女子 #日記

一人ではなく、全員で。

文学部4年  渡辺凜

日頃よりお世話になっております。
文学部4年の渡辺凜です。

暦の上では秋を迎えましたが、まだまだ厳しい暑さが続いております。皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

私たちは先週、新潟県柿崎市にて合宿を行いました。春季リーグ戦で4部降格という悔しい結果に終わってから約3か月。秋季リーグ戦で必ず1位となり、再び3部の舞台へ戻るために、この夏はチームの「当たり前」を一から見直してきました。

春季リーグ戦を通して痛感したのは、「できる」と「試合で常にできる」は全く違うということです。パスや対人、チャンスボール、一本目が崩れた後の二本目、ネット際の処理、ブロックフォロー。どれも日頃から繰り返している基本的なプレーですが、競った場面や苦しい場面になるとその精度が落ち、結果として相手に流れを渡してしまうことが多くありました。大きな技術差だけで負けたのではなく、こうした「当たり前」の質の差が積み重なったことが、春の結果につながったのだと感じています。

だからこそ、春季リーグ戦終了後からテスト期間までは、コンビや複雑な攻撃を増やすことよりも、まずは土台となる基礎力をもう一度徹底して見直す期間としました。パスや対人といった基本的な練習から、一つひとつのフォームやボールへの入り方、返球する位置まで細かく確認し、「ただ上げる」「ただ返す」で終わらせないことを全員で意識してきました。特に、一本目が乱れた後の二本目をどれだけ丁寧につなげられるか、チャンスボールを確実にAパスへ返せるか、苦しいボールでも次の攻撃につながる一本を作れるかといった、試合の中では目立ちにくい部分に時間をかけました。また、基礎練習は単調になりやすいからこそ、個人的には「何本続いたか」だけではなく、「試合で使える一本になっているか」という視点を持つことも大切にしました。同じパス練習でも、セッターが次の選択をしやすい位置に返せているか、対人でも相手が動きやすいボールではなく実戦を意識した強度になっているかなど、一つひとつのプレーの質にこだわるようにしていました。こうした積み重ねを通して、基礎練習を単なるウォーミングアップではなく、勝つための練習として捉え直すことができたと感じています。

 

今回の柿崎合宿では、AチームとBチームに分かれて試合を行う機会が多くありました。私はBチームとして試合に出ていました。最初の頃のBチームは、それぞれが自分のプレーを頑張ろうとはしていても、「このメンバーでどう戦うか」という共通認識が十分ではなく、試合の中で何を修正すべきかも曖昧なまま終わってしまうことがありました。しかし、試合を重ねる中で、Bチーム内でも具体的な戦術や改善策を話し合い、それを次の試合ですぐに実践する場面が増えていきました。チャンスボールをどこに返すのか、オーバーで返球する際にどの位置を狙うのか、相手の攻撃に対してディグの体系をどう変えるのか、サーブでは誰をどのコースで狙うのか。一つひとつを具体的に言葉にし、共通認識を持ってコートに入ることで、プレーにも少しずつ変化が表れました。実際に、狙いを持ったサーブからサービスエースを取る場面もあり、受け身にならず自分たちから仕掛ける「攻めの姿勢」がBチームにも見られるようになりました。ただ相手のミスを待つのではなく、「どうすれば自分たちから一点を取りにいけるか」を考え、それを実行できたことは、今回の合宿で感じた大きな成長の一つです。

特に意識しているのは、「誰がコートに入っても同じバレーができるチーム」にすることです。春は、特定の選手がコートにいる時といない時で、攻撃力や安定感に差が出てしまう場面がありました。しかし、長いリーグ戦を勝ち切るためには、一人や二人の選手に頼るだけでは足りません。誰がいつコートに入っても、自分の役割を理解し、同じ基準でプレーできる状態をつくる必要があります。そのため、Aチームだけが強くなればいいのではなく、Bチームを含めて全員の基準を上げることを大切にしています。普段Aに入っていない選手も、いつコートに入っても動けるよう基本的な約束事や動きを確認し、紅白戦や練習試合の中でも実戦に近い形で経験を重ねています。全員が「自分も試合をつくる一人である」という意識を持つことが、チーム全体の底上げにつながると考えています。

 

今年のチームは「響統」というスローガンのもと、一人ひとりの力を一つにまとめ、全員で勝つチームを目指してきました。春の悔しい結果を経験した今、この言葉の意味を以前より強く感じています。誰か一人が頑張るのではなく、コートに立つ選手も、コート外にいる選手も、それぞれが同じ方向を向き、自分の役割を果たして初めて一つのチームになるのだと思います。

主将として残された時間も少なくなってきました。誰か一人に頼らなければ成立しないチームではなく、一人ひとりの強みを生かしながら、誰が入っても勝負できるチームをつくることが、私の大きな役割だと考えています。そのためにも、自分自身が誰よりも高い基準を持ち続け、日々の練習の中の小さな妥協を見逃さず、チーム全体を同じ方向へ引っ張っていきたいです。

秋季リーグ戦では、春に味わった悔しさを無駄にせず、4部で1位となり、再び3部の舞台に戻れるよう、残された時間を大切に取り組んでまいります。

引き続き、温かいご声援のほどよろしくお願いいたします。

長文、乱文失礼いたしました。

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