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解釈の拡張

文学部4年  山本 昌岳

日頃より大変お世話になっております。文学部3年生、学連委員の山本です。
季節の変わり目で、三寒四温の言葉どおり寒さと温かさが入り混じる毎日ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

昨年の12月に行われた全日本インカレにて、学連においても先輩方が引退をされ、実質的に私達の代となってから早くも3ヶ月以上が経過いたしました。私が委員長として組織と関わることができる時間の25%がもう既に流れたということですね。当たり前にこなさねばならない義務と、着手すればより良くなるであろう改善と、やってみたいと強く思う挑戦と。それらの全てを完遂することは非常に難しく、時間というものが本当に短く有限であることを改めて実感しております。しかしながら同時に、限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮し、最高到達点に着地するために努力する道程を模索するからこその楽しさも、ひしひしと感じているところであります。学連委員として学生生活の晩節を全うできるように、更に自己研鑽を重ねてまいりたいと思う次第です。

さて、今回の本題は「解釈の拡張」です。

毎度のことながら抽象的な話になっている上に、田鹿(法3)の指摘(https://keiovb.com/blog/11430/)通り、もはや活動日誌の体を成していない奇怪な文章ではございますが、どうかお時間がある方はお付き合いいただけますと幸いでございます。

「解釈の拡張」という言葉への私なりの定義を、別の表現で示すならば、「私は〇〇と思える」ということになります。重要なポイントは、「私は〇〇と思う」ではないという点にございます。人はそれぞれ性格や感性と呼ばれるような個性を持っているのは、周知の事実だと思います。ダイバーシティの時代だ。多様性を認めるべきだ。と世間の風潮が高まっている昨今、実際に良い側面として、それぞれの個性を認め、受け入れる社会が出来上がりつつあります。しかし一方で「自分の個性は認められて然るべきだ。私は〇〇と思うのだ。」という自分本位な主張が是認されがちなような気もしております。「私は〇〇と思う」を「拡張」との対比であえて言うならば、解釈の「凝固」でしょうか。知らず知らずのうちに解釈の凝固に思考の船首が向いてしまうことは、非常に危険な状態であるように思います。

具体的な話に置き換えながら話を進めます。学連での仕事は非常に面倒な作業であることが多いです。そりが合わないメンバーや気を遣わねばならない相手先の方とのコミュニケーションや、会議のための大量の資料の準備、過年度の資料や事務所の整理整頓であったり、新しい企画の立案や吟味。概ね、社会に出たら誰しも必ず向き合わなければならないことであろうかと思いますが、やはりストレスは付き纏います。そういう仕事に対して、正直に申し上げればやはり「つまらない、面倒だ。」と思ってしまいます。しかし、そこで解釈を拡張してみるとどうでしょう。直前で挙げた面倒な作業の全ては、解釈次第では驚くほど「有意義」なもの、「有益」なものとも捉えることができるようになるのです。

私にとって、この解釈の拡張は社会を生き抜く無敵のツールです。自分がどれだけ追い込まれて厳しい立場や境遇に陥ろうと、最終的に逃げずに向き合うということ、これは尋常な精神力では中々困難なことですが、これまで色々なクラスやチーム、組織に属してきた中で、この解釈の拡張を利用して太刀打ちできなかった試しはありません。不運にも私の精神力は極めて人並み程度ですので、そのレベルのメンタルでも体育会バレーボール部の一員として末席を汚し続けていられているということがその良い証明でしょう。

また、なにもストレスなどのネガティブなことだけに利用されるツールではなく、これまで無知、無関心だった事柄やあるいは人に対しても同様に解釈の拡張は効果を発揮すると考えております。つまりは、「〇〇と思えるかどうか」を模索してみることも、歴とした解釈の拡張だと思います。例えば、退屈な映画を観た時を想定します。エンドロールが流れて映画館を出た時、感想の切り口は当然つまらなかったとなる。しかしそこで第2歩目として、面白いと思えるかどうかを考えてみると、案外面白かったという解釈もできなくないということに気がつく。この例が何を象徴しているかと言うと、大抵のことに対する解釈は捉え方次第でいくらでも変化させることができうるという事実でしょう。

長々と語ってしまいましたが、本内容は私なりの処世術を言語化してみた表象ですので、未熟な文章だと思って読み飛ばしていただいて全く差し支えございません。ただもしよろしければ「面白いと思えるかどうか」ぜひご検討いただければ幸いでございます。

最後にはなりましたが、学生最後の1年間の序開である春リーグの開幕が近づいてまいりました。学連委員として、そしてチーム渡邊の一員として全力を尽くしますので、何卒応援のほどよろしくお願い申し上げます。

それではどうかご自愛くださいませ。試合会場でお会いしましょう。

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