こんにちは。総合政策学部3年の大槻晟己(オオツキマサキ)です。
こんなに暑い毎日があと2ヶ月以上続くと思うと気が遠くなるこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回の活動日誌では、私が思う早慶戦の普遍的な意義と現チームにとっての意味を1つずつ、書いていこうと思います。
皆さまご存知の通り、慶應義塾体育会バレーボール部は2021年に創部90周年を迎えました。現在90歳の方が生まれたときから、私が所属しているバレーボール部が在ったと考えると非常に深く重い歴史を感じます。この歴史の長さは非常に素晴らしいものですが、一方で90年間の中で変わってきたものは沢山あったでしょう。
実際に私が所属していた3年間だけでも2部リーグから1部リーグに上がり、また2部に降格したという経験をしています。90年もあれば、チームの状況によって目標も、文化も、変化し続けるのが当然のことだと思います。
ではバレーボール部の歴史の中で変わらないものは何なのでしょうか。私は早慶戦なのではないかと考えています。早慶戦での目標はどんなときも「打倒早稲田」。おそらくそれはいつの時代も変わっていないことだと思います。
だからこそ早慶戦は特別なものであり、現役とOBOGが一緒に熱くなれるものなのでしょう。私たちは受け継がれてきた伝統と歴史を感じながら新たな1ページを刻み、そして『慶應義塾体育会バレーボール部』というDNAが自分の中にあることを、OBOGが早慶戦を通じて再認識できるような試合をしなければいけません。
次に現チームにとっての早慶戦の意味について書いていきます。私たちは先日行われた入替戦において敗北を喫し、2部へ降格することになりました。今、私たちは非常に難しい局面に立っており、良い方向に向かう力は持っていますが、悪い方向へ転がってしまう可能性も孕んでいます。
だからこそ、今週末の早慶戦はチーム高倉の行き先を占う大勝負になると考えています。この早慶戦で負けてしまったとしても、自分たちのバレーボールを存分に表現することができれば、今後良い方向へ進むでしょう。一方でたとえ勝ったとしても、自分たちが納得できる内容でない試合だったなら、チームの行き先は暗いかもしれません。「早慶戦までの数日間が現チームの残り半年の行き先を決定する」くらいの気持ちで、練習と日常生活に向き合っていきます。
長く続いた春リーグでしたが、最後まで応援していただきありがとうございました。慶應義塾体育会バレーボール部に関わる全ての人にとって不本意な結果に終わらせてしまったことは、非常に悔しく思います。早慶戦、そして秋リーグでは、2部降格という重い経験を通して生まれ変わったチームをお見せできるよう精進いたします。これからも応援宜しくお願いいたします。ありがとうございました。