男子

60年間開かなかった扉へ

商学部卒業生  立川 貴一

日頃よりお世話になっております。商学部4年の立川貴一です。

暑く暑く暑かった夏から急激に冷え込み長袖がマストの季節に急になりました。今年の私は例年になく賢く、寒くなったと思ったら即長袖に切り替えることに成功、例年のように寒いけどポロシャツと言った状況を回避しました。入部してから毎年この時期は4年生とのお別れの時期が迫って来ることを感じ、寂しさと気が引き締まる気持ちでしたが、今年は我々の代が引退する立場となりとても新鮮な気持ちです。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆様もお気をつけくださいませ。現在立川はリーグ戦の開始から謎の身体の不調に悩まされており、体調管理については全く発言権がないのですが、、。

さて、最後のリーグ戦も刻々と終わりの時期が近づいており、残り3試合、内容としては正直、思い描いていたものではありませんでした。アクシデントなど言い訳をすればキリがないのですが、今そんな言い訳をしたところで結果が変わることも、再試合になることもありません。この失敗を糧にして、前に進むのみです。

そして何よりこのチームで過ごすことが出来る期間は50日を切り、本当にラストスパートと言うに相応しい時間となりました。そこそこの数書いた活動日誌も、引退時のものを除けば、恐らくこれが最後になるでしょう。(万が一次回があった場合同じネタを擦りますがお許しください。)4年間を共に過ごした同期との時間ももう少しで終わりを迎えます。

我々の代の初対面はコロナウイルスの関係でzoomでした。授業もなくとにかく暇だった我々は、オールしながらオンラインでできるゲームをしたり、色んな話をしたりと、ある意味濃い生活をしていました。初めての練習は3班に分けての分散した練習であったのため、同期で初めて全員顔を合わせたのは、入部して3ヶ月ぐらい後のことだったと思います。写真を改めて見返すと皆んな顔が幼く、元気な大学1年生だったなと懐かしい気持ちになります。

それから年月は経ち始まった我々の代。正直ワクワクと不安が半分半分でした。私たちの代は思いやりがあり、とても優しい人達の集まりです。気遣いや人に寄り添うことが出来る強みがありつつも、その裏返しとして周りに強い言葉で引っ張れない弱さもあり、4年生としてどこまでリーダーシップを発揮していけるか不安でした。

今この時点で1年間を振り返ると至らない部分も多かれど、我々の代の良さを活かせた良いチーム運営が出来ているのではないかと思います。私はこの代の一員で本当に良かったと思います。感謝しかありません。

文章があっちに行ったりこっちに行ったりで本当に申し訳ないのですが、良い機会なのでここで同期を軽く紹介させてください。順番は本当に適当です、、。

まずは今田(商4・主務)から。今田はとにかく人が好きです。割と初対面でもガツガツいくので、慶應の主務って結構ウェイだねと何回言われたことか、、。僕は比較的帰るのが遅めなのですが、僕よりも帰るのが遅く、大体最後までデスクで書類の作成などの仕事をしている仕事人です。最後まで無事に乗り切ろうね。

次に西山(政4・MB)。彼の世界観は独特なので、4年間でまあまあ振り回されました。バレー部の練習についていけない時期もあったと思いますが、最近は4年間の成長を随所に見せており、それを見るのが楽しいです。最後はリーサルウェポンとして活躍してね。

3番目は三ツ井(商4・トレーナー)。彼女はとても話しやすい人柄です。トレーナーという、塾バレー部にとっては新しい役職を担い、手探りながら開拓していったことはとても凄い事だと思ってます。1スタッフとしても痒いところに手が届き、みんなが気付かないような仕事も率先してしてくれている影の職人です。最後まで頼らせてください。

4番目は厳(経4・渉外主務)。彼女には4年間で1番お世話になっています。諸々完璧で隙のなさげな彼女ですが、涙脆かったり人一倍情熱を持っていたりと、、その熱量で様々な挑戦を実現していく姿は、カッコ良いという言葉に全てが収束されると思います。沢山話し、沢山怒られ(笑)ました。真面目な相談をするなら厳だなと思ってます。最後どんな結末になっても一緒に泣きましょう。(笑)

5番目は松本(環4・OP/MB)。もう言わずもがな塾バレー部の偉大なるエース。この4年間、慶應は喜輝なしでは語れないチームだったと思います。ポテンシャル化け物スパイカーから頼れるエースへ、技術面もメンタル面も進化してくれました。今ではどうせ喜輝が決めてくれると、全幅の信頼を寄せています。人間的にはお茶目ですが、実は優しく気遣いのできる一面もあり、とても信頼できる人です。最後は日本一のエースになってください。

6番目は大槻(総4・S/副将)。多分4年間で1番一緒に仲良くしていた人だと思います。バレーボールに対する姿勢、チームに対する姿勢を、この4年間で彼から学びました。コミュニケーション面でも言うだけでは終わらない、伝える力が4年間でとても成長して、凄く人間的に完成度が高くなったなと思います。最後に一緒に日本一になろう。

最後はやっぱりキャプテン島田(経4・OH/主将)。航希は本当に思いやりがあって優しい人間だと思います。私が思いもよらないような気遣いをさらりとできるその人間性は、いい意味で気持ち悪いです(笑)。人間として決して器用な方ではないと思うし、求められる主将像に苦しめられた部分もあると思うけど、皆んながついて行きたくなる魅力があるのが島田だと思います。最後に日本一のキャプテンにするので、プレー面は任せた!

私たちの代で戦える試合も後数試合、その集大成として全日本インカレがあります。慶應は過去60年間近く優勝できていないのです。つまり我々は過去60年間の先輩方が阻まれ続けた扉を開けにいきます。ですが塾高が今年甲子園で108年間開かれなかった扉を開いたように、心技体全てが相応しいものとなればきっと扉は開くはずです。扉を開くのは我々の代、そう信じています。

後輩の皆んなにも感謝です。絶妙にまとまりがなく、リーダーシップという点でも至らない部分があった私たちの代が何とかやっていけてるのも、時には4年生よりもリーダーシップを発揮していくれたり、4年生の足りない部分を指摘してくれたりする皆んなのお陰です。そんな君たちとバレーができるのも後50日もありません。最後の1日まで4年生に力を貸してくれると嬉しいです。

まとまりもなくカオスな長文を失礼しました。

全員で行こう日本一!こじ開けよう60年間開かなかった扉を!
その一歩として残りのリーグ戦全て勝ちましょう!

“60年間開かなかった扉へ” への1件のコメント

  1. 大昭叔父 より:

    立川様
    入学以来、コロナ喎の真っ只中で大変貴重な経験をされた事と察しました。
    何年かして異常な経験をした事に気付かされると思います。
    すばらしい友と出会えたようですね。貴方方には素晴らしい未来が待ち受けている事を確信致しました。

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