男子

唯一無二の組織

経済学部卒業生  島田 航希

日頃よりお世話になっております。
経済学部4年の島田航希です。
最近やっと寒さが厳しくなり、すっかり街はクリスマスシーズンに向けた準備といった季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

全カレ直前最後の活動日誌担当が私ということで、明日からの大会に向けての率直な想いなど書かせていただこうと思います。

明日からいよいよ負けたら即終わりの大学日本一を決める全日本インカレの幕開けです。日本の大学生バレーボーラーはこの大会で日本一になるためにこれまで練習を積み重ねてきたと思います。もちろん我々部員全員も日本一になりたいと考えていますし、日本一を獲る準備は万端です。

いきなりですが、私はこのラストイヤーの集大成として、自分が所属するこの”慶應義塾大学”という大学で、今の”チームメイト”と日本一になりたいと心から思っています。他の大学でも、誰一人欠けても駄目です。関東一部で唯一スポーツ推薦のない慶應義塾大学で文武両道を極め、日本一になることは自分たちにしか出来ないと思います。この「自分たちにしかできないこと」と、「自分たちが心から信じること」の重なった部分が、部員全員が”全てを懸けて取り組めること”だと考えます。たとえ、他人には馬鹿らしくみえても、他のチームからは非効率に見えてもです。

そもそも何事も綺麗に上手くはいきません。今年のチームも全て上手くいったかと言われればそうではありません。現に全日本インカレのシードは獲得できませんでした。どうしたら全員が自分たちの理想や目標に近づけるか、でしかないと思っています。試合に挑む準備やアナリストの戦略がどれだけ完璧で緻密でも、実行が伴わないとうまくいきません。だからこそ、「これは自分達にしか成し遂げられないことで、最高にかっこいい!」とみんなが一体となり、心を躍らせてプレーすることが重要であると、この1年身をもって味わいました。

しかし、多彩なバックグラウンドや考えを持った部員が、各々持っている認識をみんなで探そうとすると、日々のコミュニケーション、対話がとても大事なものになってきます。何が良くて、悪いのか、何をやりたくて、やりたくないのかを共通認識として持つのはとても手間のかかることです。だからこそ、こういった決め方に価値があり、我々が体育会に所属し、本気で過ごす意味なんだと思います。理屈は誰でも理解でき、誰でも再現できますが、感情は誰でも理解できるわけではありません。だからこそチームは全く違うものになるし、良くも悪くもカラーというものが出ると思います。

私は主将として、時には自分達の感情に沿った意思決定(パッション)も重要であると学びました。そして、私はこの大会で何かを成し遂げたときに、このメンバーだから出来たんだ、慶應義塾大学だから達成できたんだ、と胸を張って言いたいなと思います!

このまま長くなりすぎても引退後の活動日誌でネタ切れしてしまうのでこのくらいにしておきます。笑

最後になりますが、私はただタイトルを獲るのではなく「日本一の組織」になりたいです。そのために、「日本一の取り組み」と、「日本一の結果」を求めることが不可欠だと思います。全員が主役であり、部員一人一人が、最後「やりきった」と言えるようになること。そうすることで、人の心を動かそう。

お時間のある方は是非会場に足をお運びいただけると幸いです。チームへのご声援の程宜しくお願い致します。

乱文失礼致しました。

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