気温が高い日が増え、少しずつ夏が近づいている実感があります。新入生の皆さんは新学期が始まって1ヶ月経ち、徐々に大学生活に慣れてきた頃でしょうか?総合政策学部4年の泉川茉莉です。
本日はリーグ戦2試合目が行われました。結果は1ー2で敗北という結果に終わりました。どれくらい良いプレーがあってもまだ勝ち切れていない状況に悔しさを感じつつ、この敗戦をバネに、残りの試合には全員が一層強気な姿勢で臨みたい一心です。部員一同力を出し切れるよう頑張って参ります。
さて、私たちのチームには練習後や試合の後、集合時に各学年から最低1人、その日良かったことやチームの改善点を共有する時間があります。その際に同期や後輩たちが共有してくれる意見の中には喝を入れてくれるようなものもあれば、新しい気づきや考え方を教えてくれるものもあり、お互いを高めあうための大事な時間だと感じます。
今回はその中でも特に心に響いたことについて共有させていただきます。それは「人にされて嬉しかったことを他の人にする」に関してです。これは3月の柿崎合宿の際や練習後何度か野崎(法法3)が言ってくれたことで、最近のブログでも彼女はこの点に触れていました。(https://keiovb.com/blog/7706/) 人にされて嬉しかったことを自分も相手にする。小さい頃よく言われたことがあるような記憶がありますが、大人になって再びこの言葉を考えてみると、その大切さに改めて気付かされます。この言葉にはいくつか大事な要素があると思います。
1つ目に「人が嫌がることをしない」というようなネガティブ回避ではなく「されて嬉しかったことをする」という率先的な姿勢である点です。チームの一員である以上、必ず1人1人、その人だからこそできることが存在します。プレー面での役割は人によって大小あるかもしれませんが、雰囲気づくりや声かけ、お互いの精神的なサポートは全員が貢献できる力を持っています。リーグ戦期間が始まった今、自分を含めスタメンではない選手や試合に出る回数が少ない選手の中には「自分はチームの役に立てているだろうか?」と自問自答する人が多いのではないでしょうか。そんな中で、コート外の声が中に届いているのか、自分の声ひとつで何か変わるのかと卑屈になってしまうことがあるかもしれません。
私が最近少しでもネガティブな気持ちになりそうな時、心に決めて自分に言い聞かせていることが「誰か1人でもこの声が聞こえて、よしやるぞという気持ちになってもらえればいいじゃないか。」ということです。これまで練習試合やゲーム形式の練習で自分が出させてもらった時にかけてもらって嬉しかった言葉を他の人にもかけたいと思いますし、応援されて嬉しくない人はいないので、やるなら最高に元気にノリノリでプレーしてほしいと思うのです。極端にネガティブになれば、「プレーしていない自分が何を言っているんだ」「コートの中の人が頑張っているんだから自分にここで何かいう筋合いはない」という考え方もできるのでしょうが、自分が他の人ために行う行動に対して「どうせやっても」や「意味がない」という言葉は使いたくないなと思います。強引にでも「絶対に続けていれば誰かの力になる」と自分に言い聞かせることで、「この一言で雰囲気を作って、流れを掴んでやるんだ」という意志を持てるようになりました。
「されて嬉しかったことをする」という言葉のもう1つの肝は「されたこと」、「他の人が自分にしてくれていること」に気付けるか、その人の思いを知る努力をしているかだと感じます。他の人に何かしてもらった時、嬉しいと思う人と何も思わない人がいると思いますが、大きな違いは「相手の思いを想像できているか」だと思います。普段の練習では同期や後輩が技術的なアドバイスをたくさんしてくれます。時間が決まっていたり、交代が激しかったりする取り出し練習中でも的確にビシッと一言改善点を指摘してくれる同期や後輩にはいつも助けられています。
ですが、少し前、練習後の各学年が良かったところ・改善点を共有する時間に、倉員(商2)が「アドバイスを素早く、でも的確に伝える工夫をしたい」と話してくれたことがありました。また、同期の榎本(法政4)は練習中、気づいては他の人にアドバイスしている姿をよく見かけます。このようにアドバイスひとつとっても、その行動の裏にある考えを聞いたり、感じたりすると「してもらって当たり前」ではなく、人それぞれの思いや考えた時間が詰まっているのだと思い、嬉しさが倍増します。
もっと範囲を広げれば、主務の井辺(商4)が皆が知らない裏方の仕事を練習後やオフの日も担ってくれ、皆が滞りなく練習に専念できる環境を整えてくれたり、学連担当の光嶋(法法4)がリーグ戦時に誰よりも早く試合会場に着き、誰よりも遅くまで会場に残って試合の運営を進めてくれています。挙げ出したらキリがないのですが、他にも後輩たちが回してくれている仕事をはじめ、つくづく、この部は「1人ひとりが他の皆のためにしてくれていること」で成り立っていると思うのです。主務の井辺は「大変だけど、みんなの負担が減るって考えたら私は苦じゃない」と私には真似ができない関西弁で言ってくれます。練習中には見えないマネジメントの仕事は「自分が直接してもらって嬉しい」という形ではないかもしれませんが、その人の思いに気づくとこんなにも嬉しい気持ちになるのだなというのが私の発見でした。そして、何事も「やってもらって当たり前」ではなく、自分への気遣いやその人の思いを知る努力をしたいなと感じます。そうすることで、「されて嬉しかったこと」が増えていくと同時に、「他の人に自分がしてあげたいこと」も増えるのではないかと思います。
長々とまとまりのない文になってしまいましたが、最上級生とは言えど、まだまだ学びの絶えない部活生活を送っています。人にされて嬉しかったことを他の人にもするだけでなく、今度は「こういうことを私も他の人にしたいな」と思ってもらえる発信源になりたいなとも思います。
最後に、弊部ではプレーヤー、マネージャーともにまだまだ大募集中です。 SNSでは部員の日常などを定期的に更新しておりますので、少しでも興味のある方は、ぜひご覧ください!部員一同お待ちしております!
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