男子

慣れ

商学部3年  平山 一之心

日頃よりお世話になっております。商学部2年の平山です。

夏の暑さも次第に収まり、秋雨前線の影響か天候が崩れる日が多くなっていますが、皆様如何お過ごしでしょうか。私は前半期の成績開示をなんとか乗り越え、無事に後半期を迎えることができました。後半期もこの調子で精進してまいります。

さて、いきなりですが「慣れ」と言うものは時に私たちを脅かす存在になり得ます。置かれた環境に変化がない時、人はその居心地に慣れ決まりきった仕事をただ淡々とこなすようになってしまいがちです。慶應義塾体育会バレーボール部に置き換えるならば、新年度開始と同時に春季リーグを戦い、早慶戦を行い、夏のトレーニング期間を経て、秋季リーグを戦い、全日本インカレへと向かうという1年の流れです。この一連の流れにおいて、選手たちは日を重ねる毎にその環境に慣れ、それ以前より円滑に柔軟に物事を進めていくことができるようになります。しかし、慣れと言うものは同時に細かいミスを誘発し得ます。そしてそのミスは自分の思いもよらないところで大きく膨れ上がっていくものです。

主観的な話になりますが、新たな環境に身を置く際には、その環境にいち早く慣れる事が先決だと私は考えています。前述したように、広い視野も持てるようになるからです。私も2年目にしてようやく部活の雰囲気や環境に慣れ始め、物事を多面的に捉える事ができるようになったな、と感じています。しかしながら、慣れ始めた時期というのは同時に気を引き締め直す時期でもあります。その際に気をつけている事が3つあります。

①初心を忘れない事
②その状況に甘えている自分に気づく事
③自分を律する事

私は初心という言葉の解釈を2つ持っています。1つ目はその環境に身を置くと決めた時の心境や、心意気の事を指します。体育会でいうところの入部理由にあたります。そして2つ目は起こった事象に対して抱いた感情です。成功した時の感情や、ミスをしてしまった時の感情、これらを忘れず日々を過ごす事が「慣れ」と付き合っていく上で大切な事だと信じています。

その状況に甘えている事に気づくというのは、既にその環境に慣れてしまっている場合、とても難しい問題です。自分を律する事にも通じますが、自ら居心地の良さを手放し、自らが目を背けたい厳しい環境に身を置く事ができるか否かという、精神的な側面が問われるからです。言葉通り、自分から行動しなければなりません。自分でわかっているだけでは不十分で、行動を起こさなければ何も変わりません。自分を自身の意思通りに動かせたとき、初めて人は変わる事ができます。

ここまで長々と語りましたが、要は「慣れ」というものは「ミス」の裏返しであり、そしてそのミスを起こさないようにするには、自分自身の考えと行動を律する必要がある、という事です。私が塾バレー部に慣れ始め尚且つ気を引き締め直すタイミングだと感じた為、今回共有させて頂きました。私もまだまだ未熟者で、皆様のお力添えを必要とする時があるかと存じますが、何卒宜しくお願い致します。

乱文失礼致しました。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このページをシェアする

当サイトは、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。
セキュリティを向上させるため、またウェブサイトを快適に閲覧するため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。
このままご覧いただく方は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。

閉じる