平素よりお世話になっております。環境情報学部1年の岩間祥成です。日に日に寒さが身に染みる季節となり、冬の到来を実感する今日この頃でございますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
早くも4月1日に執り行われた入学式から7ヶ月が経過し、大学生活にも少しずつ慣れが生じてきました。私が所属する環境情報学部は、湘南藤沢キャンパス(SFC)に設置されていますが、今回の活動日誌では、この特異なキャンパスでの学びについて書かせていただきます。
SFCは、慶應義塾の全キャンパスおよび学部の中でも最も新しく設立されたものであり、その名の通り、神奈川県藤沢市の緑豊かな環境に位置しています。都心から約50キロ離れた、いわば田舎に存在しながら、キャンパス内には最新鋭のコンピュータやソフトウェアが導入され、豊かな自然と先進的なテクノロジーが融合した学びの場を提供しています。
SFCの特色の一つは、その多様性にあります。入試形態が多岐にわたることから、集う学生たちも十人十色です。最先端の研究を行う教職員のもと、学生たちは在学中から高度な研究や創作活動に取り組んでいます。さらに、起業、ボランティアなどの挑戦を行うなど、意欲に満ちた人々と触れ合える環境こそ、SFCの最大の魅力だと言えます。
私自身、入学当初は、自分の存在の小ささを痛感する場面が何度もありました。たとえば、ダニの生態を研究している人、起業して学費を自ら稼ぐ人、株式投資で成功を収めているトレーダー、DJ、ホスト、さらにはオリンピック選手、女優、バックパッカー、英語ディベート日本代表、80歳の生徒、ミス・ユニバース日本代表、そして数字と会話ができる人。このような多様性に満ちた人々を見る事で私がいかに平凡で、ただ流れに身を任せて生きてきたかを痛感させられました。
しかし、この環境に身を置いたことで、自分の視野が広がったとも言えます。もしSFCに来ていなかったら、これほどの刺激的な事をこの年齢で経験することはなかったはずです。今では、SFCに来て良かったと感じています。そして、いつか私も、彼らのように「面白い人間」、いうならば他者を惹きつける個性を持つ存在になりたいと思うようになりました。そのために、今はまず、自分のやりたいことを見つめ、全力で取り組んでいこうと思います。
全日本インカレまで残り1週間に差し掛かっています。4年生の先輩方にとって最後の大会となるこの舞台で、悔いを残すことなく最高の結果を得られるよう、自分にできることを見つめ直し、全力を尽くし、精進して参ります。
これからも引き続きご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。
乱文失礼いたしました。