緑の美しさがより一層増す季節となった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
文学部人文社会学科教育学専攻3年の宮﨑由依です。
時が経つのは早いもので、私たちが新チーム始動時から目指していた3部昇格の場、春季リーグが1週間後に迫っています。日々の練習を存分に発揮し、チーム一丸となって挑んで参りますので応援のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、私は文学部の教育学専攻に所属していることもあり、日頃から教育に関するTEDtalkやYoutubeなどを視聴します。先日、「成功のカギは、やり抜く力」(アンジェラ・リー・ダックワース)というTEDtalkの動画を視聴しました。教師経験を持つ心理学者が様々な分野における挑戦者を対象にどのような人が成功し、どのような人が途中で断念するのかを研究するという話でした。例えば、陸軍士官学校での訓練で誰が士官候補になり、誰が中退するのか。その他、スペリングコンテストではどのような人が勝ち残るのか、教育困難な地域ではどのような新米教師が子どもたちの学力を上げることができるのかなど、全く違う環境に置かれた人たちを対象としていましたが、良い結果を残した人々の共通点として「やり抜く力」が主張されていました。
「やり抜く」。
口では簡単に言えますし、誰もがその必要性を理解していると思います。しかし、決して全員ができるわけではない、非常に難しいことだと思います。掲げている目標や志が高ければ高いほど、自分のレベルが上がれば上がるほどより強い情熱や忍耐力、精神力が必要になるため「やり抜く」難易度は増していくからです。
では、「やり抜く力」とはどのようにつけるのでしょうか。動画の後半では「やり抜く力」を育てるための考え方について話していました。彼女は「成長思考」こそが「やり抜く力」を育成すると主張していました。「成長思考」とは自分の努力次第で変われるという考え方です。確かに、一見、自分が頑張れば頑張るだけ理想に近づけるならいくらでも努力できそうな気がします。しかし、常に良い変化ばかり起こるわけではありません。自分の努力の認識と成長が見合わないと感じることもあるでしょう。時には退化したのではないかと思うほどのスランプに陥ることもあります。私は普段それもまた成長、良い変化の過程だと考えるよう心がけていますが、自分が逆境にいるときに状況を常に前向きに捉えられるとは限りません。そこで、私は、自分ができることにも目を向けるようにしています。そうすれば、過去の自分の課題に比べて現在の課題の方が格段にレベルアップしていることに気づくはずです。自分は前進しているからこそ悩んでいるのだと認識できれば困難な状況であっても乗り越えようと努力する力が湧いてきます。
もちろんバレーボールにおいても例外ではありません。特に現在のような試合期間になると、自分のできないことばかりに目がいってしまいがちです。そんなときこそ一呼吸おいて、自分の等身大の姿を見つめ、できることとも、これからできるようにすることとも真摯に向き合っていければと思います。それが、自分が掲げた目標を「やり抜く」こと、つまりバレーボールで「戦い抜く」こと「勝ち抜く」ことにつながると信じております。
まだ気温差が激しく、体調を崩しやすいので皆様お体ご自愛ください。
長文乱文失礼いたしました。