男子

厳しさ

総合政策学部卒業生  大槻 晟己

日頃よりお世話になっております。
総合政策学部一年の大槻晟己です。

朝晩の涼しい風に秋の訪れを感じるこの頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

先日、私たちバレーボール部は全員でミーティングを行い、自分たちが目指していくべきチームの理想像について話し合いました。ミーティングの中でキーワードとして出てきたのは「厳しさ」という言葉です。それから「厳しさ」について1人で考えたり、同期や先輩と話していくうちに、「厳しさ」という言葉は様々な意味を孕んだとても深い言葉だと感じるようになりました。

私は厳しさには三つのステージがあると考えています。一つ目のステージは「強制による厳しさ」です。これは怒る人や懲罰を与える存在がいるから怠けた態度や行動をせず、ストイックなチーム状況が維持されている状態です。言い換えると恐怖による厳しさです。二つ目のステージは「指摘による厳しさ」です。怒ったり懲罰を与える存在は無いが、緩んだ行動などに対して言葉できちんと指摘し、それによって厳しさが維持される状態です。三つ目のステージは「自律(自立)による厳しさ」です。怒る人がおらず、指摘する人がいなくても一人ひとりが自覚を持って厳しく取り組めている状態、これが厳しさの理想形です。

さて、慶應義塾体育会バレーボール部の良さは自主性を重んじるところにあります。そう考えると、やはり目指すべきは三つ目のステージ「自律(自立)による厳しさ」ではないでしょうか。一人ひとりが厳しさを纏い、甘えや怠慢を許さない環境の中で、競争と調和が実現されてこそ強いチームは育つものだと考えています。

ミーティングでは厳しさがチームに不足しているという認識の部員が多くいました。これまで無かった「厳しさ」がチームに浸透するには時間がかかるかもしれません。しかし、下級生として先輩方を追い越せるようまずは自分が人一倍ストイックに練習に取り組んでいきたいと思います。次に試合をできる日がいつくるかはわかりませんが、成長した私たちを見せられるよう精進していきますので、応援の程よろしくお願い致します。

それでは失礼します。

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