男子

日本一から招待されよう

商学部卒業生  立川 貴一

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします!

さて、立川家では、大晦日からお正月にかけて広島県呉市で過ごすことが最近の恒例です。呉市は造船の街ということもあり、年明けの瞬間に船の汽笛の音が鳴り、中々情緒がございます。
そうした中、彼女に凶のラインおみくじを送ってしまうという中々に罪悪感のある出来事から私の新年は始まりました。
皆様はどのように過ごされていましたか?

先日2022年の夏の甲子園において東北勢初の優勝を成し遂げた仙台育英高校の須江航監督の著書”日本一からの招待”を読みました。
その中でもタイトルにある、”日本一から招待されるチームになる”という仙台育英高校野球部がスローガンにしている言葉、そして”幸福度の高いチーム作り”が非常に心に残りました。
「日本一から招待される」をもう少し詳しく説明すると、「目標から招かれるほどそれぞれの本質を追求していき、全ての面でその立場に相応しい有様であること」といった意味合いです。
勝たなきゃいけないという思考は辻先生の仰る結果エントリーである一方で、チームとして結果を求めていく必要もあるというジレンマに対して、この言葉が自分の中では1番しっくりときました。

日本一を目指すということは誰にでも出来ることですが、日本一を目指すにあたって必要なことをどんどん分解していくと、果てしないなと思ってしまいます。
試合や日々の練習は勿論のこと、日々の食事や入浴、睡眠、オフの日の過ごし方、、、とあらゆる要素が日本一を達成するには、それらが日本一の基準に沿ったものでないといけません。
しかし、それらを満たしたとき、我々は日本一から招待を受ける権利を得て、12月の全日本インカレで日本一から招待されるのでしょう。

また、「幸福度の高いチーム作り」というワードは意外と盲点だったなと感じました。
部活での生活を振り返る際、多くの方が苦しいこともあったが等の言葉を口にされます。
勿論苦しみがあることは当たり前ではあるのですが、その一方で大学生活の多くの部分を部活に注いでいるのですから、その期間の幸福度は大学生活の幸福度にも繋がります。
そのため、部活動において部員全員の幸福度が高さはとても重要だと思いました。

このことを受けて、慶應バレー部にとって今重要なのは、相手を思いやる気持ちだと考えます。
伝える内容は同じでも、伝える言葉、話す態度等の姿勢で受け手の気持ちは変わりますし、その逆も然りです。
その行動をした時、相手はどう感じるのかを改めて自分含めて考えながら、行動することが大切だと思います。
それはとても簡単な事だと思いますが、意識しないと出来ない事だとも思います。
そして、皆それが出来る資質があると思います。
そのため、幸福度の高いチームになるために、まずはそうした点から変化していけたらなと考えました。
(ちなみに須江さんの本にも書かれてありましたが、仙台育英高校でも幸福度の高いチーム作りのために、”思いやりは想像力”というワードを使われて思いやりを重要視されているようです)

これから一年、チーム全体がそうした水準に達していけるように、リーダーシップ、フォロワーシップを発揮して精進してまいりたいと思います。

2023年はいよいよ僕達の代の始まりです!
僕達の代とは言ってもチームを構成するのは四年生だけではありません。
3年生以下もチームの構成員であり、主体的にチームに参加する必要があると私は考えます。
私たち四年生は未熟な部分も多く、舵取りを4年生のチーム、ではなく下級生を含めた今年のチームを共に作っていきたいと思っております。
まだまだ至らない最上級生ではありますが下級生を含め多くの方のサポートを受けつつ、良いチーム運営が出来たらなと考えております。
そして、その結果として目標から招待されるようなチームになっていたいと考えます。

まだまだ走り出したばかりで不安も大きいですが、支えている皆様の存在も感じつつ最後の貴重な一年を過ごしてまいりたいと思います。
1年間宜しくお願いいたします!

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