女子

先輩の存在

法学部政治学科卒業生  榎本 莉英

気温がまだ低いとはいえ、窓から入る春めいた日差しがうれしいこの頃です。
皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

法学部政治学科1年の榎本莉英です。

部員や監督、コーチに直接会えなくなって、はや2ヶ月が経とうとしております。
体感的には半年会っていないんじゃないかと思うくらい、存在の大きさを感じています。

緊急事態宣言下にある現在、我々女子バレー部は活動を自粛し、
週5回のオンライントレーニングに励んでおります。

私はこの自粛期間中、先輩の偉大さに何度も驚かされました。

本来女子バレー部は1/5より冬休みを明け、練習を開始する予定でありました。
しかし当時国内の感染状況は増加傾向にあり、自粛を決定いたしました。

緊急事態宣言が発令された1月上旬、

「練習再開はまだできない。」

そう決断し、我々部員に伝達してくださる主将。
私はその言葉を聞いた時、やり場のない思いを感じました。

数日後、ふと主将まりこさんのことを考えていました。

練習再開ができないという決して明るくないニュースを部員に打ち明ける。
その時私を含め部員の表情には、悲しさや怒り、悔しさが溢れていたと思います。

まりこさんはどんな気持ちだったのだろうか。

練習再開ができない辛さは学年関係なく皆が感じました。
しかし、部員として活動できる残された時間は異なります。

1番辛いのは3年生だ。

その事に気づいたとき、
これまで明るく声をかけてくださっていた3年生の偉大さに気づかされました。

と同時に、3年生に明るく振る舞おうとさせてしまった自分に悔しくなりました。

それから1年でミーティングを開き、明るく声を出そうと決めました。
いざ実践すると、そのちょっとした変化にまりこさんは

「1年生、明るく声を出してくれてありがとう。」

とおっしゃったのです。

私は一生頭が上がりません。

先輩を明るくしたいと思ってとった行動なのに、先輩が褒めてくださり、
私たちをさらに明るくしてくださったのです。

私たち1年の方こそ感謝の気持ちを伝えなければなりません。
3年生、2年生いつも本当にありがとうございます。

私たちはこの自粛期間、メンタルトレーニングに取り組むようになりました。
バレーボールへの向き合い方が変わり、
自粛期間以前よりチームとして一つの気持ちを共有できている自信があります。

これは副将しずかさんが毎週提案してくださる議題があるからこそ、
意義のあるトレーニングになっているのだと思います。

また、2つ前のブログで1年泉川が綴ったように
厳しいトレーニングに対して部員がモチベーションを維持できているのは、
じみんさんが明るい声かけをしてくださったり
限界突破できるようなメニューを考えてくださったりするおかげです。

そして女子バレー部が活動できるよう、
部員の見えないところで様々な機関と連携してくださっている主務まなみさん。
1年の私などでは想像もできないような責任を抱えてくださっているのだと思います。

素晴らしい3年生4人の誰かが欠けていたら、
こんなにも楽しくて毎日を彩ってくれる部活になっていないのだな、
とその絆や信頼に感動しました。

そしてこんな素晴らしい先輩の下、バレー部の一員として活動できている事、
本当に嬉しく思います。
これからも3年生の意志についていき、team2021を最高にします。

いつか私たち1年も上級生となる日が来ます。
その日までしっかりとこの偉大な背中を目に焼きつけまくりたいと思います。

長文乱文誠に失礼いたしました。

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