男子

二兎を追うもの

文学部4年  山本 昌岳

日頃よりお世話になっております。文学部1年、学連委員の山本です。

明けることの知らない梅雨空とどんどん増してゆく暑さに気が滅入る毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回はタイトルにも御座います通り、「二兎を追う者」についてお話させて頂きます。
皆様は、「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉をご存知だと思います。とても有名なことわざですので改めて意味を説明するのも失礼かもしれませんが、一応書かせていただくと、欲張って2つの物を得ようとするとどちらも得られずに終わってしまうという意味ですね。では、「二兎を追う者だけが二兎を得る」という言葉はどうでしょうか。自分の欲しいものを貪欲に得ようとする者しか、多くの成果を得ることはできないという意味です。勿論これはただのパロディですので、私もいつどこでこの言葉を耳にしたのかは覚えておりませんが、初めて知った時に強い衝撃を受けたことは今でも覚えております。

話は変わりますが、皆様もご存知の通り、東京オリンピック代表の早稲田大学大塚達宣選手や日本体育大学髙橋藍選手を筆頭に、近年関東の大学バレーボールはどんどんハイレベルなものになっております。私は学連委員として先日から男子1部のオープン戦の運営に参加しており、間近で1部のバレーボールを拝見させて頂いておりますが、どのチームも非常に強く1部のレベルの高さを実感しております。

このような厳しい世界で1部昇格という大きな目標を追い求める我々塾バレー部において、貪欲に成長し続けるという姿勢が何より不可欠だと思います。勿論楽をして多くを得ようとした結果、全てを失うのは本末転倒です。しかし、何かを得ようとしない限り、良い結果は絶対に得られません。

部員の皆は春リーグも中止となり、ぶつけどころのない不満を抱えながら日々練習に全力で励んでおります。来週にはビーチバレーボールの関東予選があることもあり、インドアとビーチの二刀流を目指している選手もいます。そうでない選手も皆、毎日練習後に筋トレをしながら身体のケアを欠かさずに強くなるために努力を積み重ねております。そんな彼らはまさしく貪欲に結果を求める「二兎を追う者」であると私は思いますし、秋リーグ、そして全カレでは必ず全ての獲物を狩り尽くしてくれると信じております。

この「二兎を追う者だけが二兎を得る」精神はバレーボールに限らず、あらゆる分野で必要だと思っております。私は学連委員と塾バレー部員という二足の草鞋の中、どちらもまだまだ未熟ですができる限りの努力をしていきます。春リーグが中止になってしまった分なんとしても秋リーグは開催したいですし、部員のために私ができることを少しでも見つけて、チームの勝利に貢献できるように精進していく所存ですので、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

最後になりますが、緊急事態宣言が解除されたとはいえ蔓延防止等重点措置は引き続き発出されており、東京オリンピックも控えている中、まだまだ逼迫した状況であるのには変わりはありません。日頃からのご支援に感謝を申し上げると共に、一刻も早い新型コロナウイルス感染症の収束と、皆様のご健康を心から願っております。

乱文失礼致しました。

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