日頃より大変お世話になっております。文学部2年、学連委員の山本昌岳です。
暖かい日差しを感じられる日も増えてまいりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
昨年の全日本インカレが無事閉幕し、塾バレー部と同様に学連でも4年生の先輩方が引退されました。それと同時に私も新3年生として、学連という組織においても上級生という立場になりました。これまではただがむしゃらに自分ができる仕事を頑張ることだけに集中していればよかったのですが、これからはそうは行かないということに日々不安と焦りを感じながら活動をしています。
さて本題ですが、今自分に求められているタスクについて近頃よく考えるのですが、そこで出た一つの結論が今回のタイトルの「ミドルマネジメント」です。
学連という組織は、内部を学生が構成する仕組み上、多くの部活動などと同様にどうしても年功序列のシステムを取らざるを得ません。従いまして、組織のトップマネジメントの大部分は最上級生の4年生が担うことになります。いくら私が意欲に満ち溢れていて仕事に対する情熱があったとしても、現段階で組織の最上部に位置するのは先輩方なわけでありますから、情熱のベクトルを誤ると徒労に終わってしまいかねないのです。こうした状況の中で、今年私が最も注力するべきことがこのミドルマネジメントだと考えているのです。
ミドルマネジメントには多くの能力が必要になります。まずは何より、自分個人の業務をキチンと遂行することが大前提ですが、自分だけでなく他の人が何をしているのかを大まかに理解した上で、組織全体の運営状況を客観的に把握する必要があります。また、最上級生のサポートも重要ですので、学連の予算や現状なども正確に理解して必要があればアイデアの立案も求められます。そして学連のメンバーは、生まれも育ちも全く違う様々な価値観の人が集まって構成されていますので、全体の方向性を統一して、誰かがしっかりと手綱を握って組織としての連携をとっていかねばなりません。最上級生が決定したこととその意図が、実際業務を行う下級生に伝わっていなければ全く持って組織はうまく回らないため、そのパイプ役を3年生が担う必要があります。
そして私が何より重要だと考えているのが後輩の育成です。どんなに長くてもたった4年間、さらに言えば実際に組織を動かす立場として働けるのは最後の1年間だけである以上、個人が学連という組織に与えられる影響力は微々たるものです。部活であれば1年生から実力が認められレギュラーで活躍し、チームに貢献するということも可能ですし、企業でしたら成果が評価されて昇格なんていうこともあると思いますが、学連ではそうは行きません。このような中で組織としての完成度を維持・向上させるために自分ができることとして後輩育成は絶対に欠かしてはならないものだと考えています。
このようなことを念頭に置いて、本年度も学連委員として塾バレー部に貢献できるように全力で精進して参りたいと思っております。私自身、これまで中間管理職のようなポジションを経験したことがないので、役割を全うできるか不安であるのが正直なところです。是非、様々な経験をされている本塾バレー部OB・OGの皆様、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
話は変わりますが、この活動日誌を書いているのが2月1日なので、家の最寄り駅にはたくさんの中学受験生とその保護者で溢れかえっていました。その光景を見て、私が同様に中学受験をして慶應義塾中等部に入学することを決めたのがもう8年前かと思うと、なんだか不思議な気持ちになりました。当時、まだ将来について何も理解していなかった私を中等部に入学させてくれた両親に、改めて心の底から感謝したいと思います。慶應で過ごしたこれまでの8年間は紛うことなく私の誇りでありますし、残された2年間を更に有意義なものにできるようにまだまだ走り続ける所存です。
結びになりますが、政府が新型コロナウイルスを5類に移行する方針を決定するなど、着実に社会情勢は良い方向に進んでいるように感じます。春リーグでは昨年よりもさらに多くの回数、そして自由度の高い有観客試合を開催できるよう、精一杯務めてまいります。皆様におかれましてはくれぐれもお身体にはご自愛くださいませ。
乱文失礼致しました。
当サイトは、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。
セキュリティを向上させるため、またウェブサイトを快適に閲覧するため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。
このままご覧いただく方は、「閉じる」ボタンをクリックしてください。