女子 #日記

ベンチから見た景色

法学部政治学科卒業生  近重 佑奈

入梅とともに梅雨空が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。最近は雨続きで洗濯物が乾かないと嘆く同期が多い中、自宅に乾燥機のある私は普段と変わらず快適な日々を過ごしております。法学部政治学科4年、近重佑奈です。

4月より開幕した春季リーグ戦も終了し、早1ヶ月が経過しようとしています。結果は先週までのブログで主将の金子はじめ同期が綴ったように、3部12チーム中12位、4部降格となりました。慶應が3部に昇格したのは、私がまだ1年生だった頃の秋リーグ、吉田元主将(2020年卒)率いるチームでの出来事でした。4部のブロック内で全勝し、昇格を決めた瞬間を今でも鮮明に覚えております。そんな1年次より3年が経過し、自分たちの代となったチームでこのような結果に終わってしまったことを悔しく思います。3年前のあの瞬間を、今秋で見ることができるよう「至誠一貫」を最後まで突き通し練習に臨んでまいります。

本日は春季リーグ戦を通して私が感じていたことを書かせていただければと思います。

最上級生として、執行代として臨んだ初めての公式戦。今春のリーグに、私はマネージャーとして参加させていただきました。
普段はマネージャーではなく選手としてやっているのですが、この春はMのバッジを付けチームに貢献する手段をいただきました。そんな、最上級生のマネージャーとしてベンチから見えた光景は今まで見てきたなにものとも異なっていたように感じます。

今年のチームは下級生が主力となるチームです。試合にスタメンとして出場してるのは4年生7名中2名。スタメンとしてコートに立つ金子と倉員(里)はいかにしてチームを引っぱっていくか、上を目指していくか、常に考えていました。また、試合に出場していない私含め同期5名はどのような形でチームに貢献していくか、模索し試行錯誤してきたように感じます。

そんな中で私は、同期や後輩に、コート内でのびのびと安心してプレーしてもらいたい、試合に出る出ないに関わらず、部員全員がバレーに集中できる環境を作りたい、試合に出ていない後輩にも、「このチームに貢献している」という実感を得てもらいたい、プレーすることはできずとも、マネージャーとして何か一つでもチームの勝利に寄与したい、そして何よりも、このチームで、この21名のメンバーで勝ちたい、と2か月間強く思い続けておりました。

このような想いを抱えて臨んだリーグ戦、

マネージャーとしてベンチに入らせていただき、見えたのはチームメイトの熱い思いでした。チームを引き締め、統率する同期、絶えず声を出し続ける後輩、ベンチで的確な指示を出すチームメイト、距離はあれど声を枯らして声援を送り、運営にも貢献してくれたベンチ外のメンバー、そんな部員21名全員の熱い思いを、ベンチで見ておりました。

試合で同期や後輩が点を決める度、必死に追いかけたボールを繋ぐ度、自分がナイスプレーをした時よりも、自分が出場した時よりも、何にも代えがたい喜びを感じたことを覚えています。

マネージャーとして座ったベンチでの光景は今までのなにものとも異なり、思うところが多かったように感じます。チームメイトに安心感を与えられるように、どんな状況でもベンチでは笑顔を絶やさないように、得点に繋がる意味のある声をかけられるように、相手の穴を見つけ指示が出せるように、ベンチでは明るく選手を迎え入れるように、そんなことを頭では考えておりましたが、実際自分にできたことは少なく、「もっとああしていれば」という反省がありました。今後そうした後悔を残さず、チームに貢献するために、自分自身実力をつけ、日頃の練習から常に秋リーグを見据えてまいりたいと思います。

春季リーグ戦で見たベンチでの光景・点をもぎ取る喜び・ボールを落としてしまった悔しさを忘れず、自分なりの形でこのチームに貢献することができるよう、そして4部で勝利し3部昇格を果たすことができるよう精進を重ねてまいります。

また、3日後には東日本インカレを控えております。1回戦は北信越学連1部に所属する金城大学との試合となりますが、春季リーグ戦を経て練習してきた成果を出すことができるようにチーム一丸となって臨んでまいります。

今後もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

長文、乱文失礼いたしました。

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