男子

いざ「日本一の組織」へ

法学部法律学科3年  一木 脩平

日頃よりお世話になっております。法学部法律学科2年の一木脩平と申します。
夏の日差しが眩しいこの頃皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は地元の縁日や花火大会などへ行き、夏を満喫する反面、日に日に太陽が沈むのが早くなることから、秋の訪れを感じています。
最近の私といたしますと、同期や先輩方と筋力トレーニングに励む日々が続いております。「アナリストがトレーニングする必要があるのか?」という声がちらほらと聞こえてきますが、試合会場で体格の良いアナリストが居たほうが、チームに厚みが出るのではないかと、個人的に考えたりもしています。

突然ですが皆様は「日本一の組織」とはどのような集団を想像しますでしょうか。例えば、全日本インカレで優勝したチームは「日本一の組織」なのでしょうか。私がこのように考えるようになったのは、早慶戦を終え秋リーグへ向けて、選手が個人のスキルアップのためにこの夏を過ごす中で、アナリストとして今一度「日本一」という目標を達成する上で、何が必要なのかと、疑問を抱いたことがきっかけでした。今に始まったことではないですが、やはり関東一部リーグに所属する他大学に比べて「選手層の薄さ」というハンディキャップはありますし、今後もそのハンデが続いていく可能性だってあります。しかしその「選手層の薄さ」は、一概にマイナス面だけとは言い切れません。選手・部員が少ない分、選手同士がコミュニケーションを密に取り、全員のモチベーションを保ちながら、質の高い練習ができるといった「組織力の高さ」を追求することが出来るのです。こうしてチームの目標である「日本一」を達成するためには、組織力を高め「日本一の組織」を作り上げることが必要不可欠なのだと気が付きました。

ここで私が思う「日本一の組織」を作り上げるための三箇条を伝えさせてもらいます。

一つ目は「馴れ合わない」ことです。ここで述べた「馴れ合う」と「仲良くする」は別物です。部員同士の仲が良いのは大いに結構。むしろ練習の雰囲気も上がるため大事なことです。ここでいう「馴れ合う」とは、練習に練習外の仲の良さを持ち出して、お互いに指摘・注意し合わなくなることです。このような状態になった組織が試合に勝てなくなるのは、少し考えただけでも皆がわかるでしょう。「馴れ合い」を捨て練習の中ではお互いに厳しく指摘しあう集団こそ、日本一にふさわしいのではないでしょうか。

二つ目は「先輩と後輩の関係性」の認識です。私自身も今年度から2年生となり、下級生ではあるものの、後輩を持つ身になりました。後輩は先輩の姿を見て成長していきます。先輩が適当な練習をし、緩い雰囲気を作ってしまうと、後輩は無意識のうちにそういった先輩の行動を真似してしまうでしょう。だからこそ先輩は、自分の行動姿勢が後輩に良くも悪くも影響を与えているのだと自覚し、振舞う必要があるのです。また上級生になるにつれ、チームの方向性や試合の結果という責任がのしかかってくることは明らかです。後輩たちは先輩たちがそういった責任を背負いながら戦ってくれているのだと認識するとともに、練習のムード作りや声出しなど、チームのエンジンという重要な役目を果たさなければならないのです。

最後は「全員が同じ方向を向くこと」です。これはありきたりで綺麗事のように聞こえるかもしれませんね。確かに、部員全員が毎日同じ目標に向かって過ごすことは不可能でしょう。きっとこの体育会バレーボール部に入部してきた動機だって皆違うはずです。しかし最終ゴールだけはぶらさず、全員が同じ方向に向かって努力しなければ、組織としてのまとまりがなくなってしまいます。だからこそ我々塾バレー部は、全員が今年の1月に打ち立てた「日本一」という目標に向かって、日々練習に励んでいるのです。その中に誰一人としてこの目標を疑っている人などいないと胸を張って言えます。

ここまで長々と「日本一の組織」になるにはという題材で述べてきましたが、これはバレーボールに限った話ではないと思います。この活動日誌を読んでくださった誰かに、少しでも良い影響を与えることが出来たらいいなと、心から願っております。

今後とも塾バレー部へのご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
乱文失礼いたしました。

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