男子

メンタルの重要性

文学部3年  山木 柊

日頃よりお世話になっております。文学部1年の山木柊と申します。
厳しい寒さも終わり、春が顔をのぞかせておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

年度末になり、新1年生も続々と練習に参加しに来てくれていますが、それはつまり、私が初めて塾バレー部の練習に参加してからもう1年が過ぎたということでもあります。今回は私の1年間の塾バレー生活を振り返らせて頂こうと思います。

入部したての頃の私は、バレーボールの技術もほとんどない上に、しばしば体調を崩して常にコンディションの悪い選手でした。そのくせ人数の関係で総合練習には参加させてもらえていたので、総合練習に入っては自分のミスで練習を壊してしまうなんてこともたくさんありました。そんな私も入部してから1年が経ち、まだまだミスは多いものの、あの頃のように練習を壊してしまうということは減ってきています。では、1年前と今では何が違うのでしょうか。もちろんバレー部にいる中で技術的な向上があったことも確かだと思いますが、より大きな違いはメンタル面なのではないかと自分で振り返って思うのです。

過去の自分の言い訳をするのがダサいということを承知の上で、1年前の自分の言い訳をしようと思います。全ての元凶は、大学入学直前の無駄に意識の高かった自分にあります。大学入学直前のちょうどこの時期に、体育会の練習に参加し始め、ちょうど同じ時期にボランティア活動を始めました。当時の自分は「ボランティアで社会勉強もしないまま大人にはなれない」と思っていたからです。高校の部活の引退ライフからいきなり体育会の練習とボランティアを始め、さらに大学の授業まで始まった私は自分のことでいっぱいいっぱいになっていました。そして、必修が少なく大教室授業が多かったために、大学の友達もできず、練習が始まるまでほとんど誰とも話さない毎日に、どんどんと暗く、表情も無くなって、ボランティア活動で疲れも取れないという、今自分で思い返しても可哀想な大学生だったと思います。そんな私情を練習に持ち込みまくりだった私は、当然練習の中でミスを連発して自信を失い、また暗くなる。そんな最悪のサイクルを繰り返し、心は完全に折れ、練習に行きたくなくなり、自分が怪我でもして練習できなくならないかなとか、病気にでもならないかなとかそんなことを考える毎日でした。そしてそんなことを考えては、自分の心は体よりも弱いんだと自分に落胆していました。

こんなにネガティブな話をつらつらと日誌に書いてしまい申し訳ございません。ここから先は可哀想な大学生の話は出てきませんのでご安心ください。私が今、最悪のサイクルを抜け出せているのは自力では到底できないことでした。もう少し一緒にバレーをしていたい、一緒に過ごしたいと思わせてくれた同期や私の状況を察して声をかけてくれたり、遊びに誘ったりしてくれた先輩の存在なしには今の私はありえません。みんなのおかげで私は今元気に練習できているし、こんな話を過去のこととして日誌に書けています。

自分の心が折れそうな時、人は自分の心は弱いんだとさらに自分を責めてしまうこともあります。人に相談できず、悩みを見透かされることすら怖くなります。しかし、自分を責めたり、自分で解決できないことを嘆いたりしてはいけないと思います。

こうした経験をした自分だからこそ、メンタルの重要性は誰よりも分かっているつもりです。春リーグを目前にしたこのチームにごきげんを広めて、最高のコンディションで春リーグに臨むべく日々取り組んで参ります。

少々ネガティブで説教くさい日誌となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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