男子

そつがない

文学部4年  山本 昌岳

日頃より大変お世話になっております。
文学部3年、学連委員の山本と申します。

先日東京の梅雨入りが発表され、蒸し暑く過ごしにくい気候となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私はリーグが無事に閉幕した安心感も束の間、すぐに始まる東日本インカレのために再び目まぐるしい日々を過ごしております。

さて、冒頭で触れた通り春季リーグ戦が無事に閉幕いたしました。今回はこの日誌をお借りして、今田主務(商4)に改めて感謝を述べさせていただきたいと思います。なぜかという方もおられるかと存じますが、実は2回にわたって実現いたしました今回の記念館におけるリーグ戦開催は、今田主務のおかげと言っても過言ではないのです。振り返ればある日突然、私が今田主務に電話をかけて「記念館をリーグ戦で使えないか」と問い合わせたところ、すぐに使えるとのお返事をくださったことから記念館開催への道が開きました。そこからいざ始まった事務的な手続きや必要な申請なども今田主務が全て手際良く進めてくださったことで、本来煩雑であるはずの作業が驚くほどスムーズに完了したのです。そして大会当日も、借用物品の管理や会場設営の準備などに気を回していただき、さらには運営上のリクエストや相談などにもすぐに対応してくださるなど、数え切れないほどのご協力をいただきました。

会場に来られた方は記憶にもまだ新しいかと存じますが、閉幕週の記念館で発生したあの熱気には、私はコロナ禍以降これまでのリーグ戦のどの会場においても類を見ないとても大きなエネルギーを感じ取らずにはいられませんでした。実際に観客動員数も今季のリーグ戦で最多人数であり、記念館開催がいかに大学バレーを盛り上げるエッセンスになり得るかということを身をもって体験した次第であります。このような結果の裏側で、今田主務から「そつがない」ということを学ばせていただいた気がしております。普段は若干(あくまで若干)ヘラヘラしていることの多い先輩ですが、相手がやりやすいように先回りして動くという気の利かせ方や準備の仕方、さらにはその無駄のなさを今回改めて実感し、非凡なその才に尊敬と憧れの念を抱きました。記念館開催にあたり、私が何か時間のかかる膨大な作業をしたかと聞かれればNo、細かく綿密な打ち合わせを行う必要があったかと聞かれればまたNo、必要な業務の中に複雑で難解なものがあったかと聞かれればこれもNo。しかしいざ当日を迎えれば必要な準備は揃っており、大きな問題が発生せずに成功という結果に終わりました。これはまさに、今田主務のそつがなくて手ぬかりのない準備の成果だということに他なりません。「相手がやりやすいように」という命題は人と仕事をする上での大前提であり、そのお手本のような仕事をする先輩に恵まれたことで得られた学びは、今回のリーグ戦において何より大きな収穫かもしれません。そして、私も相手から仕事がやりやすいと思ってもらえるような、そつのなさを身につけることができるように、様々な工夫をしながら精進してまいりたいと思っております。

さて、話は変わりますが、今季のリーグ戦は全て有観客で行うことが叶いました。今季は可能な限り受付に常駐し、これまできちんとお会いしたことのなかった諸先輩方や、保護者の皆様にできるだけご挨拶するようにしておりましたが、そこで塾バレー部の応援の多さと暖かさを実感いたしました。毎週欠かさず、塾バレー部の試合に多くのチーム関係者の方がご来場いただきましたことは、学連委員としても部員としても非常に嬉しかったですし、皆様の多大な応援があってこそ、一部残留という大きな結果を残すことに繋がったと思います。私にとって皆様にできる恩返しは、少しでも盛り上がった大学バレーの試合を準備することだと思っておりますし、そのためにこれからも全力を尽くしますので、引き続き応援のほどよろしくお願い申し上げます。併せて、試合会場などでもしお会いした際には、是非ご指導ご鞭撻いただけますと幸いです。

では、梅雨が明ければ厳しい夏がやってまいります。どうかお身体にはご自愛の上お過ごしくださいませ。長文、乱文失礼いたしました。

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