先輩各位

日頃よりお世話になっております。
環境情報学部1年の入来晃徳と申します。先日行われた2022年度秋季関東男子2部リーグ戦、中央学院大学との試合結果をご報告いたします。

○慶應義塾大学3-2中央学院大学●
第1セット25-20
第2セット17-25
第3セット25-23
第4セット22-25
第5セット15-8

【先発選手】
WS:島田(経3)-入来(環1)
OP:松本(環3)
MB:降(商4)-芳賀(環2)
S:高倉(商4)
Li:内田(環2)

【交代選手】
渡邉(商2)、細野(経2)

【控え選手】
樋口(経4)、大槻(総3)、西山(法3)、山木(文1)、山元(法1)

【試合内容】

今回の対戦相手である中央学院大学はエースを中心としたテンポの速い攻撃を軸に戦ってくるチームである。これに対し慶應は自分達の得意とする高さを生かしたバレーを展開しようとするも、なかなか流れをつかめず2、4セット目を奪われるが試合後半には松本を中心に自分達の流れを引き寄せ勝利することができた。今回の試合で浮き彫りになった改善点を見直し、1部昇格という目標のもと更に精進していきたい。

第1セット
1セット目、序盤から流れを掴み勢いに乗りたい慶應はWS入来のスパイクでサイドアウトを切り1-1。その後、長いラリーを制しこの試合初ブレイクに成功し2-1とリードする。更にMB降が2連続サービスエース、そして入来のブロックポイントで合計4連続ブレイクし5-1と完全に勢いに乗ったところで中央学院のタイムアウト。しかしその後も慶應の勢いは絶えずさらにブレイクに成功し6-1とリードを広げる。しかし8-3となった場面相手の早い攻撃が決まりだしブレイクを許してしまい8-6にまで差を縮められてしまったところで慶應のタイムアウト。その後サイドアウトの取り合いが続き16-13となった場面から相手のサービスエースなどにより2連続ブレイクを許してしまい16-15と差を縮められる。相手の流れになりつつあったこの場面も慶應はエースOP松本にトスを託しサイドアウトを切り、さらにその後もMB芳賀のダイレクトアタックによりブレイクに成功し18-15と勢いを渡さない。そして19-16となった場面慶應の３枚ブロックが決まりブレイクに成功して先に慶應が20点台に乗る。その後も流れを渡すことなく25-20でこのセットを慶應が取った。

第2セット
1セット目を先取して迎えた2セット目、序盤からサーブを責められ苦しい展開となるも松本のスパイクで1点目を奪う。しかし慶應は精彩を欠いたプレーから相手にリズムを奪われ、3-8の場面で早くも1回目のタイムアウトを要求する。この後、すぐに松本のスパイクで流れを断ち切ると相手のミスも重なり、7-9と追い上げを見せる。しかし、相手の粘り強いレシーブや攻めてくるサーブに慶應はリズムをつかめず、再びブレイクを許し、7-13で消毒のタイムアウトを迎える。さらにブレイクを許したところで入来に変えて、WS渡邊をコートに投入すると、松本のスパイクから盛り上がりを見せる。更には渡邊もバックアタックを決めると、難しいトスを得点に繋げるなどチームを鼓舞する。そして14-20と慶應は反撃の勢いを見せたところで、中央学院はこのセット初めてのタイムアウトを要求する。しかし、その後も勢いに乗った中央学院の流れを止めきれずに16-24と相手にセットポイントを許す。渡邊のバックアタックが決まったところで、S細野をピンチサーバーで投入するも、17-25でこのセットを落とした。

第3セット
2セット目を奪われ、このセットを奪われたくない慶應に1点目をもたらしたのは、入来のブロックの間を抜いた強烈なスパイクだった。そして降のサーブで乱してからのブレイクで点差は拮抗していたものの、いい雰囲気でこのセットを迎えることができた。入来のサーブカットからの松本のスパイク、入来の強烈なクロススパイクなど、随所にいいプレーが見られ序盤から点差以上に相手をリードした内容だった。6-6と同点の場面で松本がストレートスパイクを決め、7-6で松本にサーブが回ってきた。そこから松本はサーブで相手を乱し続け、松本の2つのサーブポイントと2つのスパイクポイントを含む5得点で連続ブレイクし、このセット一番の点差である6点差をつけた。迎えた中盤では、相手の粘り強いディグと強烈なサーブに押され気味であり、16-15と点差を詰められるシーンもあったが、またも松本のサービスエースからブレイクを生み、バックアタックで20点目をもたらした。最後まで相手の強烈なサーブとブロックを利用したスパイクポイントに苦戦したが、勝負のセット終盤には松本にトスを託し、最後は芳賀の連続ブロックポイントで25-23でこのセットを奪った。

第4セット
2セットを先取し、このままセットを取り切りたい慶應は松本のスパイクポイントで先制点を奪取する。相手の強烈なジャンプサーブをLi内田がきっちりセッターへ返球し松本が打ち切り2-1。しかし相手もサービスエースや松本のサーブを1本で切るなど、両者1歩も譲らない攻防が序盤から繰り広げられる。WS島田のテンポの速い攻撃や松本のバックアタックで得点を重ねるが、相手にブレイクを許してしまい5-7。強気の降のサーブやサイドラインを狙った松本のスパイクも惜しくもネットに阻まれてしまい点差は広がってしまう。慶應のタイムアウトで気持ちをリセットし、入来のパイプ攻撃やサーブがひかり点差を10-11まで詰める。中盤なっても互角の展開は続く。しかし相手の粘り強いレシーブや強烈なスパイクに翻弄され点差は広がり12-16。サーブをあまり攻めることができない状態になってしまい、相手の多彩な攻撃に惑わされる中でも、入来や松本が着実に得点を重ねる。セット終盤になり20-22と何とかついていくが連続でサーブがネットに阻まれてしまう。最後は相手のエーススパイカーに決められ22-25でこのセットは幕を閉じた。

第5セット
1部復帰を目指す慶應にとって、取らなければならない運命の第5セット。1点目は島田のサーブで相手を乱すと、入来のスパイクが決まり、良い流れで慶應が先取。その後もフローターサーブで相手を乱すものの、序盤はスパイクの応酬となり点差は広がらない。しかしその後、入来のサーブと徹底したリードブロックでブレイクに成功した。サーブミスにより相手に得点を許したものの、松本の強烈なスパイクが決まり、8-4と点差が広がった状態でセット中間のコートチェンジ、タイムアウトとなる。次の芳賀のサーブから始まったラリーでは、 降、島田、松本による3枚ブロックで相手の攻撃を完全に防いでタイムアウト明け1点目を取り、流れを相手に渡さない。その後はお互いサーブミスが目立ち、相手のスパイクをなかなか止めることができず、サイドアウトの応酬となった。その後、降の好ディグによりブレイクを取り、13-8とリードした状態で中央学院大学のタイムアウトとなる。タイムアウト明けも降のサービスエースで良い流れを切らさず、最後は松本のスパイクにより15-8でこの最終セットを取った。

よってセットカウント3-2で本塾の勝利。

無観客試合ではありましたが、ライブ配信をご覧いただき感謝いたいします。
今後も何卒よろしくお願いします。