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経済学部4年  島田 航希

2023年度主将を務めさせて頂きました、経済学部4年の島田航希と申します。
1年前は想像もしなかった大分県に向かう途中でこの文章を書いており、ただいま関西の上空辺りです。飛行機はどちらかと言うと好きなタイプです。最初の浮遊感がたまらないし、雲の上にいることが神秘的のように思います。部員に貰った枕とアイマスクを付けて移動は快適です。ありがとうございます。

さて、最後の日誌ということでまとまりのない拙い文章になってしまうかもしれませんが、長い文章を最後まで読んで頂ければ幸いです!

前置きが長くなりましたが、ここからは自分の学生バレーことについて話させて頂きます。
テレビで試合を見てたり親の影響で3年生になり通っていた小学校のクラブチームに入りました。今では全国大会に出るくらい強豪ですが、当時はそうでもなくチームで勝つ難しさに直面したと共にそこにチームスポーツの面白さを見出しました。家から1番近い中学はバレーボール部がなかったため、片道40分くらいの 中学に通うことになりました。けっこう送り迎えしてもらいました。笑

そして、初めて全国大会に出場することになった中学のJOC。練習がキツすぎて正直早く終わって欲しかったし、負けてもあまり悔しくありませんでした。それは、負けてもいいと言う感覚ではなく、全国の舞台でバレーをすることは楽しかったし、ここまで頑張っできてよかったなと言う感情でした。朝練、午前練、午後練、夜練、人生で初めて1日中バレーボールに勤しみました。練習で声が出てなかったからと19時から21時まで交代無し休憩なしのスリーメンをしたことは一生忘れません。終わったあと全身が吊って起きれなかったし、気持ち悪すぎてご飯も食べれませんでした。あれほどキツい思いをした事がなかった自分はバレーボールを本気でやるってこういうことなんだと知ることが出来たし、生温い私の根性を叩き直して頂きました。当時は地獄でしたが今思えばとても良い経験になりました。

そして、中学の先輩が居たことや文武両道を体現している自信に満ち溢れた部員に憧れを持ち、塾高の門を叩きました。ここでは頭を使うバレー、やらされるバレーではなく自主性を持って取り組む重要さを学びました。塾高初のインターハイに出場することができましたし、3年時には春の高校バレーの舞台にも立つことができました。そして2年時の最後の大会では試合で負けて初めて泣きました。過呼吸になるくらいです。涙を流す自分に驚いたし、ここまで勝ちたいと思ってやってたんだと新鮮な気持ちになりました。

3年時に出た春の高校バレーでの応援には驚いたし、慶應ってこんなに素晴らしい伝統校なんだと身をもって知ることができました。そしてその応援の中で、もっと上の舞台でバレーボールをしていたいという衝動に駆られ体育会に入ることにいたしました。

大学に入学してからはずっとコロナで運転の練習をしたり折り紙、料理、友達や同期とズームしたりそんなに苦痛ではありませんでした。バレーボールはしたかったけれど、幸いなことに海から家が近い私はビーチで壁打ちなどできたからストレス発散になりました。

2年になってからはスタメンとして試合に出場させて頂きました。出場できない先輩の分もチームのために必死に練習しました。微力ながら一部昇格に貢献でき、本当に貴重な経験をさせて貰いました。先輩に支えられるそんな年でした。当時、どんな事を言っても嫌な顔せずに包み込んで下さった4年生の懐の大きさに感謝しかありません。これからも仲良くして下さい。

3年生になり、上級生になりました。僕としては初めての関東一部と有観客での早慶戦の経験でした。春リーグでは結局4勝しましたが、二部に落ちてしまいました。この1年は一部と二部どちらも経験できた代で、関東一部というより高いレベルでバレーをすることの楽しさを再確認することができました。そして入れ替え戦で勝利し、一部に返り咲くことができました。

4年生になり、主将になりました。年々主力だったメンバーが消えて、部員自体も相当少なくなりました。そんな中で去年勝てなかった一部で戦わなければいけない。正直主将として、なんとしても一部で勝てるチームを作ることに大きな責任を感じていました。

ただ、主将は思った何倍も大変で責任の重い立場でした。春リーグ、秋リーグは去年と同様勝てそうで勝てない試合が続きました。秋リーグでは負傷者が出たりして、さらに苦しい状況が続きました。ただ、慶應が逆境でも諦めずに頑張っている姿に心が動く人はいるのではないかと考えて、一部で勝つことを強く強く信じ続けました。心が動く人が1人でもいればいいという思いで、ひたむきにやり続けました。

何とか一部残留を果たし、全カレまでラスト1ヶ月、勝利への強い思いを持って、自分達に足りないところと本気で向き合い続けました。少しずつでありますが、チーム全員が1つになってきたそういう感覚がありました。そして、負けたら終わりのトーナメント1回戦愛知学院大学との試合。去年はすんなりと負けてしまった相手に対し、3-2で勝利を掴む事ができました。昨年のかりを返せたこと、フルセットで勝ちきれたことがチームとしての成長を感じることができました。そして3回戦、今年6回目の早稲田大学との試合。セットを掴んだ瞬間たくさんの想いが込み上げきました。

バレーボールを心の底から楽しむ事ができなかった主将としての1年間。
試合に負ける度に苦しみ続けた日々。

多くの大変な事がありましたが、全てがこの瞬間の為だったんだと思えました。プレイヤースタッフアナリスト誰1人欠けても届かなかった、そんな全員で掴んだ1セットでした。チーム全員が仲間、応援してくださる方々を思って全力で戦えるそんなチームの主将であることに誇りをもちました。

最終順位はベスト16。日本一は達成できませんでしたが、結局早稲田大学にセットを取ったのはうちだけです。全員が1つになれば早稲田大学とも戦えることは証明できました。

個人としても、自分を魅せることやアピールするがとにかく苦手だった自分でしたが、先日行われたOBOGとの交流会で先輩方にお褒めの言葉を頂きました。今までは上手くやろうとしてばかりでしたが、自然と「会場にいる方々に自分のプレーを見てほしい」という気持ちがわいて、楽しんで挑めました。少しは、昨年と比べて成長できたかもしれません。やっぱり自分で満足いくことも大事ですが、見てくださる方に認めてもらうことはとても大きな自信になりました。

こうして振り返ってみると、あっという間の4年間でした。体育会は地方から出てきた人や海外にいた人など様々な背景をもったメンバーと一緒に練習できることが新鮮でもあり、モチベーションでもありました。

そして、先輩、後輩、同期に恵まれました。先輩方は超優しくて人間性も優れています。プレーはもちろん練習に集中して取り組む姿はカッコ良いし早く追いつきたい、先輩のようになりたいと思わせられました。同期は頼もしいです。1年からエースをはってたり自分の考えをしっかり持っていて自律した人間で大人びていました。後輩達も真面目で元気でかわいいです。技術が高い上に練習の雰囲気を盛り上げてくれるし気さくに話しかけてくれます。練習前や後にふざけ合うのが楽しく、良い思い出です。それに、選手以上に熱心なアナリストとスタッフがいます。負けたときには一緒に悔しがるし、勝ったときにはめちゃめちゃ喜んでくれます。当たり前と思うかもしれないけれど、それが凄く心の支えになっていたし、自分の活力でもありました。寝る間を惜しんで選手のために仕事をしてくれていました。

慶應義塾体育会バレーボール部に入部して本当によかったなと思いました。大学生という人生の中で大事な4年間を理由はともあれバレーに捧げる仲間と共に生活できたことはすごく貴重な経験だと思ったし、一生誇れるものです。

最後になりますが、今まで大学4年間多くの人に支えられてここまで頑張ることができました。
こんなにも素晴らしい毎日を自分に与えてくれたのは、バレー部のみんなであり、監督コーチ、三田バレーボールクラブの皆様OB、OGの皆様全員であります。

監督、コーチの皆様へ
4年間本当にありがとうございました。お忙しいのにも関わらず、練習に来てくださるこの環境は本当に恵まれていたと思います。今年1年間は主将として、密にコミュニケーションを取る中で多くの事を学ばせていただきました。感謝しても仕切れません。本当にありがとうございました。

OBOGの方々へ
いつもチームを支援してくださりありがとうございます。また、1年2年3年の時に一緒に戦った先輩方は心から尊敬しています。引退した時も多くの先輩方に声をかけていただき、本当に嬉しかったです。

後輩の皆へ
今年1年間ついてきてくれて本当にありがとう。来年以降も人数も少なくなるし、苦しい状況かもしれない。でも、1人1人が同じ方向を向いて1つになれれば必ず勝てるチームになるはず。意味ない事は何1つないです。勝利を信じて、関東1部で輝いてください。

同期の皆へ
4年間本当ありがとう。色々な辛い思いや苦しい思いがあったけど、それを乗り越えられたのは同期の皆のおかげです。入れ替え戦での勝利は4年生の強い思いが引き寄せたと思っています。7人全員に本当に感謝しています。

どんな私も応援して味方でいてくれた家族、頑張れって声をかけてくれたり試合にもきてくれた友達、支えてくださった全ての方々、ありがとうございました。監督、コーチ、OBOGの方々、同期、後輩、友人、保護者すべての支えてくれた皆さんに恩返しできるよう、情熱と謙虚さを持ち続けて、さらに大きな人間になります。

本当に4年間ありがとうございました。

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