日盛りは、はや本格的な夏を思わせるようになりました。
家にいてもじんわりと暑さを感じるようになり、この自粛期間にも季節の移ろいを感じております。
法学部政治学科2年、近重佑奈です。
3月末から始まった活動自粛期間はもうすぐ2か月を迎えようとしています。
この期間、数名の部員がブログにて既にお伝えしたように私達はオンライン上でトレーニングを行っておりました。
屋内でできるメニューには限りがありますが、メニューを適宜改変するなど、部員一同練習再開に向け励んでおります。
さて、先日私はとある人に「人は一日に9000回選択している」ということを教えていただきました。
朝ごはんにパンを食べるかご飯を食べるか、といった些細なことから例えばある事業に投資するかしないかという重大な決断まで、人は一日に9000回もの判断を下しているそうです。
9000回の選択のうち自分に甘い選択をするのか、厳しい選択をするのか。1日でこれだけ何かを決断する機会があるということは自身を追い込む余地が9000回あるということだと私は思いました。
あと20回人よりも多く筋トレを課すかいなか、妥協してしまうのかいなか、(同期が赤裸々な思いをつづっていた)ランニングメニューをどこまで追い込んでこなせるか。
全ては挙げきれないのですが、私は常に様々な選択を前にし、その時々で分岐点に立たされているのだと感じました。
他の部員に比べ筋肉量が劣る私は人と同じメニューを行うだけではなく自主的に負荷をかけ筋トレをする、あるいは人よりも多くメニューをこなすなど工夫の余地は多々あります。
と、日頃から「どうせやるなら厳しい方を選ぶ」と試みてはみるのですが、やはり先の見えない状況下で焦りや不安を感じると共に気が緩みがちになってしまいます。
そんな時私の支えになってくれたのは他でもない13名の部員でした。対面で会えない今、ビデオ通話を用い同期や先輩方と話す機会には皆の元気な姿とランニングへの恐怖を吐露しながらも懸命にトレーニングに励む様子を見ることで士気が鼓舞され、そしてこの一員であるためには努力を怠ってはいけないと感じさせてくれました。
練習への参加が困難な中、入部を決意してくれた榎本(政1)の存在も私の中では大きいものでした。SNSを通じて数名の新入生とは連絡を取っておりましたが、入部希望の連絡をくれたのは榎本が初めてであったためトレーニング後の疲労を一気に吹き飛ばす朗報でした。
そして、地元から支援してくれている家族へもこの場を借りて感謝したいと思います。浪人生活を含め親元を離れてから早2年が経とうとしていますが、上京してからというものの家族のありがたみをより一層感じています。未曽有の事態に直面し心が折れそうになる時もありますが、この期間心配してくれる家族の存在に何度も助けられました。あまり帰省することのない私は同期や先輩方から疑問に思われることも多々あるのですが、次回以降帰省した際にはしっかりと感謝を伝えようと思います。
一刻も早い事態の収束を願うと共に、きたる新しい日常へ向け今は自分にできることを最大限尽くしてまいります。
1日にするという9000回の選択のうち、「自分で納得のいく」選択をすること。
「迷った際には厳しい方を選ぶ」こと。この二つを心がけ今後の自粛生活を過ごしてまいる所存です。
長文、乱文失礼いたしました。