男子

もう高坂には行きません

商学部4年  林航大

日頃より多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございます。主務の林航大です。
本来であれば入替戦の週にこの活動日誌を上げるつもりでしたが、状況の変化を受け、このタイミングで私の一部の舞台に対する想いと、残るリーグ戦に懸ける決意を綴らせていただきます。

私の中にある1部の記憶は、そのほとんどが1年生の頃のものです。当時は同期の熊谷や先輩の西山さんとともに、モッパーとしてコートの傍らに片膝立ちをしていました。私にとってモッパーという役割は、憧れの選手たちが躍動する姿を文字通り「目の前」で見ることができる最高の特等席でした。高校時代、画面の向こう側の存在だったスター選手たちが、すぐそこで信じられないようなプレーを繰り広げる。そのたびに熊谷と顔を見合わせ、言葉にできない驚愕を共有していたのを今でも鮮明に覚えています。ラインジャッジであれリトリーバーであれ、あの高いレベルの空間にいられるだけで、ただただ純粋に楽しかった記憶があります。リーグ期間中の平日は、講義の合間を縫ってアナリストが共有してくれる他大学の試合映像を、同期の松山と食い入るように見ていました。バレーボールという競技そのものに魅了され、没頭していた日々でした。

当時、実際に試合に出ていた選手たちは、連敗が続く中で心身ともに限界まで苦しんでいたかもしれません。しかし、一ファンとしての視点も持っていた私にとっては、あのハイレベルな舞台にいられること自体が、何物にも代えがたい貴重な時間でした。だからこそ、今の私には「なんとしても一部に昇格したい」という強い理由があります。あの夢の舞台で、慶應が勝利をもぎ取る瞬間をこの目で見たい。名だたるスター選手たちを相手に、我々のバレーで一泡吹かせたい。何より、大好きな同期や後輩たちが、勝利の瞬間に喜びを爆発させる姿が見たい。そして、いつも支えてくれる母、導いてくださった先輩方、友人、星谷さん、宗雲さんに私たちが1部で活躍する姿を見せることで、最高の恩返しをしたいと考えています。

俺がやるの精神を貫いてくれている後輩たちには感謝しかありません。4年生として、チームをスタートさせる際に、今のチームに足りないものは「当事者意識」であると満場一致で辿り着きました。チームのために、自分の責任と影響範囲を理解し行動することです。これは現4年生が入部当初から抱える課題だったかもしれません。部員がバラバラの方向を見て、「チームのために」ができる人間は少なかったです。しかし、昨年度の4年生に2年かけて「どのようなチームにしたいか」という思いを伝え、その土壌を整えてもらいました。

今では練習後に行う練習の振り返りで、発言がないことはありません。入部したての1年生も手が上がり、私や同期含め、2年前は頭を抱えるような問題児たちも、それぞれが「俺がやる」を体現してくれています。星谷監督が法政大学との練習試合の際に「全員が俺がやるんだという気持ちで」とおっしゃったそのチーム像に少しずつ、まだまだ発展途上ではありますが近づいています。

正直なところ主務という立場では、直接得点を決めて勝利に貢献することはできません。そのことに歯痒さを感じる瞬間は一度や二度ではありませんでした。ですが、関東1部への昇格を果たすためであれば、どのような困難も厭わない覚悟です。その過程で必要な泥臭い仕事も、時には人に嫌われるような役割も、勝利に繋がるのであれば私にとっては決して苦ではありません。
私の試合中のマネージャーデビュー戦は、2年春の専修大学戦で、勝利を挙げることとなりました。あの時の感触を、今週も必ず再現できると信じています。また、昨年度秋には辛酸を舐めさせられた大東文化大学にも、必ずリベンジを果たします。

さて、必ずや一部の座を勝ち取り、あの熱狂の舞台へ全員で戻ります。リーグ戦最終日は埼玉県こども自然動物公園とその近くのうどん屋さんに行き、人生ラスト高坂とします。引き続き、熱いご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

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