各位
日頃よりお世話になっております。
新チームでの練習が始まって、約2ヶ月が経過しました。
今回は、主将そしてチームの司令塔として活躍してきた髙倉真古都前主将(商4)と、新たに主将に就任した島田航希新主将(経3)の二人の対談をお送りいたします。
是非ご一読ください。
2022シーズンについて
—まずこの1年間を振り返ってください。
島田 まず春リーグは、自分が大学に入って初めて関東一部という舞台を経験して、最初は勝てるのかという不安もあって、自信がありませんでした。でも第一戦目の筑波大学さんは、試合が始まる前は格上の相手なので正直勝てると思っていなくて。逆にプレッシャーがない中で試合することができたというのもあって、いつも以上の力を発揮できました。結果としてフルセットで勝つことができたことで、自分たちでも関東一部の大学に通用するんだという自信が出てきて。そのあとの駒澤大学さんには負けちゃったんですけど、そんなに気を落とすことはなく、最後は専修大学さんまでやって結果4勝できました。結局入替戦に行っちゃったんですけど、関東一部で4勝できたということがチームとしても自分としても自信になりました。
春の入替戦では慢心もあって負けちゃって、負けたときはもちろん本当に悔しくて夜も眠れないくらいだったんですけど、チームの仲間とその後の練習を一緒にやっていくうちに、また頑張ろうと思えて。早慶戦も高いモチベーションでいい試合ができました。前半はそんな感じですね、良かったです。
後半、秋リーグは春に一部を経験したというのもあって、自分の中で物足りなさもあったんですけど、自分たちの最終的な目標が日本一だったので。その目標を達成するためには秋リーグで一部に上がるというステップを踏むことが不可欠だと思っていたので、一部復帰できて良かったです。
—全日本インカレについてはいかがですか?
島田 全日本インカレの直前までチームがひとつになりきれないというか。そういうものを自分は感じていたんですけど、いざ国際武道大学さんとの一回戦目がはじまると、皆絶対勝とうという気持ちが入って。4年生を1試合でも長く1セットでも長くコートの上に立たせたいという思いがありました。龍一さん(安達・環4)は怪我してたし、降さん(商4)もミドルブロッカーで前衛しかいないし、ずっと出てるのは真古都さんだけという。全カレのときは下級生主体チームになっちゃったかもしれないんですけど、その中でも「4年生のために」っていう思いが下級生から感じられたし、自分もそう思っていたので。皆気持ちが入って、熱い試合ができたんじゃないかなと思います。
—髙倉さんにも振り返っていただきたいです。
髙倉 僕も関東一部でリーグ戦を戦うのは春が初めてだったので、本当に毎週毎週本気でぶつかってというのが春リーグで、あっという間だったなという印象があります。結果はさっき航希が言ってくれたとおり、一部で4回勝つことができても13チームなので8回負けてしまって。4回勝てたという自信もありつつも入替戦で負けてしまったというのが春リーグのチームの現状だったと思っています。そのときのことはあまり思い出したくないですけど、チームの状態のグラフがあるとしたら、それ以上の下はないんじゃないかというところまで行っていたと思います。
そこから秋は、春に一部で4回勝ったチームが二部にいるのはおかしいだろというモチベーションでみんなはやってくれてたと思いますし、一部に戻らなきゃいけないというプレッシャーを感じながらも、それでもうまく戦ってくれたかなというのが秋リーグの印象ですかね。
全日本インカレは僕にとってバレー人生最後の大会だったので、最後のバレーシーンとなるとその試合に戻るでしょうし、ひとつ結果を残したいなという気持ちはありました。後輩の皆が「先輩のために」とやってくれてるのもすごく嬉しかったです。今思い返すとすごいいい試合だったと思います。結果は伴わなかったかもしれないですけど、皆が一生懸命やってくれたことというのはすごく嬉しかったですね。はい、そんな一年間です。(笑)
—この一年、島田さんから見て髙倉さんはどんな主将でしたか?
島田 基本下級生とか自我が強い人が多いと思うので、その中でチームをまとめるというのは難しかったと思います。それでも後輩がやりやすい環境を作るために奔走してくれたというか尽力してくれたというか。そのおかげで僕はやりたいことができましたし、後輩の皆もすごいやりやすい環境だったんじゃないかなと思います。
二人の関係性について
—初めて会ったときのエピソードなどがあれば教えてください
髙倉 僕が高校1年生の冬ですかね、航希は中学3年生で慶應義塾高校に受かりました?受けます?の段階かな?
島田 受けますですね。
髙倉 受けますの段階で一回練習に来たときにパスのペアを組んだのが最初ですかね。それまでにも何回か練習を見にきてたと思うんですけどあんまりそのときの印象はなくて。実際に一緒にバレーボールをするってなった日が、初めて認識した日というか初めて会った日なんですかね。覚えてますか?
島田 一緒にパスやったの?
髙倉 やったんだよ。
一同 (笑)
髙倉 日吉会堂の端で対人したんですけど、すごく上手いなって思いました。こんな上手い子が入ってくれるのはすごく有難いなと思ったのが最初の印象ですかね。
—島田さんから見た最初の印象は?
島田 角刈り?
一同 (笑)
髙倉 それ使わないでほしいな。(笑)
島田 中学の先輩が知り合いでいたんで、「その人は全中で優勝してるよ」と教えてくれて。そんなすごい人がいるんだ、と思いました。
髙倉 まじで頼む。角刈りは使わないで。
島田 いやー似合ってましたよ。俺は好きだった。
髙倉 だからって俺は嫌なんだよ。(笑)
—当時の印象から今の印象で変わったところは?
髙倉 俺は全く変わってないですね。気ままにやるタイプなんだなと思ったらそのままです。(笑)ただ後輩としての航希しか知らないので。航希が高校3年生のときを俺は知らないですけど、後輩からはすごく引っ張っていたと聞きます。でもその航希を俺は知らないので、ずっと何も変わってないですね。
—島田さんからはいかがですか?
島田 変わったところでしょ。ないね。(笑)
髙倉 一緒にいすぎて変化が緩やかなんだよね。俺もあるのかもしれないけど思いつかない。
島田 角刈りから髪が伸びて。あ、角刈りじゃないんだ。みたいな。(笑)
髙倉 「ずっと真面目な人です」でいいやん。(笑)
一同 (笑)
—プライベートではどのような関わりがありますか?
島田 ディズニー!
髙倉 何回かディズニーは一緒に行ってますね。お互いディズニー好きというのもあるんですけど、1回2回とかじゃなくて数えられないくらい行ってますね。泊まりで行ったりもしたよね。
島田 ありましたね。
髙倉 今年も行ったな。逆にそれ以外の小さいイベントがない。(笑)
—プライベートと部活での印象の違いはありますか?
島田 真古都さんは結構ジャンクフードが好きで。
髙倉 ジャンクフードってほどでもないけどな。航希は健康志向だから。
島田 いやジャンクだよ。俺食えないもん。(笑)
髙倉 その辺はギャップでしょ。航希は(食事に)気遣うやん。俺は食に気遣わないからさ。食べたいもの食べるから、そういう風に見えるんだよ。
島田 それが意外というか。真面目な感じがするからさ。ジャンクフード食べるのが真面目じゃないって言いたいわけじゃないんだけど。
髙倉 食事まで気を遣ってそうってことでしょ
島田 うーん。まあまあ。
髙倉 違うんだ。わかんないなこいつ。(笑)
一同 (笑)
新チームについて
—島田さんが主将と聞いたときの思いは?
髙倉 やっぱり航希が主将になるんだなと思いましたね。聞くところによると、航希がちゃんとやってるから皆もちゃんとやるという感じがあるみたいなので。真面目にやる人を見るとみんな真面目にやるんだなと。すごくいいと思います。(笑)
—何日か新チームでの練習に参加されていますが、いかがですか?
髙倉 やっぱり人数が少ないのはかわいそうだなと思いますね。僕らのときもAB戦組んだら人が足りなかったんですけど、それのさらに人が少ないという中でやるのは、練習にアイデアや工夫が必要だと思うので、大変だなと思います。だから、皆でああでもないこうでもないって言いながらやっているみたいで。僕がたまたま行った日にみんなで話し合っているのを見て、人数少ない方がいいのかなって思ったりした日もありましたね。(笑)
—島田さんが主将と決まってから二人で話しましたか?
髙倉 一番最初の会話は「納会で何話せばいいんですか」かな。納会で主将として挨拶をしなくちゃいけない。で、去年やった俺に「主将の挨拶何話すんですか」って聞いたのかな。俺としては「お前なの?」って。そのときに航希が主将になるって知りました。
島田 そうだ。最初俺、敏貴(今田・商3)に「主将の挨拶ってあるけど何話せばいいの?」って聞いたら「真古都さんに聞けば」って言われて。で、俺が真古都さんに聞いたんだ。
髙倉 でもそれ以降は特に話してないよね。本当にそれだけ。
島田 「頑張って」くらい。多分。
髙倉 自分のやり方が正解だったとも思わないから。「頑張って」しか言えなかったし、それ以外言うことがない。(笑)
—島田さんの目指す主将像は?
島田 理想のチームとして「自主性を重んじる」というのがあるので。「やらなきゃいけないからやる」という環境を作りたくないから。いかに自分からやろう、と思えるかというのを目指しているので。その中でも間違ったことをしている人がいたらもちろん注意しなくちゃいけない立場ではあるんですけど。部員一人一人が、その間違ったということにも自分で気付けるような自立した人になれるように、まとめていければいいなと思います。
—髙倉主将体制から続けていきたいことは?
島田 意識してやってたかはわかんないんですけど、去年4年生はチームの底上げみたいなところをちゃんとやってたなという印象があって。
髙倉 面倒見良かったってところじゃない?俺はあんまりできてなかったけど、下田(経4)とか降とか、後輩に教えたり面倒見たり。樋口(経4)もなんやかんややってたし。
島田 そう、球出しとかやってくれて。
髙倉 龍一とかもあんな感じだけど自分にできる面倒の見方をしてたと思うし。
島田 そうそう。誰一人見捨てずにみんなで底上げしようっていう姿勢があったので、そこは続けます。
—島田さんに伝えたいことは?
髙倉 このチームに対して何が一番いいのかというのを見つけて、それを実行できるような主将になってほしいなと思います。誰かの真似とか、去年これが良かったから続けてやろうとか、そういうのじゃなくて。今のチームに何が最適なのか、達成するために誰の力が必要なのか、というのを頑張ってほしいです。自分一人でやろうとせずに、みんなに頼って。締めるときは締めて、やっていってほしいなと思います。
—新主将としての意気込みをお願いします
島田 例年に比べて人数が少ないということもあるんですけど、それをマイナスと捉えず、人数が少なくてもここまで上手くなれるんだとか、強くなれるんだということを、日頃応援してくれている人や関わってきた先輩方に証明したいです。今年も日本一を目指しているので、学生最後の一年として、後悔のないように頑張りたいと思います。
—ありがとうございました!
「日本一」の目標を達成すべく、島田新主将のもと部員一同全身全霊で練習に励んでまいります。
引き続き、塾バレー部へのご声援のほどよろしくお願い申し上げます。
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