男子

若き血滾る4年間を

商学部4年  今田 敏貴

平素よりお世話になっております。
2023年度主務をさせていただきました、商学部4年の今田敏貴でございます。

気づけば辺りはクリスマスムードが漂い、大学生最後の冬を満喫してやるぞと意気込みながらも、まだまだ残っている卒業単位を取る為、三田キャンパスに足繁く通っている私ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

とうとう最後の活動日誌、実はここ1年間「最後の活動日誌でこの感情をぶつけたいな」とことあるごとに考えていました。思い返すと感情ベースすぎて最後に書く必要がないことや、世の中には出せないものまでありました。

なんとか精査してみましたが、結局心の赴くままに進めていこうと思います。下記3本構成になり、長文ですが是非ご一読くださいますと幸いです。

1. なめらかでない4年間
2. 慶に應える
3. 最強のチームメイト達へ

1. なめらかでない4年間

まずはこの4年間を思い返します。振り返ると塾バレー部での4年間は全くなめらかなものではなかったです。

初めての練習参加は蝮谷体育館、同期の立川(商3)も初参加の日だったものの、集合して伝えられたのは「今日から数日間活動停止になります。」の言葉、そこからは新型コロナウイルスの猛威と隣り合わせの状態で、おうち時間の発信やオンラインでの交流、トレーニングの日々でした。同期とはzoom上でゲームをしたり話したりして、先輩達からは仲の良い代と言われていた時期もありました(今もですが)。

そして私の主務業生活は1年生時の11月頃、当時の佐々木主務(2021卒)より、日吉の飲食店ドマーレにて10分程度の引き継ぎ説明をしてもらい、副務として本格的にスタートしました。今思えば端的かつ分かりやすい説明でしたが、当時は焦った記憶があります。そこからは先輩方から受け継いだ主務マニュアルを読み込む日々が続きました。50ページ強にまとめられた内容を読み、責任の大きさを体感しながら、記載していない事は他部活の先輩主務に聞いて凌いでいました。

そこからは苦悩の連続でした。コロナ禍により中止になっていた公式戦が開催されるも、初めての手続きではチェック不足によるエントリーミス。想定されるミスの中で最大の不手際により、本当に迷惑を掛けてしまいました。要領の悪い自分は、部活の時間内外問わず常にバレー部の作業に追われ、その中で大小様々なミスを引き起こしておりました。4年生になってからも、早慶戦や納会等の大事な局面で完璧な仕事をこなした事がなく、厳(経4)、細野(経3)、河村(経2)には迷惑ばかり掛けていました。

また、上記のオペレーションマネジメントだけでなく、チームマネジメントにおいても、日本一を目指す上でまだ出来た事があったと感じ、やり切れない気持ちでいっぱいです。歴代の主務でこんなにも弱い人間はいなかっただろうと痛感しています。

ですが、以前オンライン上で行われたOBOG交流会にて野瀬先輩(2016卒)に言われた、「他人と比べず自分らしさが溢れていれば良いよ」という言葉にしがみつきながらなんとか自己肯定感を保っていました。先々代主務の佐々木さんより長く部にいたし、先代主務の勝呂さん(2022卒)と一緒に「決算・予算決め」を行った時よりも、今年は正確さ・スピードを両立する事が出来たし、その他ミスが減るような仕組み化も少しは出来たと思うので、まずまずの出来と自分を褒めてみます。

ぶち当たった壁と学んだ事は沢山あります。自分の思慮の浅さ、行動力の無さ、周りを本当の意味で巻き込み動かす難しさ、プロジェクトにおけるプレーヤーとマネージャーの立ち回りの違い、自主性と上意下達の使い分け、多少のミスは仕組み化で防げる事、失敗から培う判断力、など責任を任されて初めて分かる事も多く、本当に貴重な経験をさせてもらったと実感しています。

私のなめらかでない4年間が、2023シーズンにおいて、支障がなくバレーだけに集中できる「なめらかな」環境を整え、少しでも多く部員の挑戦を支える事が出来ていたら何より幸せです。また、今後の主務業を担っていく後輩達が枠内の業務に囚われず、より個人の色を出して独創的かつ画期的な発想で塾バレー部を発展出来るよう、そんな環境を作るお手伝いも出来たらと考えています。今田が史上最弱の主務であり続ける為にも、鋭意整えてまいります。

2. 慶に應える

次に、慶應バレーについて考えます。私は人の言葉が好きです。恐らく自分の言葉で言語化する事が苦手である為ですが、出会った時に心の琴線に触れた言葉をよくメモしています。野外広告や企業のビジョン、本、映画、ブログなどから抜き出しますが、それを見ると自分が大切にしている価値観や理想の自分を知る事が出来るので案外良い趣味かと思っています。ここでは1つの言葉を紹介させてください。

どなたの文章か失念してしまいましたが、他部活のブログで「慶應らしさとは、多くの人の慶(よろこび)に應(こた)える事が出来る力を持っている事だ」と言っていました。「慶に應える」、なんて素敵な言葉なんだろうと感じました。「慶應らしさ」とはなんだろう、2023シーズンが始まる際に4年生間で何度も何度も話し合ったのを覚えています。それぞれの考える慶應らしさが異なる事もあり、お互いが納得するまで時間がかかりました。

そんな中、早慶戦を経て塾バレー部における慶應らしさは、どのチームよりも「慶に應える」事が出来る点だと改めて考えていました。慶應義塾大学にはスポーツ推薦が無く、日の目を浴びてキャリアを積んできた選手は少なく、エリート集団ではない、泥臭く何度も負けて辛い思いをしてきた選手達が集まっています。HPの早慶戦ページや新入生への言葉のページで、慶應バレー部はエリート集団ではなく、アスリート集団だと常に発信し続けてきました。そんな私達が、全身全霊で大学バレーのトップに挑む事で、観戦してくれている若き血を滾らせ、「慶に應える」事が出来るのだと思います。
 
押し付けるわけでは無いのですが、年バレのインタビュー時にも航希(島田・経4)が使っていたワードなので、何人かには共感してもらえるかと思います。ただ関東一部リーグでバレーが出来ているだけでなく、慶應バレー部でしか世の中に与える事が出来ない付加価値があるのなら、それを追い求め続けるべきでは無いでしょうか。念頭に置いて励んでくれる事を願います。

3. 最強のチームメイト達へ

最後になりますが、慶應義塾体育会バレーボール部が誇る最強のチームメイトの皆様に感謝の意をお伝えして終わりたいと思います。

三田バレーボールクラブの皆様、星谷監督
大変お世話になりました。
ご心配、お手数、ご迷惑をお掛けしてばかりで頭が上がらない思いではございますが、未熟すぎる私にメールの書き方から各業務の心構え、プロジェクトの進め方まで丁寧にご指導いただいたり、遠方にも関わらず現地でご声援いただいたりと、塾バレーボール部への愛情を間近で体感させていただきました。心より感謝申し上げます。半人前のまま引退となってしまいます事、何卒ご容赦ください。

全部員の保護者の方々へ
皆様がこれまで沢山の愛情を注いでくださったおかげで、お子様がこんなにも素敵で立派な人間に成長しています。恥ずかしがり屋が多いので、私から代わりに感謝の旨を伝えさせていただければと思います。部員全員、保護者の皆様を愛してやまないはずです。

両親へ
部内のいじられキャラに仕立ててごめんなさい。間違いなく最高の学生生活です。不自由なく支えてくれてありがとう。まだまだ甘えさせてください。

1年生へ
チームの為にと色々な指示を文句も言わず遂行してくれてありがとう。本当はだるいんだろうなとか考えすぎちゃう僕からしたら凄く頼りになりました。おかげでリーダーが被るべき仮面を少し理解出来ました。ありがとう。

2年生へ
皆めっちゃ面白いし、自分を持っていて、2年生なのになんて優秀なんだと尊敬していました。その反面なんとも扱いにくい学年でしたが、おかげで自分の弱さや中途半端さに気づく事が出来ました。ありがとう。次年度も3年生の作りたいチームを自分達なりに噛み砕いて、フォローの姿勢を全うしてあげてください。

3年生へ
会えなくなるの寂しいな。大昭(渡邊・商3)とのバカ話、陽大(田鹿・法3)からのボディタッチ、昌岳(山本・文3)へのだる絡み、一真(細野・経3)との帰り道、祐介(芳賀・環3)のダルいかまちょ、克弥(内田・環3)の底なしの明るさ、全てが思い出だな。こんな頼り甲斐のない主務で申し訳なかった。4年生に対して色々我慢させた事も多かったと思う。これからも大胆かつ自由に慶應バレーを体現して欲しいです。3年間ありがとう。

メッセージカード、貰うとめちゃくちゃ嬉しいです。社会に出て辛い時に見たくなるような、そんな大切な物になる予感がしています。来年も丁寧に書いてあげてください!

最高の同期へ
何かしら口実を作って、たっちゃん(立川・商4)が強引に集めてくれないと多分集まらないので、頼みます。航希(島田・経4)と喜輝(松本・環4)の試合を見れる時には集まろう。迷惑を掛けまくって、足を引っ張って、支えてもらいっぱなしの4年間でした。尊敬する所ばかりのあなた達の事を愛しています。4年間本当にありがとう。

お見苦しい文章が多くなり恐れ入りますが、2024シーズンも変わらぬご指導ご鞭撻、そして「日本一」のご声援をいただきますよう宜しくお願い申し上げます。

これを持ちまして最後の活動日誌を締め括らせていただきます。
長くなりましたがここまでご覧いただいた皆様、誠にありがとうございました。

今田敏貴

“若き血滾る4年間を” への1件のコメント

  1. 大昭叔父 より:

    今田さん、自分を素直に分析できる貴方は素晴らしい❗️この一年間、慶應バレーは十分”慶に應える„バレーであった事を認めます。ありがとうございました。

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