男子

置かれた場所で咲きなさい

商学部卒業生  立川 貴一

日頃よりお世話になっております。アナリスト3年の立川です。
寒い季節もピークを過ぎつつあり、徐々に暖かさも戻ってきたような気がしてきた時期ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

実は本日3月3日は私の誕生日です!(お祝いのメッセージ待ってます!)
ひな祭り生まれの男の子ということで、いじられることも多いです。
ひな祭りの由来は上巳の節句であり、なんと三国時代の中国の魏にまで元は辿られます。
元々の上巳の節句は、身についた穢れを川で流すイベントだったそうです。それが少しずつ川で流すのではなく、人形に穢れを移し、川にその人形を流す形となり、室町時代辺りに現代のような雛人形の文化が完成したのです。
つまり、ひな祭りはその起源から考えると、女の子の日という要素は無いのです。
(今年はこの文章を皆様がお読みになって、ひな祭り生まれだといじられない事を祈っております笑)
こうした由来を持つひな祭りですが、皆様はいかがお過ごしになられるのでしょうか?

本日の誕生日をもちまして、私は23歳となります。
浪人を経ているため、他の同期よりも2つ私は年上なのです。
2歳上ということで、入部した時は同期との距離感に苦労するのかと思いましたが、当初から苦労することが少なく、なんなら私と接する時の9割ぐらいは歳上だと言う事を忘れてると思います笑笑
同期にはとにかく感謝です。

23年間の人生で大切にしてきたモットーがあります。
それは”置かれた場所で咲きなさい”という言葉です。
恐らく中学生の頃に、元横浜と広島のプロ野球選手である石井琢朗さんの著書で見かけた言葉だったと思います。意味を自分なりの解釈でざっくり言うと、「環境の良し悪しに関わらず、自分の出来ることを最大限にやりなさい」といったふうになるでしょうか。

私なりのポイントは2つで
①置かれた場所に関わらず
②自分なりに咲く
です。

①の”置かれた場所に関わらず”について、まずは話します。
我々人間は、ある程度自分の周りの環境をコントロールできますが、そうした中でも一定数コントロールできない部分も存在します。そうした中で、環境に対する不満を抱くことはごく自然なことと言えるでしょう。たとえ完璧な環境を整えたとしても、完璧すぎるが故の不満が出てくる可能性もあり、環境への不満が途絶えることは無いと思います。

そうした条件下で、環境を理由にして咲く事を拒んだり、諦めたりするのは非常に無意味だと私は考えます。
もちろん、孟母三遷のエピソードから分かるように環境は大切ですし、環境を改善する努力は必要です。ただ、環境が悪いからと不平不満を垂れたところで、突き詰めると無意味な部分に収束するため、時間だけが過ぎていくリスクが高いでしょう。

そして②の”自分なりに咲く”についてです。
人は誰しも得意不得意がありますが、特に私はそれが激しい人間です。言語化する能力などは高いと思うのですが、その一方で美術などは酷すぎて、逆に先生に芸術性を見出されて高い評価を貰ったほどです。ですが、私の考える自分なりの咲き方は、いかに得意な部分でゴリ押しして、不得意な部分を覆い隠すかです。

不得意な部分は、その人間の特性に基本的にはマッチしてないはずなので、いくら突き詰めたところでたかが知れてると思います。例えば、今から死ぬほど練習したところで、島田(経3)のようなサーブレシーブは出来ませんし、松本(環3)のようなスパイクは打てませんし、大槻(総3)のようなトスはあげれません。また、西山(政3)のようにコツコツと地道な努力を続けることも、今田(商3)のように書類作業を淡々とこなすことも、厳(経3)のようにしっかり他人に言いたいことを言うことも、三ツ井(商3)のように前任者の引き継ぎがない中で自主的に自分の役割を開拓していくこともできません。

その一方で、自分が彼らよりも優れている点は幾つかはあると思います。そうした部分をいかにチームに、周りに還元することで自分の役割を持てるかが肝要なのだと考えます。

一見すると単純で簡単なように思えますが、人間にはリスク回避傾向があり、不得意はリスクなので、どうしても得意の方向に走ってしまいます。不得意さにある種の諦めをしつつ、得意な点を自覚して、自分なりの役割を考え出すのは案外しんどいものです。ですが、環境は選べない部分もありますから、”置かれた場所で咲く”ことが人生を幸せに生きるコツなのかなと思います。これからも置かれた場所で咲けるように精一杯頑張りたいと思います。

さて、春リーグまで残り約1ヶ月です。
ここからは練習試合も増えるなど、リーグ前の雰囲気に一気に切り替わっていきます。そしてこの春リーグは、最高学年として我々が迎える初めての公式戦になります。不安や緊張もありますが、春リーグは有観客ということで、多くの方に私たちのバレーを見ていただけるように精進してまいります。応援の程、宜しくお願い致します。
そして、23歳の立川も宜しくお願いします。

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