男子

アツイ夏

法学部法律学科4年  田鹿 陽大

記録的な猛暑が続いた8月ですが、最近の朝夕はいくらか過ごしやすい気温となりました。夏の終わりと秋の訪れを感じ、季節の流れの速さを感じております。
3年アナリストの田鹿陽大です。

本日はタイトルにある通り「アツイ」夏についてお話させていただきたいと思います。私自身、今年の夏は3つのアツサに身を置いたと断言できます。

1つ目の「アツイ」はなんといっても「暑い」ですね。35℃を上回る記録的な暑さで、テレビ上の日本地図は北から南まで真っ赤に染まっていました。私自身も大変な汗かきで高校で選手をしていた頃は練習着を10枚持って行っていたほどです。ですが、この暑さは嫌いではありません。過酷な状況に身を置き、仲間とともに汗をかく。そんな状況が私は大好きです。今はアナリストとして活動している身ですが、スタッフに転じた今でも選手たちと汗をかくということを欠かしておりません。

2つ目の「アツイ」は「熱い」です。早慶戦によって幕を閉じた前半シーズン。塾バレー部は後半シーズンに向けて走り始めました。夏は長いです。前半での結果に甘えることなく、選手たちは1から自分たちの弱みを見つめ改善に努めてきました。それは決して楽しく楽なものではありませ。互いが互いを褒め、時に指摘しあいぶつかることで成長してきたことを私は陰ながら見て知っています。辛く、自分の底を知り涙を流した人もいたでしょう。しかし、自分の弱みと向き合い、底を知った人間に失うものはありません。あとは上に向かって上がっていくだけなのです。私は慶應バレー部に伸びしろのない人間はいないと思っています。もしまだ自分の底と向き合えない人がいるならば、自分の底を直視してみてほしいです。そこがバレーボーラーとしての成長するスタート地点だからです。自分の課題と向き合い、互いに指摘しあう。皆が一緒に汗を流し、時に涙したこの夏は、とてもとても「熱い」夏だったと断言できます。

最後3つ目の「アツイ」は「厚い」です。間違いなく人生のなかで最も濃密な夏の一つだったといえるのではないでしょうか。華々しい早慶戦に始まった夏は初心に帰った地味な基礎練習。そこからチームを作り度重なる練習試合や関西遠征を経て、技術的にも精神的にも間違いなく春の自分たちを凌駕していると思います。練習量としても厚いものであったと思いますが、なんといっても人間関係に一番厚みができたといっていいでしょう。夏休み、同期や先輩後輩、分け隔てなく遊びに行ったりご飯に行ったりとたくさんのコミュニケーションをとる機会がありました。いろんな人間の価値観や考え方に触れることでお互いを知ることが出来たと考えています。だからこそ、今自信をもってこのチームが好きだといえます。

以上3つの暑・熱・厚を乗り越え、塾バレー部は秋リーグに向かおうとしています。私は、アナリストとして自信をもってこのチームで戦うことが出来ます。たとえ技術がほかのチームにかなわなくても、身長や体格が劣っていたとしても。自分たちが本気になってやってきたことを信じて、全力で突き進んでいきたいと考えています。

最後にはなりますが、秋リーグも塾バレー部への応援とご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。(アナリスト田鹿への応援もお忘れなく!!)

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このページをシェアする

当サイトは、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。
セキュリティを向上させるため、またウェブサイトを快適に閲覧するため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。
このままご覧いただく方は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。

閉じる