男子

バレーボールができる喜び

経済学部卒業生  島田 航希

日頃よりお世話になっております。
経済学部2年の島田航希と申します。
師走の寒さが身にしみる頃ですが、今年も残すところあとわずかとなりました。12月に入り年の瀬だというのに新たな変異株が確認され、第六波が心配されます。ですが長らく我慢が続きましたのでコロナが落ち着いているうちに今年は、去年できなかったこと、例えば少人数で忘年会をしたりクリスマスパーティーをする方も増えることだと思います。皆様は年末の予定は立てられているでしょうか。
ついに、全日本バレーボール大学男女選手権大会(ミキプルーンスーパーカレッジバレー2021)が開幕致しました。本塾は無事一回戦目を突破し、次は大きな山場となる秋リーグの覇者日本体育大学と対戦致します。この活動日誌は時間の都合上日本体育大学と試合をする前に執筆しているため、この文書が公になる頃にはもう試合も終わっていることでしょう。個人的には試合結果だけ先取りしたいところであります。

さて、先日、現在フィンランドリーグでプロとして活躍されている野瀬将平先輩と現役部員でズームを用いて交流する機会がありました。現役部員がいくつか質問をして、それに野瀬先輩がお答えしていただくという形式でした。どの質問にも学生の私から出ない様な発想、観点からうんうんと思わず頷いてしまう様な納得させられる答えでとても勉強になりましたし、この方はバレー以外のことにも焦点を当てて常に考えて行動していらっしゃるなという印象を受けました。野瀬先輩の発言で私が印象に残っていることが二つあります。一つ目は、「海外では不便や不慣れなことはつきものだと覚悟していましたし、僕はバレーをするために、自分で海外に行くと決めたので、バレーさえちゃんとできれば良いと思った。」という言葉です。この言葉は今バレーボールに真剣に向き合っているか私自身を見つめ直すきっかけになりました。私はコロナの影響で対面授業に行ったことがないし、所謂従来通りのキャンパスライフというものを経験していないかもしれません。しかし、私は少なくとも何不自由なくバレーボール(勿論自律や人格形成を含めて)ができています。綺麗な体育館を始め、ボール・必要な器具があり日頃支え応援してくださっている保護者・OBOGの方々がいる、それだけで私は幸せであり充分です。今年のチームのスローガンである「日本一」になる目的はその環境への感謝を届けるために試合で勝利することであると気づくことができました。
野瀬先輩の印象に残ったお話の二つ目は適応能力についてです。海外で生活し、プレーしてらっしゃるということもあり、日本とは違った習慣や文化に面食らうことも多く、「諦める力が身についた」とおっしゃっていました。私は今この適応能力が足りていないなと分析しました。日頃の練習や練習試合で自分のコンディションがよかったら、誰々が出ていないからなどとついつい考えてしまう自分があります。そこは良い意味で諦めて今の自分が出せるベストを尽くすこと、いつもの自分と、周囲の環境が異なる中で何ができるかが一番重要なことだと考えさせられました。

最後になりますが、試合が出来る事が当たり前だと思わず、支援してくださっている全ての方々に改めて感謝申し上げます。年末ご多忙のおりではございますが、どうぞおすこやかに新年をお迎えになられますよう、お祈り申し上げます。それでは失礼致します

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