女子 #日記

新たな挑戦

文学部3年  渡辺凜

日頃よりお世話になっております。

文学部3年の渡辺凜です。

桜の花が散る頃となりましたが、皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。新年度を迎え、日々落ち着かぬままに過ごしているこの頃でございます。

つい先日4/12(土)に、チーム2025初となる公式戦が行われ、春リーグが始まりました。チーム2025が発足してからのこの5ヶ月間は私にとって短いようでとても長くて悩んだ 5ヶ月でした。

年度の変わり目とともに、私は新たに「セッター」というポジションに挑戦しました。それまでの私は、特にポジションも決まっておらず、全てに対して中途半端になっていたような気がしていて、そんな自分がすごく嫌でたまりませんでした。そんな中、悩んでいる私に気が付いて声をかけてくださった未羽さん(商4)には本当に感謝しております。セッターに挑戦してみたいという気持ちはあったものの、なかなか言い出せなかったのです。あの時の未羽さんの優しい声がけがなかったら、今こうしてセッターというポジションで奮闘することはなかっただろうし、一生中途半端なままバレー人生を終えていたかもしれません。

しかし新たなポジションに挑戦することで、いくつもの大きな壁にぶち当たりました。これまでとはまったく異なる視点からチームを見つめ、試合の流れを司る立場に立つということ。仲間一人ひとりの動きや気持ちを瞬時に読み取り、どのタイミングで、どこへ、どんなトスを上げるのかを判断する——その一瞬一瞬の決断が、攻撃の成否を大きく左右することを痛感しています。

セッターというのは、目立つようでいて、実はとても繊細なポジションです。チーム全体の空気を読み、時には自分を押し殺してでも周囲を生かさなければならない。自分は点を取りに行く人間ではなく、その一点のサポートを全力でする。これまで「つなぐ」ということの本当の意味を、私は知らなかったのかもしれません。ですが、いざその立場に立ってみると、自分の未熟さが浮き彫りになり、思うように動けないもどかしさに、何度も心が折れそうになりました仲間の期待に応えたいのに、プレーが噛み合わなかったり、迷いがトスに表れてしまったり……そんな場面が積み重なるたびに、自分は本当にこの役目にふさわしいのかと自問するようになりました。これまで、練習をすれば結果がついてくると、どこかで信じてきた私にとって、いくら練習しても理想に届かない状況は、とても苦しく、悔しいものでした。そんな中で冬季休校が始まり、悩みは尽きません。自分がこんなにも不安と焦りに満ちていたのは、初めてでした。何度も逃げたいと思いました。しかしそんな私を支えてくれたのは、いつも一番応援してくれている家族、そして同じチームの仲間たちでした。一緒になって一つのことに対して精一杯打ち込める仲間がいることは、私の大きな支えとなっています。

うまくいかないことが続いても、自信を失いかけても、それでもバレーボールが好きだという気持ち、そしてこのチームの一員としてもっと成長したいという願いは、決して揺らいではいません。今はまだ、不器用な自分しか出せないけれど、それでも一歩ずつ、丁寧に、自分の足で進んでいきたいと思っています。苦しいこともたくさんあるけれど、その中にしか得られないものがあると、今は感じています。

春リーグも始まり、慌ただしい日々ではございますが、焦らず、自分らしく、この挑戦を続けていきたいと心から思っています。最後にはなりますが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。これからもどうか暖かく見守っていただければ幸いです。

長文乱文失礼いたしました。

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