男子

克己心

経済学部1年  重枝 良政

平素よりお世話になっております。
経済学部1年の重枝良政です。

近頃は真夏日が続いております。今年の夏は過去2年ほどではないものの、平年を上回る気温が予想されており、猛暑となることが見込まれます。皆様、どうぞご自愛ください。

先日は日吉記念館にて早慶戦が開催されました。観客数は3,325人と私の選手経験史上では群を抜いて多く、その中でユニフォームを着ることができたことは単に良い経験となっただけでなく、大変貴重な刺激になりました。また、早慶戦がもつ歴史と伝統の重みを実感することができました。ご来場いただいた観客の皆様、会場設営や運営を支えてくださった先輩方、記念館を歓声の渦にしてくださった応援指導部の皆様、そして早慶戦という歴史と伝統のある舞台をこれまで受け継いでくださった全てのOB、OGの方々に心より感謝申し上げます。

さて、6月24日からは東日本インカレ、そして夏明けには秋季リーグとまだまだ戦いは続きます。我々チーム山元は、慶應義塾体育会バレーボール部として、今年のスローガンである「PRIDE」を胸に、秋季リーグで関東一部リーグ復帰を目指し、日々練習に励んでいます。関東一部のチームはもとより、二部リーグ上位のチームにも、個々の技術力と組織力を兼ね備えたチームが多く存在します。我々はチームとして、小さなことを疎かにせず、全員が自分の役割を認識し、それを実行できる組織作りを常に意識していますが、一部復帰を果たすためには、組織力に加え、選手一人ひとりの技術力や精神的な強さが不可欠です。

しかしながら、入部してから約3ヶ月が経過する中で、多くの部員が改善可能な技術に気づかず、それを見過ごしていることをしばしば目にします。先日、星谷監督は我々選手の前で「克己心」についてお話しされました。克己心とは自分自身に打ち勝つ心のことです。我々慶應義塾体育会バレーボール部の選手における克己心とは、各々が自身の弱さや自己認識の甘さに打ち勝ち、関東一部復帰に向けてその克服に取り組み続ける強い精神のことであると考えています。組織の一員として能力を高めていくために、我々は日々の練習前に自身の課題を他者に言語化して共有し、練習後にその課題についてフィードバックを行っています。改善可能な技術、チーム力を的確に改善していくためには、各自がより一層の克己心を持ち、自己改善を追求し続けることが求められます。与えられたトレーニングはバレーボールのどの動きに活かされるのか、与えられた練習はどのように試合で活かされるのか。実際に身体を動かしながら目的意識を持ち続けることは、決して簡単なことではありません。しかし、我々の日々の練習での意識ひとつが、試合の結果に大きな影響を与えることは間違いありません。私たち体育会生にとって、与えられた環境に感謝し、できることを最後まで全力でやり遂げること。これこそが慶應義塾体育会バレーボール部の活動の本質であると認識しています。

今後とも、チーム山元への温かいご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

乱文失礼いたしました。

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