男子 お知らせ

【戦評】春季リーグ男子1部第6日 vs 東京学芸大学

先輩各位
日頃よりお世話になっております。商学部1年の平山一之心と申します。関東大学1部バレーボール春季リーグ戦、東京学芸大学との試合結果をご報告いたします。

5月7日(土)

○慶應義塾大学3-1東京学芸大学●

第1セット25-22
第2セット25-20
第3セット22-25
第4セット25-20

【先発選手】
OH:島田(経3)-渡邊(商2)
MB:降(商4)-芳賀(環2)
OP:松本(環3)
S:高倉(商4)
L:山元(法1)

【交代選手】
安達(環4)、内田(環2)

【控え選手】
安達(環4)、下田(経4)、樋口(経4)、大槻(総3)、内田(環2)、久保田(商1)、入来(環1)

【試合内容】
本日の対戦相手の東京学芸大学は、1部リーグでも下位のチームであり1部残留を目指す慶應にとっては何としても勝ちたい相手であった。先週の敗戦から気持ちを入れ替え練習から良いパフォーマンスを発揮し、慶應の強みであるサーブ&ブロックが決まっていた事が今回の勝利につながった。第3セットは取られたものの、第4セット開始時には気持ちの切り替えができており、流れを引き寄せる好プレーが出た。

第1セット
先制点は先取されたものの、サーブで狙われた渡邊が相手のサーブをしっかり高倉にパスし松本のスパイクでイーブンに持ち込んだ。慶應の強みであるこの攻撃の型が決まりチームの士気が上がった。続く島田のサーブも、事前のミーティング通りの狙った場所へ落とし相手を崩した。序盤から白熱したラリーが続いたが慶應が力を入れているブロックが相手へのプレッシャーになり、試合を有利に進められた。この試合、自身初の先発出場となったリベロの山元もチームのピンチを救うレシーブを見せ、それに感化されたメンバーも要所でのブロックポイントや技ありプレーで得点を重ねた。主将の高倉やOHの島田が落ち着いたボール捌きを見せ、勿体ない失点を無くすことができた。第1セット中盤、相手に連続得点を許すも、タイムアウト明け、エース松本の一打で相手の流れを断ち切った。そこから流れに乗った慶應は流れを引き寄せるブロックが炸裂した。そこから一進一退の攻防が続いたが相手のミスが連続した隙に芳賀のダイレクトアタックで、出場メンバーベンチメンバー共に盛り上がりが最高潮に達し、そのままの勢いで渡邊がスパイクを立て続けに決め、第1セットを奪取した。

第2セット
自チームのミスで試合が始まってしまうものの、山元が相手のサーブをきっちり高倉にパスし第1セットの勢いが残る渡邊がスパイクを決めた。次のラリーも慶應の高さのあるブロックでプレッシャーをかけ相手の攻撃を思うようにさせなかった。序盤から降のブロックポイントから流れを引き寄せた。第2セットも山元の安定したレシーブがひかり、島田の2連続スパイクポイントで差を広げた。勢いがとどまることを知らないエース松本は相手のブロックの上からスパイクをたたきつけた。続くラリーでは、芳賀のブロックで相手の攻撃を食い止め、もう一度相手が攻撃したところを島田が片手でのナイスレシーブを見せ、松本はそのボールを苦しい体制ながらも芳賀にトスし、最後は芳賀がスパイクを相手コートにたたきつけた。その直後のサーブでは島田が相手を大きく崩し、ダイレクトで返ってきたボールを渡邊がそのままアタックし、ブレイクとなった。さらにその次のプレーで相手のバックアタックを芳賀がブロックし3連続得点となった。相手のタイムアウト明けのプレーでは、前日の練習メニューにあった、リバウンドからの切り替えしや段トスの練習の成果が出てまたもや得点を重ねた。勢いのとどまることの知らない慶應は、続くサーブでも島田がサービスエースをとり、計5点連続得点となった。途中、ミスが連発し不穏な空気が流れるも、芳賀、降のブロックポイントで巻き返した。終盤にも山元のナイスディグや、芳賀、降、高倉のブロックポイントが決まりチームの盛り上がりが最高潮に達したまま第2セットを終えた。

第3セット
慶應のミスや、相手スパイカーの強烈なアタックで相手の連続得点からスタートした。慶應の強みとしているサーブが相手にきっちり返され始め、リードを許してしまうが、ここでも島田のブロックポイントが決まった。しかしそのまま勢いに乗れない慶應は相手の多彩な攻撃に翻弄されてしまい、連続得点を許してしまう。トスも合わず選手の焦りが積もる中、流れを変えたのは芳賀のブロックだ。そこから一進一退の攻防が続いたが、相手エースのサービスエースやスパイクポイント、また自チームのミスが目立ち、相手にリードされている状況が続いた。試合終盤には芳賀のブロックポイントや島田のスパイクポイントもあったが相手ミドルブロッカー、相手エースの攻撃を攻略できないままセットポイントを握られ、最後は相手のサービスエースで終わった。

第4セット
島田のサービスエースから幕を開けた第4セット、先ほどの第3セットの雰囲気は残さず試合開始直後からナイスプレーが続いた。リベロ山元のブロックフォローから渡邊の技ありプッシュで得点を重ねると、続くラリーでも渡邊のランニングスパイクが決まった。途中、相手選手と松本が接触した際、選手たちは真っ先に相手へ駆け寄り塾生としての気品、またスポーツマンシップの精神を見せた。その後は今回輝いている慶應のブロックが相手へのプレッシャーとなり何度も相手スパイクのミスを誘発した。このまま流れに乗りたい慶應はエース松本にボールを託し、順調に点差を離していく。ここでチームに更なる勢いを与える島田のブロックが炸裂した。試合は中盤に差し込んだが、慶應ブロックの勢いはとどまることを知らない。中盤でも相手スパイカーには2枚以上ブロックが付き、圧力をかけ続けた。途中弾かれることもあったが、ミスを上回るだけのポイントを稼いだ。加えて高倉、降の4年生コンビの攻撃も綺麗に決まり、チームの士気を上げた。終盤に差し掛かる場面では、交代で入った内田、松本、降の3人が後衛となり守備をしていたが、相手の攻撃により普段とは違う型での守備体制となったが、3人ともそつなくこなし、自力の強さを見せつけた。試合終盤、レシーブに定評のある島田、内田がしっかり仕事をこなし、2人によるナイスアタックで一気にセットポイントを掴んだ。しかしここから立て続けにミスが出てしまいあと1点が取れない状況が続いた。しかし最後は相手のスパイクをよく見ていた島田のナイスジャッジにより25点目を掴んだ。

今後とも塾バレー部へのご支援ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

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