桜の季節も終わりを告げ暖かな陽気とともに新緑の芽吹く気持ちの良い風を感じられるようになりました。
皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
法学部法律学科3年の三浦麻莉子です。
スコレー(schole)という言葉をご存知でしょうか。
「学校」を意味する英語のschoolの語源で、元来は「閑暇」「ひま」を意味する古代ギリシャ語です。
しかしスコレーは、たんなる余暇ではなく、精神活動や自己充実にあてることのできる
積極的な意味をもった時間、また、個人が自由または主体的に使う事を許された時間の事です。
といえば聞こえはいいですがまあ結局のところ古代ギリシア時代に暇を持て余した高貴なおじさま達が自分たちの会合をさも意味ありげに正当化するための言葉です。言い訳が上手いですよね。でもそこから自然哲学が形成されていくのだから、スコレーは世界にとって必要なものだったわけです。
ふむ、そう考えると、小学校、中学校、高等学校、全部schoolだけど
でも、大学だけはuniversity、、、大学は学校だけど学校じゃないのかなと不思議に思いました。
ここでスコレー=積極的な意味を持った時間と定義すると、
小、中、高までは親や先生から強制的に意味をもった時間にさせられます(それはこの国に教育を受けさせる義務という素晴らしいものがあるからです)。心配せずとも、スコレーを与えられるわけであります。
大学とは、いわば究極のスコレーです。しかし、待っているだけではスコレーはやってきません。自らがスコレーを創出する必要があるのです。宇宙(universe)のように無限に広がる学べる可能性と、初めて出会う人達、新しい環境、贅沢すぎる選択肢の中から自らで選びとり、意味ある時間を作り出していくのです。それはきっと、とても楽しい事です。
だから大学はschoolではないのだな、と1人勝手に合点がいって喜んでおります。
古代ギリシアの人々がスコレーから哲学を生み出したように、スコレーを経て何かを生み出すパワーが生まれたら最高だと思います。私に残された究極のスコレー期間はあと2年です。2年後の自分が「大学生活は最高で最良のスコレーだったな」と振り返る事ができるようにする事が私の大学生活における最終目標でございます。
そして四月にブログがまわってきたという事で!新歓活動を!
体育会バレーボール部女子は新入部員・マネージャーを大募集しております!!!
もしこのブログを見てくれている方が、大学生活におけるスコレーの選択肢に我が部を入れてくれたらこんなに嬉しい事はありません。私たちと一緒にバレーボールをしませんか。
終わりに、このような社会状況となり、私たちが当たり前のようにバレーボールを出来ていた環境をとても尊く思います。いつも私たちを支えて下さっているたくさんの方々に感謝し、また体育館で成長した私たちの姿をお見せできるよう部員一同励んで参ります。皆様もどうかご自愛くださいませ。
長文・乱文失礼致しました。