猛暑もようやく過ぎ去り、秋風の心地よい時節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
商学部3年の井辺朝子です。
先週担当の宮里も少し触れていましたが、私も柿崎合宿での学びについて綴りたいと思います。
昨年までは新型コロナウイルス感染症の影響により、合宿を行うことが出来ませんでした。そのため、私にとっては今回が入部後初の合宿ということになります。
2週間近く経った今、改めて振り返ってみると、とにかく刺激的で濃密で、非日常的な5日間でした。
普段、体育館でのみ顔を合わせるチームメイトと生活を共にする。それが合宿の醍醐味であり、それによって当然コミュニケーションも増える訳です。その中で、先輩後輩関係なく自分自身について話し、また相手の悩みを聞く機会が多くありました。
少し視野が狭くなっているときに、異なる視点からの意見を貰える有り難さや、自分の思いを誰かに打ち明けることで、心が幾分軽くなることを、この合宿を通して改めて痛感しました。
しかし、大抵のことは、自分で解決するしかありません。では、誰かに相談することは意味のないことなのでしょうか。私は自分の悩みを誰かに話すという行為そのものが大切であると考えます。相手に気持ちを伝える過程を通して、自分の考えがより明白になり、原因や解決策を探し出す糸口となると思うからです。
加えて、話を聞いてもらうだけで楽になるという効果も少なからずあるはずです。
上記のことを踏まえ、私は相談したいと思ってもらえる存在になりたいと強く思います。
そのための確実な方法は思い付かないのですが、信頼や安心感を得ることが1番の近道ではないかと考えます。
私は悩み相談に限らず、他人と話す上で気を付けていることがあります。それは、“相手に自分の意見を押し付けないこと“です。他人は自分とは違う人間であるから、価値観も違って当然だということを念頭に置き、もし何かアドバイスしたいときは、あくまで私はこう思うという形で伝えることを意識しています。
選択肢を増やす手伝いはするが、相手が望む以上に干渉しないこと。これが結構難しく、ついつい口を挟みたくなってしまうものです。しかし、常に相手を尊重し、決して否定しないという姿勢を貫くことにより、自ずと信頼関係が築けるのではないでしょうか。このようなことを日々少しずつ積み重ねていき、誰からも相談したいと思ってもらえる存在になりたいです。
夏休みも折り返しを迎え、いよいよ4年生と戦う最後のリーグが始まります。チーム一丸となって臨みますので、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。
季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛ください。
長文、乱文失礼いたしました。