女子 #日記

チーム力

法学部法律学科卒業生  光嶋 七海

朝晩の涼しさと、記念館までのイチョウ並木に落ちる銀杏の数々が、秋の訪れを感じさせます。皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

悩みに悩んだ履修登録がひと段落し、来る授業開始に向け心の準備を整えているところでございます。

法学部法律学科3年光嶋七海です。

 

長いようであっという間だった夏休みが今週で終わり、新学期が始まりました。今年の夏は自身にとって初の合宿を経験するなど、昨年までとはまた異なった、充実した日々が過ごせたように思います。

新型コロナウイルスの感染状況に左右され、活動に制約を受けていたこれまでの夏を振り返りますと、こうして体育館でバレーボールができている環境に感謝しなければならないと感じます。

 

さて話は変わりますが、世界バレー2022女子が先週より開幕しております。

今週金曜日、9月30日の第4戦において日本は、キャプテンでありエースの古賀紗理奈選手が欠場の中、世界ランク2位のブラジルに歴史的な勝利を挙げ、2次ラウンド進出を決めました。

日本は水曜日に中国に敗戦を喫したばかり。正直私は、優勝候補のブラジル相手に、しかもベストメンバーでない状態で日本が勝つのは難しいのではないか、と思っていました。

しかし試合開始直後、いきなり石川真佑選手のノータッチサービスエース。一進一退の攻防を繰り返し時に点差を付けられながらも、日本の粘り強さが勝利を引き寄せました。あのブラジル相手に日本が主導権を握る状況に、私は終始鳥肌が立ちっぱなしでした。

私は、まさに日本の「チーム力」で勝った試合であると感じます。相手エースのガビ選手への徹底的なマークにより、彼女のミスが連発。ブロックとディグの連携でどんな強烈なスパイクにも必ず触り、終始プレッシャーをかけ続けたことで精神的にも追い詰めていきました。また緩急をつけたサーブで相手を崩しベストな状態で攻撃させなかったことも、日本を有利な状況にしていました。

どのポジションもどんな場面でもコートの中も外も、一人ひとりが役割を認識し全うする。密なコミュニケーションで信頼関係を築き、キャプテンの不在というイレギュラーな状況でも普段通りの連携ができる。一つ一つのプレーの正確性やフォローの動きも徹底されており、細かな部分の積み重ねの重要性に改めて気づかされました。

 

先週より秋季リーグ戦が始まり、初戦でTeam2022初の勝利を挙げ、良いスタートを切っています。春の悔しさをバネに積み重ねてきた日々の練習が、夏を経て確実に個人やチームの成長に繋がっていることを実感します。一人一人が役割を全うし、チームとしての総合力を存分に発揮していきたいと思います。

そしてセッターとしてコートでプレーができることへの感謝、またこれまで数えきれないくらい迷惑をかけ、数えきれないくらい支えていただいた先輩方への感謝を胸に、集大成として一試合一試合を大切に全力で戦います。

初戦の勢いそのままに、今後もチーム一丸となって勝利を重ねてまいりますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

 

長文乱文、大変失礼いたしました。

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