日頃より大変お世話になっております。商学部4年の熊谷健太です。
私の知っている関東一部リーグのイメージは、「知っている人たちが本当にプレーしている場所」でした。YouTubeで見た憧れの春高の選手たちが、より体が大きく、上手に、信念を持ってプレーをしている場所。水町選手、柳田選手、甲斐将斗選手らが切磋琢磨している、憧れの舞台。それが、私が1年生の頃、関東一部リーグに抱いていたイメージでした。中等部コーチとして所属をしていた私は、限られた回数ではありましたが、試合の日になると林(商4)と共にワイピングをし、ある日は上で同期や先輩の試合を応援する、そんな日々を送っていました。チーム全員の名前を聞いたことがある相手と、一緒にバレーをしていた仲間が戦っている状況に、ただただ興奮していたことを覚えています。
その頃の、私のチームに対する主体性は皆無でした。大学の練習に顔を出すときは積極的に球出しを志願し、時には練習が終わって3時間経ってもなお、台の上からボールを叩いているときもありました。しかし、その原動力はただの「先輩からの評価」であり、このチームで勝ちたいと本気で思えてはいなかったと感じています。気持ちは未だ「お客様」。恥ずかしながら、本当の意味でチームの一員にはなれていませんでした。
今でも鮮明に覚えています。1年の秋、一部リーグ11位となり、亜細亜大学と対戦した一部二部入替戦の景色です。試合の開始前からチームの雰囲気は張り詰め、他愛のない会話ですら憚られる空気がありました。ワイピングスタッフとして林とともにいた私はコートの近くにおり、チームの勝利の助けになりたい一心で声をあげていました。5セット目13-12の場面、大昭さん(25卒)のスパイクが亜細亜大学のMBにブロックされたところを、康生さん(26卒)がドラマチックなブロックフォローで拾い、点数を獲得。その流れのまま我々は勝利を収め、関東一部リーグ残留を決めました。あの頃の部員に聞いたら全員が覚えているであろうあのブロックフォローは、私の大学バレーの瞬間ランキングでもTop3に入ります。そしてあの試合から、私の中で「お客様気分」が完全に消えました。自分がこの組織に対してどう価値を上げられるのかを、常に考え続けるようになりました。
あれから3年が経ちます。部に所属している全員が、「一部に行きたい」と思っていると思います。漠然とそう思っている人もいれば、すでに自分の中で言語化できている人もいるかもしれません。その中で私の一部に行きたい理由は、
「日本最高の環境で慶應バレーを試したい好奇心」
です。慶應バレーボール部の伝統を守りたい、応援してくれている皆様を喜ばせたい、ごめんなさい、そんな崇高な思いは持てていません。私が一部に行きたいのは、慶應バレーのかっこよさを、関東一部という大学バレー界最高峰の場所で証明したいからです。ワイピングで見た先輩たちも、中学時代に憧れた慶應の選手たちも、いつもかっこよくて仕方がありませんでした。ベンチに座っている今も、その気持ちは寸分も変わっていません。慶應バレーがどこまで通用するのか、私たちはどこまで成長できるのか。その未来が気になって仕方がありません。その答えを、このチームで見に行きたいのです。慶應バレーボール部の可能性を、私はまだ信じています。その証明のために、残りのシーズンを戦い抜いてまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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