男子

私以外私じゃないの?

文学部3年  渡邉 莉子

お世話になっております。
慶應バレー部3年、渉外主務の渡邉莉子です。

秋季リーグも残り1試合となりました。ここまで10試合を終えて2勝。目標の5勝には届きませんでしたが、先週末の学芸戦・法政戦で2連勝し、一部残留に大きく近づきました。正直、ほっとしましたし、何より嬉しかったです。

私は外部との窓口としてInstagramに関わることが多いのですが、リーグ開幕からフォロワーが約550人増え、試合後のストーリーに応援メッセージをいただくことも増えました。慶應バレー部が関東一部で戦うことを心から喜んでくださる方が各地にいるのだと思うと、本当に感激します。OBの方とお話しする機会があったときも、「最近チームどうなの?」と声をかけていただくことがあったり、先日は「稲井(法3・MB)はブロック移動が速くて1枚になることがほとんどないし、クイックも決まる」と同期のことを具体的に褒めていただいたことは、自分のことのように嬉しかったです。来週の専修戦もチーム一丸となって戦ってまいります。

先日、母と浅草橋のホテルに何日か泊まる機会がありました。夜は一緒にご飯を食べて、その日あった話を聞いてもらったり、母の昔話を聞いたりしました。

最も驚いた話で言えば、母は一度、離婚を考えたことがあったそうです。しかもそれが結婚2ヶ月後だったとのこと。私にとっては、掴めない父と常にうまくやっているすごい人という認識だったので、とても驚きました。他にも大好きだった叔母の話、初めて付き合った彼氏に二股されてた話…沢山の昔話を聞きました。こういった話を聞いて、お恥ずかしながら初めて「親」というラベルを外して、一人の人間として見られた気がしました。私は烏龍茶を飲みながらですが、アサリの酒蒸しやだし巻き卵、うずらの卵の醤油漬けなど小皿が集まるお店で、気づいたら泣いていた親子は、傍から見たら意味不明な卓だったと思います。

実は、母は國學院大学の体育会サッカー部でマネージャーをしていました。現役時代はコンプレックスの塊でそれをひたすら隠そうとしていた時期もあったそうです。私にも、自分に後ろめたいことが多くて、それを隠すことに必死になる時期もありました。今もその余韻が残っているかもしれません。そのため、母のこのエピソードにはとても共感しました。

そんな中、母はコンプレックスごと自分を隠すのではなく、「もっと違う私を見て!良いところもあるから!」と思うようになったと話してくれました。隠すのをやめて、全てを見てもらおうとすることで人と関わることを諦めなくなったそうです。自己肯定感が低い(と思っている)私もその姿勢をモチベーションとして見習いたいと思います。

しかし、それと同時にこれは自分のためだけでなく、周りの人との関係にも言えることだと思いました。この日誌を読んでくださっている方にも、苦手だなと感じる人や、いつの間にか先入観を持ってしまっている人がいるかもしれません。人間ですから、それは仕方のないことです。私自身も、人が傷つくことを平気で言ってくる人や、しつこく突っかかってくる人は正直苦手です。

それでも、体育会に限らず、そういう人を見捨てられない、協力しなければならない場面があります。そんなとき、相手の内面や信念まで向き合うことを諦めない姿勢が、解決の鍵になることもあるのではないでしょうか。

相手の言動によって少しでも嫌な気持ちになってしまったら、「私にはもっと良いところがあるから、そっちを見てほしい」とリカバリーする。相手に対しても、「ここは良いところだから、もう少し理解してみよう」と頑張ってみる。そんな日常の小さな努力を、私も母を見習って積み重ねていきたいです。

たとえば、他者に全力で向き合っているのが、今のチームでは健太さん(熊谷・商4)だと思っています。健太さんが部に与えてくださっている良い影響を、来年以降も絶やさないようにしたいです。

最近は3年生の同期で、来年度のチームづくりについて話す機会が増えました。まだざっくりした考えですが、同期14人全員が、後輩や周りの人に「一緒にチームをよくしたい」と思えたら、誰も取りこぼさない強いチームになるはずです。人数が多いのはマイナスに見られがちですが、それを強みにして、よりよい慶應バレー部をつくっていきたいです。

ただ、これはあくまで来年の話です。今は今のチームで戦うことに全力です。そして正直なところ、今の4年生の皆さんと、できるだけ長くバレーボールがしたい、一試合でも多くその姿を見ていたいという気持ちがいちばん強いです。来年のことを考えるほど、この代の存在の大きさを感じます。残りの試合、そしてその先も、少しでも長く一緒に戦えるよう、精一杯サポートしてまいります。

来週の専修戦もチーム一丸となって戦ってまいりますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

乱文失礼いたしました。

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