男子

かけた情けは水に流せ

文学部4年  山本 昌岳

日頃よりお世話になっております。文学部2年、学連委員の山本昌岳です。

うだるような暑さが続いていますが、毎日どのようにお過ごしでしょうか。

さて、今回のテーマは、仏教経典由来の「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」という言葉です。これは私が近ごろ人と接する時に心がけていることで、そのまま文面通り人から受けた恩は絶対に忘れずにきちんと返すこと、逆に自分が施したことはその瞬間に忘れること、という意味です。

どの分野も同じではありますが、学連の仕事は絶対に1人では回せないため、お互い支えあったり手助けしあったりしながらやっていく必要があります。その中で、こなせる仕事の種類と量は人それぞれなのは当然ですが、結果的にこなした仕事の絶対量には大きな個人差があります。そんな中で、私は気を抜くと、あんなに助けてあげたのにとか、…したのにお礼も言わないでとか、そういったことでついつい腹を立ててしまうことがありました。しかしながらある時、考えてみればこれは非常に恩着せがましい限りであるということに気が付きました。私がその瞬間誰かを手助けしているのと同等か、むしろそれよりも多く、違うタイミングで私は誰かから助けられているはずで、そうして組織が全体として回っているのであるにも関わらず、自身がなにかした時だけ感謝や見返りを求め、他人に対しての感謝は疎かにするような態度は浅ましく、塾バレー部の人間として品性に欠けると言えます。

この、「かけた情けは水に流し、受けた恩は石に刻め」という心構えは学連の仕事に限らず、あらゆる人間関係を円滑に進めるために非常に有意義なものだと思いますし、そういう心構えでいることが理想的だと思っております。私はまだまだ未熟なのでこの理想とは程遠いのですが、塾バレー部でもっともっと成長できるように精進していく所存です。

話は変わりますが、先日行われた入替戦にて、塾バレー部は国際武道大学に敗北を喫し、残念ながら2部降格となってしまいました。無観客での開催となってしまい、この大一番で直接応援を賜れなかったことが非常に心残りです。しかしながら春季リーグ戦を1部で戦うことを通して、順天堂大学や筑波大学を撃破するなど、底知れぬポテンシャルを発揮してくれたことは間違いありません。秋季リーグ戦や全日本インカレではさらに活躍してくれると確信しておりますし、少しでも塾バレー部の戦いを盛り上げられるよう私も全力を尽くします。

新型コロナウイルスの拡大は第7波を迎え、先週に関しては日本の新規感染者数が世界で1番多かったそうですし、サル痘という新しい感染症の拡大すらささやかれています。非常に緊迫した情勢ではありますが、どうかお身体にはお気をつけくださいませ。

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