日頃よりお世話になっております。文学部2年の山木柊と申します。
だんだんと暖かくなり、夏の気配を感じる頃になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回、2年生になってから初めての活動日誌を書いているわけですが、「文学部2年の山木柊です」と名乗ってみると改めて自分が2年生になったのだなと実感します。私たちが1年生だった頃に見ていた、強くて優しい2年生の背中を、今私たちは後輩達に見せることができているでしょうか。大学で初めて後輩を持ってそんなことを考えるようになりました。
さて、今回の日誌ではこの一年間を誰よりも長く一緒に過ごした同期について書かせていただこうと思います。以前、総合練習の際に先輩から2年生の成長を褒めていただいたことがありました。そのことが嬉しくて同期で喜びあい、今でも「あれ嬉しかったよなぁ」と話題に上がるほどです。たしかに同期みんなのレベルはこの一年で確実に上がっているいるというのは私も感じます。平山は大学からリベロを始めたにも関わらず、今ではチームでも頭ひとつ抜けたディグ力があり、日々サーブレシーブ、特にジャンプサーブに対するレシーブのレベルを上げています。何より、声でチームを鼓舞する力は誰よりもあり、練習を作る上で欠かせない選手になりました。久保田は持ち前のハンドリングを活かして速いトスを捌き、試合中のトス回しやディグには目を見張るものがあります。山元はこの春リーグでスタメンに定着し、慶應のバレーに安定したサーブレシーブを供給しています。河村は今では早慶戦の運営を引っ張る存在になり、以前私も参加させていただいた早慶戦のミーティングでは、その優秀さからこんなに褒められる同期を見たことがないというくらい褒めていただいていました。一木はアナリストとしての仕事を完璧にこなし、チームの勝利のために誰よりも貪欲にファイトしている男です。入来はなんとストレートを打てるようになりました。私はこんな同期を誇らしく思います。
私の同期は皆、この一年のどこかのタイミングで苦労をした人たちが集まっています。あるときは自分の実力の無さにもがき、あるときは怪我に泣き、またあるときは人間関係に悩むこともあったでしょう。しかし皆それらの苦悩を乗り越えてここまで来ました。人間は自分が短期間で実現できることを過大評価して、長期間で実現できることを過小評価してしまいがちです。つまり、自分に過度に期待して、それをすぐに実現できないことを悲観してしまうということです。それでも私の同期がこうして先輩に誉めてもらえるようになったのも、そういった辛い時期を耐え、他の誰でもなく自分を信じ続けることができたからだと思います。私は今はまだ、プレーでチームを支えられる選手ではありませんが、自分を信じて、いつの日か、チームをプレーで支えることができるようにこれからも精進してまいります。
乱文失礼いたしました。