男子

支え

卒業生  佐瀬琴美

日頃よりお世話になっております。
法学部政治学科4年の佐瀬琴美です。
早いもので、今年も残すところ2週間あまりとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私たち4年生は、12月11日の納会をもちまして、正式に慶應バレー部を引退いたしました。今までになく予定が入れられることに戸惑いつつ、練習の日々が恋しくなってきています。

さて、私がこの活動日誌を書くのも、最後となってしまいました。拙い文章ですが、どうか最後までお付き合いください。
まずはじめに、今までご指導ご支援くださった宗雲監督、村林部長はじめOBOGの皆様、本当にありがとうございました。
改めて振り返ってみると、4年前初めてバレー部の見学に訪れた日が昨日のことのように思い出されます。春高で男子バレーに憧れてこの世界に入りたい!とは思ったものの、何の実績もない私がやっていけるのかと、最初は入部を躊躇っていました。とても緊張しながら記念館を覗きに行ったことをはっきりと覚えています。しかし、練習をしている選手たちの様子を見た瞬間、不安を越えて、それでもこのチームの一員になりたいと強く思いました。あの日見学に行くことを後押ししてくれたクラスメイト、話しかけてくださった先輩方、連絡をくれた同期たちがいなければ、私は今ここにいなかったかもしれません。そして、中高のバレー経験が全く意味を持たないレベルの世界で、先輩アナリストと同じ仕事が務まるはずがない私に、それでもアナリストという居場所を作っていただけたこと、心より感謝しています。こう考えると、私が慶應バレー部での生活を始められたのは、既にたくさんの方の支えがあったからなのですね。まさか大学でこんな憧れのチームの一員として一緒に戦えるなんて、想像もしていませんでした。今は、入部を迷っていたあの頃の私に、自信を持って最高の4年間が待っていることを教えてあげたいです。

とはいえ、やはり経験の浅い中でアナリストの仕事を務めるのは容易ではありませんでした。先輩のようになれない自分がもどかしく、何をすればいいのか・何ができるのかが分からずに悩む時期もありました。時には、私ではない人がアナリストをした方がいいのではないか、むしろ足手まといになっているのではないか、そう思ったこともあります。そんな時、先輩方の言葉がとても大きな力になりました。色々な先輩に声をかけていただいて、私がどういればいいのか、少しずつ道を示してもらったように思います。ずっと甘えっぱなしでしたが、いつも笑顔にさせてくださった先輩方に何度救われたか分かりません。本当にありがとうございました。

先輩方が引退されて、だんだん後輩の方が多くなると、本当に後輩たちがかわいくてかわいくて仕方ありませんでした。全カレ前に、「大丈夫です、1日でも長く引退延ばしますよ」と言ってくれていた後輩がいました。全カレ後には、「琴美さんの最後の試合、出たかったです」と言ってくれた後輩もいました。他にも、後輩たちとの会話一つひとつ全てが、私の励みになっていました。(今思い出しても、うるっときてしまいます…)きっと気を遣って言ってくれていたのでしょうが、それでも、後輩みんなの何気ない一言で、今まで頑張ってきてよかったと強く思えました。

そして、特にこの一年間は、同期の頼もしさを強く感じた年でした。何度もミーティングを重ね、夜遅くまで話し合ったことも、今ではいい思い出です。私はアナリストの仕事ばかりでしたが、同期たちが4年生としてチームをまとめ、引っ張り、支え続けてくれました。自慢の同期です。

最後はちょっと先輩らしく…後輩のみんなへ。
私は4年間、本当にたくさんの人に支えられて過ごしてきました。納会でも言ったけれど、自分が気づかないうちに誰かの励みになっていることもいっぱいあるし、きっと思ってる以上に周りの仲間はすごく頼りになります。みんなは頑張りすぎちゃいそうだから、周りに頼ることも大切にしてほしいです。ありきたりな言葉でお恥ずかしいですが、、仲間の力ってすごいと私は思うんです。一人では決してできないことも、仲間とやれば個々が持てる何倍もの力を発揮できる。みんなで一つになって、助け合って、上を目指してね。ずっとずっと応援してます。言いにくいとか思わずに、何かあったらいつでも相談してね!笑

最初から最後までたくさんの人に恵まれて、本当に幸せな、一生忘れることのない4年間を過ごすことができました。何度大学生になっても、私はきっと慶應バレー部に入部すると思います。今までお世話になった皆様、本当にありがとうございました。

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