「勝敗を楽しむ」ことだけではないと思います。一つは、人間の限界に挑む姿を目の当たりにできることです。選手たちは何年もかけて技術を磨き、体を鍛え、その集大成をたった数十分、数時間の試合にぶつけます。その真剣勝負の空気は、見ている側の心にも火をつけてくれます。もう一つは、チームプレーの美しさです。人ひとりの力が噛み合ったとき、個人の力の総和を超える大きな力が生まれることを教えてくれます。
そして何より、「自分もやってみたい」という気持ちを呼び起こしてくれること。これこそが、観戦の一番の贈り物なのかもしれません。

最近印象に残っているのが、サッカーワールドカップです。優勝候補の一角であるアルゼンチン代表に対して、カーボベルデ代表が臆することなく果敢に挑んでいく試合を観る機会がありました。下馬評だけで見れば圧倒的に不利なはずの状況で、それでも一歩も引かずにボールを追い、体を張ってプレッシャーをかけ続ける選手たちの姿には、格の違いなど関係ないという強い意志を感じました。結果がどうであれ、格上相手に真正面からぶつかっていくその姿勢そのものが、観ている側の心を熱くさせるのだと、あらためて実感した瞬間でした。「格上だから」「自分にはまだ早いから」と、無意識のうちに勝負を避けてしまうことは誰にでもあると思います。でも、あの試合を観て、挑む前から怯む必要なんてないんだと、素直に思わされました。

もう一つ、心に残っているのがプロ野球観戦です。早慶戦の2日前、神宮球場にプロ野球交流戦を観戦しに行きました。プロ野球はよく中継を見ていますが、その日は久しぶりの現地観戦でした。大声を出して思い切り応援したこと、それ自体が忘れられない体験になりました。その試合は延長戦にもつれるほどいい試合で、スタンドの熱気に押されるように、気づけば大きな声で応援していました。声を出し切ったあとの、あのすっきりとした感覚。溜まっていたモヤモヤが吹き飛んで、頭の中がクリアになったような、そんな気分転換になったのです。声を出すというシンプルな行為に、これほど気持ちを切り替える力があるとは思っていませんでした。

格上にも臆さず挑んでいくカーボベルデ代表の姿勢は、「自分の実力を言い訳にせず、まずぶつかってみよう」という気持ちを教えてくれました。そして野球で声を出して応援した時のあのすっきりとした感覚は、「バレーボールのコートでも、思い切り声を出してプレーしたら、きっと気持ちよく、そして強くなれるはずだ」という確信につながりました。

バレーボールは声を掛け合うスポーツです。レシーブに入る前の一声、仲間を鼓舞する声、ミスをしても切り替えるための声。あの野球観戦で味わった「声を出すことの気持ちよさ」を、そのままコートに持ち込みたい。そして、サッカーで見た「格上にも挑む勇気」を、練習や試合の一つひとつの場面で思い出したい。自分が直接プレーしていないスポーツからでも、これほど多くのやる気をもらえるとは思っていませんでした。スポーツ観戦は、私にとって単なる娯楽ではなく、自分自身を奮い立たせてくれる原動力です。これからも様々な競技の試合を観ては刺激をもらい、コートでその気持ちをぶつけていきたいと思います。
暑い夏が続きますが、体調に気をつけながら、今シーズンも一本一本のプレーを大切に、バレーボールに向き合っていきたいと思います。

長文乱文失礼いたしました。

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