部員からの入部案内

大槻 晟己
総合政策学部3年
出身校:清風高等学校
入学方法:AO入試
バレー部の魅力
バレー部の魅力はチームの脳が学生と監督のどちらにもあることです。その一例として、練習メニューは選手が自分たちで決定しています。自分たちでチームの課題点などから強化が必要なポイントを洗い出し、練習に反映し、反省する。それを繰り返していくのはとても充実感のあるものです。本当の意味で自主的に選手が練習を構築しているという実感があり、高いモチベーションで活動することができます。
また、メンタルトレーニングにもチーム全体で取り組んでいたり、個々人で筋力トレーニングもしていたりと、競技力向上のために様々な工夫を行なっています。さらに、英会話の習得などバレーボール以外においても自己研鑽に取り組んでいる部員がたくさん在籍しており、刺激をもらうことができます。
慶應大学・バレーボール部に決めた理由
私が慶應大学のバレーボール部への入部を決めた理由は、高いレベルで文武両道が実現されていることです。自分が学生としての身分を終えた時、バレーボールだけをして生きてきた人間として社会に出るのか、それともバレーボールも学業も頑張ってきた人間として社会に出るのとでは大きな違いが生まれると考えたからです。
もちろんこの二つを頑張ったら完璧な人間になれるというわけではありませんが、少なくとも自分を高めていくことに関して複数の手段を持っていることは必ず自分にとって良い影響を与えると考えました。
他にも自主的な活動に魅力を感じたのも理由ですが、上の項目と重複する部分がほとんどなので割愛させていただきます。
勉強方法
AO入試を終えた時、自分の人間性や知識量、熱意、行動力、これまでの経験など、本当に隅々まで見られたように感じました。つまり、志望理由、語った将来像、今の想い、どこかに嘘があれば見破られるでしょう。そのため、入試に向けて作成する資料には必ず自分の本当の想いを表現し、本物の熱意を大学側に伝える必要があります。
まず、提出する資料は過度な誇張や脚色は避けつつも、自分の熱意を汲み取ってもらえるように丁寧に磨き上げる必要があります。なぜSFCに入りたいのか、そのために何をしてきたのか、自分がどんな人間なのか、どんな魅力を持っているのかを余すことなく伝え切る努力をしましょう。
そしてコロナの影響で受験の形式が変わっているかもしれませんが、面接があるのなら提出した資料をどこから突かれても明確に答えられるように準備をしなければなりません。
私が実際に面接の準備をするときに心掛けていたのは、自分のテーマの二回り外の話題までの知識を網羅しておくということです。イメージになってしまいますが、例えば家系図において自分をテーマの内容だと仮定すると父母(一回り外の話題)の情報について答えられるのは当たり前、祖父祖母叔父叔母(二周り外の話題)の情報まで把握しているという状態になって初めてSFCの面接の土俵に立ったと思った方が良いでしょう。
受験生にアドバイス
一つ前の項目で書いた通り、SFCの面接は30分と他学部や他大学の面接と比べかなり長いため、自分のテーマに関連した分野についてかなりの知識量がないとすぐに詰まってしまいます。これについては関連分野の本を読んだり、ニュースをチェックしたりするなど地道な努力が必要になります。
一方で、自分の熱意やテーマ、考え、感情についてはかなり鮮明にしておかないと、知識だけの頭でっかちになってしまい、結局何をしたいか聞かれたときにうまく答えることができなくなってしまいます。なぜSFCに入りたいのか、何がきっかけでそのテーマに関心を持ったのか、自分の中のぼんやりしたものをはっきりと言語化できるようにしないといけません。
しかし、このとき特定の文脈で覚えるようなことはしないようにしてください。SFCの面接はアナウンサーの就職面接ではありませんから、綺麗な正しい日本語で流暢に話す必要はないのです。多少言葉に詰まっても構いません。それよりも聞かれたことに対して、自分の心を覗きながら話せばどんなことでも答えられる、という状態にしておきましょう。
受験生に伝えたいこと
SFCのAO入試は厳しく、一筋縄で合格することはできませんが、自分を大きく成長させてくれる入試だと思っています。私も準備をする過程で、自分の中の新たな自分を発見したり、深く自分を知ることができたり、またこれまで知らなかった社会の問題について理解を深めることができたりと、とても充実した時間を過ごすことができました。
もし、受験しようか迷っている受験生の人がいれば、チャレンジすることをお勧めします。そして受験を決めた人は、自分を信じてやり切ってください。応援しています。

島田 航希
経済学部3年
出身校:慶應義塾高等学校
入学方法:内部進学
バレー部の魅力
大学バレーボール部の魅力は多様性があり、それらを尊重していることです。推薦で入学した人、一般入試で入学した人それぞれいる中で違う考え方や価値観を持った仲間と刺激し合いながら楽しく、そして勝つという共通する目標に向かって頑張っています。
みんながお互いを受け入れ、尊重することができることはバレー部の強みであります。もともとは部員同士赤の他人という立場ですが、試合に勝つとか、上手くなるとか、各々の目的に向かって頑張る過程で、濃い人間関係を作ることができる部です。
また、プレーヤー以外にもマネージャー、トレーナー、アナリストなど活躍できる色々なフィールドが用意されていることも大学のバレーボール部の魅力です。比較的少人数の学生が自主的に運営を担っている分、一人一人に責任や役割があり、それを自分で考える機会が沢山あります。
これまでの経験、実績関係なく話を聞き入れてもらえる環境が整っているため、萎縮することなく安心して自分の意見を述べることができます。今年の目標でもありましたが、正にアットホームな雰囲気です。
慶應大学・バレーボール部に決めた理由
私は小学校3年生にバレーボールを始め、その頃から夢見ていた春の高校バレーに出場するという目標がありました。そのためにはある程度バレーボールをする環境が整っている高校に進学する必要がありましたし、さらに自分のモットーである文武両道を最高峰の質で体現する慶應義塾高等学校に進学することを決めました。
大学バレーボール部に入部を決めた理由は、まず何事もレベルが高い環境で頑張りたかったことが前提で、また、大学の特色である様々なバックグラウンドを持った人たちと一緒にプレーすることができる環境に興味を持ったからという理由もあります。そして何より私が最も好きなバレーボールという競技で日本一を取りたかったからです。
皆が同じ「勝つ」という方向を向いているこの組織は私が入部する動機には十分であります。
受験生に伝えたいこと
名門校出身でなくても、バレーにブランクがあっても、一人ひとりが輝けるバレーボール部だと思います。『部活』だからこそ経験できる楽しさがあり、人としてすごく成長できる場所です。
慶應義塾大学は優秀な学生、面白い学生など多様性に溢れています。大学でもバレーボールを続けたい、もしくは携わりたいと意欲のある高校生のみなさん、慶應義塾大学の入口はそれで構いません。バレーボールをしたいけど、体育会はレベルが高いのではないかと不安に思う方もいるかもしれませんが自分の努力次第では充分に活躍できるチャンスはあります。入部を迷っている内部生の方々は現状大学に在籍しているOBに気軽に相談しても構いません。もし、入部した際には選手としてでもスタッフとしてでも大学バレーボール部は暖かく迎え入れます。