男子

「良い出来事だった」にする

総合政策学部卒業生  大槻 晟己

こんにちは、副将の大槻晟己(総4)です。
暑さも少しずつ和らぎ、朝夕の過ごしやすさを感じるようになりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、先日私は怪我をしてしまいました。そこで勝手なことではありますが、この場を借りてお詫びと決意表明をさせていただきます。まずは私を応援してくれていた皆様、本当にごめんなさい。そしてチームのみんな、ごめん。一刻も早く復帰できるよう、全力を尽くします。

リーグ開幕直前の受傷ということでチームに大きな負担をかけましたし、また私個人としても最後のリーグを控えた状態での出来事だったので、申し訳なさと悔しさを強く感じております。しかし、今回の活動日誌を通して皆様に「これはネガティブな出来事ではない」と敢えて伝えたいと思います。

早速ですが、結論からいきましょう。私はある出来事が起きても、その出来事自体が何らかの意味持っているわけではないと考えています。その出来事に対して負の感情を抱くのは自分自身であって、その事象自体がネガティブな性質を持っているわけではないのです。目の前の出来事が自分にとってポジティブなことであったと、振り返った時に言えるような行動をしていくことが重要だと考えています。

「ネガティブな事象だ」と感じる出来事は、往々にして突然起こります。ミスやエラー、災害、事故などは対策こそできても、全て避けたり完璧に予測したりすることは不可能です。だからこそ、その出来事が起きた瞬間の第一印象を変えることは極めて難しいでしょう。私自身も今回の怪我をした瞬間は「嘘やろ、最悪や…」と思いましたし、おそらく誰でも突然の出来事に対しては何らかの感情が湧き出てしまうはずです。

しかし、重要なのはその後です。「最悪や…」と言い続けるのか、それともその出来事があったからこそ到達できる場所や状態を見据えて努力するのか。

私の怪我があったからこそ、出場できた選手もいました。選手層の薄さが継続的な課題となっていながらも、なかなか思い切った施策を打ち出せずにいた私たちにとって、良い刺激となった側面もあるはずです。明日急に訪れるかもしれない出場機会を肌で感じ、今まで以上に練習に向き合えたリザーブの選手もいるのではないでしょうか。私自身も怪我をきっかけに改めて自分と向き合うことができましたし、「プレーができない自分がチームに貢献できることは何か」を考える機会にもなりました。「あの怪我のおかげで…」と将来言えるように、できることを全力で取り組んでいきます。

慶應バレー部は、苦しい中にも目指すべき道を見出し、それに対して全員で努力できる組織だと確信しています。「この怪我があって良かった」と、3ヶ月後に全員で言うために、この副将を色々助けてください。よろしくお願いします。

と、長々書いてきましたが3連敗の辛さを一番感じているのは今プレーしてくれている選手たち、そして一生懸命サポートしてくれているスタッフのみんなだと思います。一刻も早く戻れるように頑張るので、もう少し頼みます。

まずは1勝目を。
チーム島田一丸となって、全力で掴みにいきましょう。

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