男子

縁を大切に

経済学部2年  河村 歩奈

日頃よりお世話になっております。経済学部1年、渉外副務を務めております河村歩奈です。
寒さも緩み、本格的な春が近づいてきました。3月はじめとは思えないほどの暖かい日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて先日、私は関東学連主催のリーダー研修会に参加させていただく機会がありました。バレーボールの普及と発展・指導法の習得・各大学の親睦と交 流を目的としたもので、「世界を経験している監督や選手、現在の大学バレー ボール界をリードしている方たちの話を聞くことができる」と楽しみにしていました。

コロナ禍を経て3年ぶりに対面での開催となったこの研修会では、元日本代表男子監督である中垣内さんをはじめ、現在の日本バレーボール界をリードしている方々のお話を伺うことができました。
数々の貴重なお話の中でも、関東大学バレーボール連盟会長の市川先輩(1950年卒)のお話が特に印象に残りました。
この活動日誌では、市川先輩のお話から得た学びを共有させていただければと思います。

小才は、縁に出合って縁に気づかず、
中才は、縁に気づいて縁を生かさず、
大才は、袖すり合った縁をも生かす。

市川先輩が紹介されていたこの言葉は、戦国時代から江戸時代にかけて活躍した剣術家である柳生宗矩が残したものだそうです。
縁が無い、または人脈が無いからうまくいかなかったという例はよく聞く話でもありますし、自分自身でもそう思ったこともあります。
でもそれは、縁があったのに気付いていないだけかもしれません。
そして、縁には気付いても、その縁を活かすことができない。それではまだ中才です。
これは、縁があるのにその縁が活かせるとは思わず、もしくは気付いていた縁が違う方面でも活きることに目がいかなかったのだと思います。
この中では、少しの出会いであっても、その中から気づきを見出し、それを活かすことができる人のことを大才としています。
「袖すり合うも他生の縁」とも言うように、どんな出会いでも単なる偶然ではありません。

小さな出会いであっても、そしてまた悲しく苦しいネガティブな出来事の中からも、成長に繋がる大切なメッセージを受け取ることが重要である、という思いが込められた言葉であると感じました。
そういった意味では、全てが人生をより良く変化させるために必要不可欠なもの。目の前に溢れる小さな出会いや出来事、一つも見逃すことはできないなと実感しています。

私は渉外副務として活動させていただいているため、他の部員よりも先輩や保護者をはじめとした塾バレー部をご支援してくださる方々と関わる機会が多くあります。
様々な経験を積まれている先輩方とお話しすることで、部をより良くするためのアイデアをたくさんいただきますし、他にも、部員以外の側面からチームはこのように見えているのか、と新たな気づきを得られることもあります。

そして市川先輩は「地味な仕事でも今の自分を形作る」というふうにおっしゃっていました。
目立たない、小さな仕事であっても手を抜かずにこだわりを持って行うことこそ、未来の自分のためになる、そしてチームの成長につながるのだと思います。
市川先輩のように「バレーボールが人生のテキスト」と胸を張って言えるよう、一つ一つの出会いや出来事といった縁を大切に、塾バレー部での活動を通して成長できるよう精進してまいります。

最後になりますが、春季リーグ開幕まで1ヶ月を切りました。
日頃よりご支援いただいている皆様への感謝を結果で示すことができるよう、チーム一丸となって励んでまいります。
引き続き、塾バレー部への変わらぬご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。

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