男子

自分と向き合うとき

法学部政治学科卒業生  西山 誠一郎

立春の候、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。
私は就職活動の時期です。企業のインターンシップや選考に進む際に、書類で「ガクチカ」と呼ばれる「学生時代に力を入れて取り組んだことは何ですか」という質問に毎回答える必要があります。慶應義塾体育会バレーボール部に所属して力を入れて取り組んでいる以上は、当然そのことについて書くのですが、どのように伝えたらよいのか、どの部分を切り取るのかについて悩むことが多々あります。

私は就職活動が大事だと分かってはいるのですが、エントリーシートの作成の他に、webテスト対策、面接対策などやることが多く、満足いくまでやり切るのは難しいなと感じています。その中でも一番の悩みの種が「これだ!」と思うような仕事が見つからないことです。自分のやりたい仕事でなければ、「なぜこの業界を選んだのですか」という質問に上手く答えることができません。

私はこれまで、自分のことは自分が一番知っているから、わざわざ自問する必要はないと考えていました。しかし、いざ就職活動が始まると自分のことなのに分からないという状態になってしまいました。自分がやりたいことは何なのか、どういう仕事がしたいのかについて改めて時間を取って考える必要があると感じました。

私がバレーボール以外で、体育会に所属してよかったなと思えることは、そういった悩みを相談する相手に出会えたことです。同期が相談に乗ってくれたり、慶應義塾体育会バレーボール部のOBである田中先輩(2001年卒)や横井先輩(2002年卒)などが定期的に就活のことについて教えて下さったりします。

こうした環境に感謝しながら、自分のやりたいこと、目指す姿を探すというのは就活に限らず、体育会活動でも同様だと思いました。私は今一度、自分が組織の中で何を成し遂げたくて、どのような姿を目指すのかを認識する必要があると思います。残された時間は少ないですが、自分の立てた目標に少しでも近づけるよう励みますので、応援の程よろしくお願いします。

向春のみぎり、皆様方のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

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